かせきさいだぁ
作詞家/ラッパー/ヒネモシスト/漫画家
誰にも頼まれずに執筆を続ける脱力系4コマ漫画「ハグトン」。
ハグトンの好物はカフェラテ(最近はソイラテ)だそう。

リリー・フランキー秘宝感

ザンジバルナイトin野音2011レポートザンジバルナイトin野音2011レポート

9mm Parabellum Bullet
9mm Parabellum Bulletがステージに現れると、客は一斉に立ち上がって歓声が上がり、ギターがかき鳴らされた瞬間に会場の熱気は一気にアップ。

その爆発的で破壊的な演奏は、会場のテンションを一瞬にして最高潮に持っていき、「Black Market Blues」では会場を踊らせ、沸かせ、会場はもはやその爆音に気持ちよく体を揺らすのみ、といった様子。ただただロックの血がふつふつと沸きあがってくるその圧倒的なライブ・パフォーマンスで、会場を最高に熱くし、ザンジバルナイトをロックの渦に巻き込んでいったのでありました。

渡辺俊美

ソロとしては初登場となった渡辺俊美。TOKYO No.1 SOUL SETの 「key word」など2曲を披露したあと、俊美さんの呼び込みでステージに登場したのは昨年のザンジバルナイトの際、急病で欠席となった渡辺俊美の代役としてステージに立った愛息・トーイくん。今年は「Innocent Love」を一緒に演奏するという親子共演となり、その愛あふれるトーイくんの歌と俊美さんのギターは、心に焼き付いて忘れられない光景となりました。


ラストは、福島への想いをまっすぐに歌った猪苗代湖ズの「I love you & I need you ふくしま」を熱唱。東日本大震災を受けて、故郷・福島への恩返しを込めて作られたこの曲。俊美さんの「みんなで歌ってくれませんか?」という声を合図に、野音にいる全員で大合唱となり、会場はあたたかい空気で包み込まれたのでした。


難波章浩

ご存知、Hi-STANDERDのフロントマンとして、90年代圧倒的な存在感を放った難波章浩さんが、ついにザンジバルナイトに初登場。難波さんがステージに登場すると野音全体のテンションが一気に変わります。野音の空気を一瞬で熱いライブハウスへと変えて、アグレッシブなパフォーマンスを見せていくステージ。「乗り越えてこいよー!」という難波さんの叫びで最前列の柵に押し寄せるファン。ステージに飛び乗る者も続出で、狂喜乱舞のステージに。あまりの暴れっぷりに「リリーさん、ごめんなさい」とMCでは謝りつつも、ステージも客も大暴れ。ハイスタの「STAY GOLD」を演奏すると、野音は絶叫の渦に包まれ、暴れる観客の姿は感動的ですらありました。そして、「マインドだけは、ぜってー負けんなよ!」と難波さんが叫んでラストの曲へ。大切なものが何なのかを、音楽から感じ取れるようなパフォーマンスでした。

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ザンジバルナイトとは?

リリー・フランキー率いるGunpowder inc.主催の音楽イベント。 ジャンルや形式にとらわれず、多彩なアーティストを迎えて定期的に開催しています。