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MATSURIラーメン「ラーメンことはじめ」その壱

 ロックバンド、ZAZEN BOYSで強烈な個性を放つボーカル・ギターの向井秀徳氏が幼少期から一環して食べ続けているのがラーメン。佐賀で育った向井さんにとって、ラーメンは単なる食べ物を超え、生活に欠かせないものとのこと。今では自らダシを取り、オリジナル・ラーメンを作るにまで至っているそうです。今回は「ロックンロールニュース・年末年始特別企画」と題して、向井さんとラーメンにまつわる話、オリジナル・ラーメン(MATSURIラーメン)制作過程、そのラーメンを試食した際の採点までを3回に分けて紹介します。其の壱の今回は、向井さんの「ラーメンことはじめ」です。この寒い時期に読むと、特にお腹が空いてきてしまうかも(?)。

取材:松田義人(deco) 写真:近藤彩子(deco)

■インスタントと言えば「マルタイ」

向井秀徳氏

RRN 向井さんが最初にラーメンを食べたのは?

向井 うーん……僕が最初に食べたラーメンがナンだったかは覚えてないですけど、最初はインスタントラーメンにハマってたんですよ。

RRN それはいつですか?

向井 インスタントにハマってたのは小学校の低学年ですね。

RRN いわゆるカップラーメンですか?

向井 いや、カップラーメンじゃなくて袋入りの即席麺ですね。 僕は九州なので、インスタントと言えば「マルタイ」です。これは今でも最高に好き。ベスト・オブ・ラーメンです。あと、小学校4年生くらいのときに、「チキンラーメン」の生卵を入れるテレビCMも観たけど、あれは「気持ち悪そう」と感じた記憶がある。

RRN 気持ち悪そう(笑)。

向井 今観れば「ウマそう」と思いますけど、当時はそう思ったんですね。だから、やっぱり「マルタイ」ばっかりでした。

向井秀徳氏 RRN じゃあカップラーメン・デビューは?

向井 確か「激めん」だったと思います。

RRN  「激めん」っていうカップラーメン? どんなカップラーメンですか?

向井 最高にスパイシーなラーメンで、これも好きだった。あとは普通に石立鉄男の「エースコックわかめラーメン」とか。普通に「カップ・ヌードル」とかも食べてましたね。

マルタイ
マルタイ
1947年、泰明堂として福岡県で製麺業を始め、棒状のインスタントラーメン「マルタイラーメン」を1959年に開発。現在では九州地方だけでなく、全国のスーパーで購入できるようになった。

チキンラーメン
チキンラーメン
日清食品創業者の安藤百福氏が自宅に作業小屋を建てて、天ぷらの食感をヒントにして生まれた。この商品開発以降、「ラーメン」という言葉が国民に定着した。

激めん
激めん
マルちゃんの商号で有名な東洋水産が1978年に発売したカップラーメン。隠れたヒット商品で、シリーズには定番のワンタンメンの他、カツカレーラーメンなども発売された時期もあった。

エースコックわかめラーメン
エースコックわかめラーメン
大阪のインスタント・ラーメンの大手、エースコックが開発。テレビCMに石立鉄男を起用し、国民に定着させた。

カップヌードル
カップヌードル
1971年発売。言わずと知れた日清食品の大ヒット作。1972年の「あさま山荘事件」で機動隊員らが極寒の中、食べていたことでヒットに繋がったのはあまりにも有名。


■ラーメンが食べられず泣きわめいた幼少期

RRN お店でラーメンを食べたのは?

向井 小学生か幼児の頃かは定かではないんですけど、佐世保に「大阪屋」っていうラーメン屋さんがあるんですよ。「そこがウマい」って兄貴に連れられて、初めてトンコツを喰った。

RRN 向井さんが暮らした佐賀から佐世保って遠くないんですか?

向井 うちの母方の地元が佐世保だから。博多まで映画を観に行ったついでに行ったりとかはよくしてましたよ。その初めてトンコツを喰ったときの感想は「うわぁ、すっごい濃い」と。今はすごい好きなラーメン屋さんですけど、そのトンコツが子供だった僕にはパンチが強過ぎたのを覚えている。あと、やっぱり小学生の頃に、豪華な円卓があるような中華料理屋にたまたま家族で行ったんですよ。円卓のそういう店って初めてだったからメニューを見てもよくわからない。とりあえず「ラーメン」っていう文字を見つけて安心してそれを頼んだんです。当然、「出前一丁」みたいなラーメンを期待するじゃないですか。そしたらですね、今でいう汁ナシ坦々麺みたいなものが出てきた。麺の上に肉だけが乗っているような。僕はこのときすごい泣きわめいた。

RRN 「これは『出前一丁』とは違う」と(笑)。

向井 もう泣いて泣いて(笑)。そういうショックな思い出もあります。

大阪屋
大阪屋
佐世保を代表する老舗ラーメン店。自家製麺と濃厚スープが味わい深い。
(住所)長崎県佐世保市下京町9-1













出前一丁
出前一丁
1968年発売。オーソドックスなしょうゆラーメンだが、その味は日本のみならずアジア全域ででも大ヒット。特に香港では即席麺の約5割が本商品(シリーズ全体)という。


■向井秀徳のお勧め久留米ラーメン店

向井秀徳氏

RRN そういうトラウマがありながら、お店でのラーメン……九州のいわゆるトンコツラーメンを好んで食べ始めたのは?

向井 中学・高校くらいから久留米ラーメンを食べに行くようになりました。まぁコッテリしていますよ。

RRN 九州に行くと、東京で食べるトンコツラーメンとの違いに免を喰らいますよね。

向井 そうそう。最初は兄貴に連れられて、そのうち友達と食べに行ったり。高校を卒業したら、今度は熊本までバイクで食べに行ったりしてました。

RRN 当時の向井さんお気に入りのお店は?

向井 久留米ラーメンなら、発祥の店と言われている「南京千両」です。

RRN 「南京千両」は有名ですよね。

向井 うん。ただ、「南京千両」は何店鋪かあるんですけど、味がそれぞれ違う。中でも西鉄久留米駅の裏側にある「南京千両」は本当にもう今でもすごい好きですね。

RRN 「南京千両」もいわゆるオーソドックスなトンコツラーメンですか?

向井 いや、九州のラーメンはストレート麺ですけど、その店の麺は少し縮れている。そして、細切りにした焼豚が乗っておる。これがウマい。

RRN ほかにはありますか?

向井秀徳氏 向井 あと、久留米なら他にも「大砲ラーメン」とか「大龍ラーメン」も美味しいですよ。あと、「満州屋」も。ここは餃子が旨い。あと、「潘陽軒」っていういつツブれてもおかしくないようなボロ屋のラーメン屋さんがあるんですけど、ここもなかなかクラシックな味がして好きですね。

南京千両
南京千両
1937年、九州初のラーメン屋台として創業し、トンコツラーメンを定着させた。現在では数店鋪を展開。向井さんのお勧めは西鉄久留米駅からすぐの「南京千両 屋台」。
(住所)福岡県久留米市東町、熊本ファミリー銀行付近

大砲ラーメン
大砲ラーメン
1953年創業。「いいスープが出来た日は親父の口数が増えた」というエピソードにもあるように、九州ラーメン創成を担ったラーメン屋さん。数店鋪を展開。
(本店住所)福岡県久留米市通外町11-8

大龍ラーメン
大龍ラーメン
国産のトンコツだけを使ったスープはコクがまろやか。もちろん、麺や具材にもこだわったトンコツラーメン。
(花畑本店住所)福岡県久留米市西町1434-1

満州屋
満州屋が一番
トンコツラーメンの人気店。2007年には「ラーメン改善宣言」と題し、メニューの改善を行った。九州以外にも数店鋪を構え、通信販売も積極的に展開。
(本店住所)福岡県久留米市日吉町13-7

潘陽軒
潘陽軒
1948年創業の老舗ラーメン屋さん。ツルツルとした麺と濃厚なスープが美味しい。スープは季節や天気によって微調整されるという徹底ぶり。
(住所)福岡県久留米市六ツ門町7-59


■東京には九州ラーメンがなかった

RRN 九州と聞くと、どうしても博多・長浜のラーメンが思い浮かびますが……。

向井 バンドを始めて、博多のほうへよく行くようになって、当然ラーメンも食べてましたけど、やっぱり久留米に比べればパンチが弱い。麺も細い。食べ応えがない。久留米ラーメンは一応トンコツラーメンのオリジナルと言われているんですけど、それに比べると、長浜系はあっさりしてるんですよ。やっぱり市場がすぐ近くにあって、チャッチャチャッチャやらないといけないから、そういう味になったんだと思いますけど。だから、博多のラーメンだったら僕はあえて長浜系とは違う「しばらく」っていう店で食べますね。そこは美味しいですよ。

RRN やがて向井さんはバンドで全国を回るようになり、上京し……。

向井 そう。東京に来てまず哀しかったのが自分の口に合うラーメン屋がないということ。

RRN 九州には東京式のラーメン屋さんはなかったんですか?

向井 ほぼない。本当にない。たまに出来てもすぐツブれる。だから、東京に来た頃あの西鉄裏の「南京千両」が夢に出てきて、起きたら枕が濡れていた……なんていうこともありました。

RRN それは涙ですか、ヨダレですか。

向井 両方でしょうね(笑)。

しばらく
しばらく
1953年創業。創業当時、「知り合いが多いので儲かるかと思いきや、食べに来た知り合いからはお金が取れず掛け倒れ」というエピソードも。九州以外にも数店鋪を展開。
(本店住所)福岡県福岡市早良区西新1-11-28


■スープ見せちゃり事件

向井秀徳氏

RRN 以前、向井さんから「渋谷のラーメン屋でキレた」話を聞いたことがありますが。

向井 あれは非常に悲しい思い出ですよ。

RRN 悲しい思い出(笑)。

向井 僕は一時期、渋谷まで自転車で数分で行ける距離のマンションに住んでたんですけど、夜中にすごいお腹が空いたことがあって。「渋谷まで行けばなんか喰えるやろう」と、自転車をこいで行ったんですよ。そこで某「博多●●」というラーメン屋さんがあって。なんか名前がウサン臭いけど、腹も減ってるし、そこに入ったんです。すると、もういきなり若い店員2人組がベチャクチャ喋りながら、ダラダラやっとる。それで「大丈夫かなぁ」と思ったんですけど、もやしラーメンを頼んだ。それで出てくると、もやしラーメンのはずが、もやしが乗っとらん。そしたら片方の店員が気付いて「悪ぃ悪ぃ」みたいな感じで、そこからようやくもやしを茹で始めるわけです。まぁそれでも美味しければまだ良いんですけど、麺、もやし、焼豚……全部のアイテムが腐り果てたような味がするわけです。「洗い物のカスが入ってるんじゃないか」くらいのマズさ。「これは喰えん」と一口食べて席を立ったんです。そしたら店員が慌てて「何かお口に合わなかったでしょうか」って言うからもうキレて。「スープ見せちゃり! これスープはなんば使っとっとか?」と言って厨房に入っていった。

RRN すごい(笑)。

向井 あまりの悲しさについ声を荒げてしまったという話ですけど。あれは悲しかった。

■トマトラーメン事件

向井秀徳氏

RRN あと、トマトラーメンでキレた話もありますよね。

向井 ちょうど、その「博多●●」でキレたのと同時期ですね。ちょうど駒場東大のすぐ近く、山手通りが入ってすぐのところに「ラーメン山手」という店がある。そこに食べに行こうとしたら、もう夜中で終わってたんです。でも、もうラーメンのスイッチが入ってるから、とにかくラーメンを喰わないと気が済まん。それで、ふと近くを見たところ、小さな店で「ラーメン」っていう看板が出ていたのでその店に入ったんですよ。店主はバンダナを巻いたオッチャンで、いかにも「ラーメン好きが高じて脱サラした」みたいなノリ。まぁそれはいいんですけど、僕は普通にしょうゆラーメンを頼んだんですよ。そしたら店主が「……しょうゆラーメン、やめときな」って言ってくる。

RRN なんでまた(笑)。

向井 「若い奴はトマトラーメン喰いなよ」って言うんですよ。それで僕はカッチーンときて。「アンタ、しょうゆラーメンって子供からお年寄りまで食べるもんでしょうが! ラーメンに『若い奴』とかそんなん関係ない!」ってキレて。

RRN ガハハハハハ(爆笑)。

向井 あれは頭来た。そしたら、その店主は「ハイハイ」みたいな感じで、厨房の奥に引っ込んで。その後、奥さんが出てきて、しょうゆラーメンを出してくれたんですけど。

RRN 味は?

向井 普通にウマかったですけどね(笑)。

らーめん山手
らーめん山手
トンコツなのに、どこか上品な味がするラーメン。自家製麺はコシがあり、ツルツルと何杯でも食べられそうな食感。
(住所)東京都渋谷区富ヶ谷2-21-7


■九州ラーメン以外への理解

RRN 前後しますけど、東京ラーメンを食べられるようになったきっかけは?

向井 あるとき、「東京に来て九州ラーメンを探してるからイカンのだ」と思いまして。「ここは東京だから、東京ならではの東京ラーメンでウマい店を探そう」と思い立ったわけです。それで「荻窪に美味しい店が多い」という話を聞いて、まず「春木屋」に行ったんですね。これがね、本当に涙がチョチョ切れるくらい感激した。「これはウマい。こんなウマいしょうゆラーメンを、喰ったことない」と。それで九州ラーメン以外も食べるようになったんです。それまでは「九州ラーメン以外はラーメンじゃない」くらいの変な感じも持ってたけど(笑)。それからはツアーで全国に行くたびに、その土地土地のラーメンを食べる楽しみが出来ました。

RRN 各地方のお勧めはありますか? 特に向井さんが行く度に必ず食べるラーメン屋さんとか。

向井 それはいっぱいありますよ。まず北海道・札幌なら「めん三郎」。eastern youthの吉野さんから教えてもらったラーメン屋さんですけど、ここの味噌ラーメンが「ザ・味噌」という感じで最高ですね。ショックを受けました。あと、札幌で言うと最近は「千寿」っていう店も好き。その土地で育ってきた味噌ラーメンの文化を感じます。それとは反対に、旭川ラーメンになると、ちょっと九州ラーメンのムードがあったりして、これも好きなんですけどね。

RRN 北海道なのに九州のムードがするなんて不思議ですね。

向井 不思議ですよね。なんで旭川にトンコツ系の濃厚なスタイルが出来たのか。あと、岡山も京都も徳島も。一時期、僕は九州からラーメン職人が地方に分散して、その作り方を広めて行ったんじゃないかと思ったこともありました。

春木屋
春木屋
東京・荻窪ラーメンの老舗。毎朝6時から仕込まれるスープ、麺は従業員全員でその都度チェック。日本そばの趣も感じられる東京ラーメンを代表する店の一つ。
(本店住所)東京都杉並区上荻1-4-6


めん三郎
めん三郎
長野県から取り寄せた厳選味噌に10種類のスパイスを混ぜ合わせた秘伝の自家製味噌が美味しい。スープはゲンコツと少量の野菜を7時間煮込んだものを使用。麻生区から東区に移転した今も大繁盛。
(住所)北海道札幌市東区北42条東2-3-1

千寿
千寿
味噌が強烈なアタックを放つ札幌の人気店。もちろん、味噌ラーメン以外にも、塩やしょうゆも人気。トロトロの焼豚や半熟煮卵など、具材も仕事が繊細。
(住所)北海道札幌市中央区大通西8-2-39 北大通ビルB1


■幻となった岡山ラーメン

RRN 徳島や岡山のラーメンはあまり聞いたことないですね。

向井 ウマいですよ。徳島だったら「ラーメンショップ」。あと、岡山だったら「丸天中華そば」。この店はもうなくなったですけど、最高にウマいしょうゆトンコツで。岡山でライブをやった晩、「腹も減ったし、『丸天中華そば』を喰いに行こう」と思って1人で行ったんですよ。「楽しみだー」と思って行ったんだけど、お店が近付いてくると電気がついてない。「おかしいなー」と思って店の前に来たらシャッターが閉まってるんですよ。そこには「店主逝去のため、閉店いたしました」という貼り紙があったんです。「継ぐ人がいなかったんだな、残念だ……」と思ったんですけど、よく見ると、その貼り紙の回りにブワーっと寄せ書きがあるんですよ。「ウマかったよ」とか「安らかに」とか「ありがとう」とか。「丸天中華そば」に対する感謝の言葉が書いてあった。それを見てジーンと来ましたね。「愛されていたんやなぁ」と。

RRN それで向井さんも書き込んだ?

向井 いやジーンとしただけで書き込まなかったけど。でも、写真は撮りましたよ。

徳島ラーメン
徳島ラーメン
四国・香川の名物、うどんに対して、徳島の麺文化はラーメンのほうが主流という。基本的にしょうゆラーメンのみだが、甘辛く煮た豚バラ肉が乗っていたり、生卵が乗っていることも。。

そばの店 丸天
そばの店 丸天
岡山ラーメンの老舗。鶏ガラベースの昔ながらのしょうゆラーメン。本文中、向井さんのコメント通り、店主逝去のため一度閉店したものの、2007年に復活。
(住所)岡山県岡山市駅前町2-2-4


■ショッキングな弘前ラーメン

RRN でも、地方のラーメンだと、あの東京に来たばかりのことと同様に、とんでもない思いもされたことがあるんじゃないですか。

向井 ある(笑)。青森の弘前っていう町に「たかはし」っていうラーメン屋さんがあって、ここは本当にビックリした。ショッキングだった。完全に魚ダシなんですけど、サバの味噌缶があるじゃないですか。あれをそのまま全部入れたような感じなんですよ(笑)。もうウマいマズいとかを通り越した味でしたね。ビックリしたなぁ、あれは。「まさか!」と思いましたよ。ただ、あれはあれで好きな人はすごい好きなのもわかる。ショッキング・ラーメンでしたね。

RRN バンドのツアーで全国のラーメンはだいたい食べましたか?

向井 だいたい食べたと思いますよ。ラーメンは各地どこにでもありますから。「絶対にラーメンがない県」っていうのは僕の行った限りでは仙台くらい。仙台っていうのはラーメンない、何故か。福島にも秋田にも山形にもあるのに、仙台にだけない。あと、名古屋でもラーメンを喰ったことがない。名古屋には薬膳ラーメンとかがあるそうですけど。

たかはし中華そば店
たかはし中華そば店
青森・弘前で魚介ダシスープと言えばここ。強烈な魚介ダシに中太の若干縮れた麺が個性的。好き嫌いがハッキリ別れるというが、熱烈なファンが多い。
(住所)青森県弘前市撫牛子1-3-6


■MATSURIラーメンの構想

向井秀徳氏

RRN ラーメンをこよなく愛している向井さんが、「ロックンロールニュース」のためにラーメンを作っていただけるとのことで。とても楽しみにしています。

向井 ラーメン・スープは前に作ったことあるんですよ。もともと料理はあんまりしなかったんですけど、バンドで練習が終わった後なんかに「MATSURI鍋」っていう鍋でダシを取るようになって。それが面白くなって、ラーメン・スープも作るようになったんです。

RRN ちなみに、今回「ロックンロールニュース」用に作っていただけるラーメンはどんなものですか?

向井 広島駅の立ち食いそば屋にウマいしょうゆラーメンを出すところがあったんですよ。本当にウマかったんですけど、ここもなくなってしまって。だから、今回はそれを再現したいなと思いまして。

RRN 向井さんだから九州ラーメンかと思ったんですけど。

向井 うん。でも、あれは時間もかかるし、ズンドウもデカいのが要りますから家庭では無理がある。とは言ってもその広島駅の立ち食いそば屋のラーメンも、ちゃんとウマいんですよ、Wスープで。だから、それを今回は再現したいと思っているんです。

向井秀徳(ZAZEN BOYS) 向井秀徳
(ZAZEN BOYS)
1973年生まれ。佐賀県出身。NUMBER GIRLを解散した翌年、2003年にZAZEN BOYSを結成。バンド活動と並行して「向井秀徳アコースティック&エレクトリック」なるソロライブも行っている。


■ZAZEN BOYS NEW SINGLE■
『I Don't Wanna Be With You』
ZAZEN BOYS
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 というわけで、向井秀徳さんが実際にラーメンを作ります。その名も「MATSURIラーメン」。どんな行程を経てラーメンが完成していくのか、そしてその味は果して……。
(「向井秀徳・MATSURIラーメン VOL.2は2007年12月29日頃アップ予定です)