ロックンロールニュース



 9月2日まで「東京タワー」Foottownにて開催中の「おでんくん・でんでんぱーく」。おでんくんをテーマにしたキッズランドですが、この夏休みはおでんくんマニアのキッズたちで大盛り上がりが予想されます。

 開館後すぐに「RRN」編集部も駆けつけ、その様子をレポートしてきました。右を見ても左を見ても、おでん村の仲間たちがいっぱいの「でんでんぱーく」、行かないと損ですよー、でんでん!



一際目立つ、会場入口

 「東京タワー」の正面入り口から入ると、左手に一際目立つおでんくんのオブジェが! これなら迷子になることもありません。ここからおでんくんの世界が始まります。


「東京タワー」正面入り口よりすぐです!


なんと実物大のおでん屋台も!


入り口付近のお鍋の中からは、
おでん村の住人たちの声が!



レゴ作品展示!

 入口脇には、普段リリーが大事に机に飾っている、おでんくんのレゴ作品(作:小林亙/kobachan 株式会社アーニス・サウンド・テクノロジーズ)がズラリ! 会場に来たキッズも欲しそうにジーっと見ていました。さらにその向かいの「でんでんショップ」ではおでんくんグッズの数々が購入できます。全部欲しい!


レゴで作られたおでん村の住人たちが展示されています。


続いて、でんでんショップ。


おでんくんグッズの数々を購入することが出来ます。


お鍋のゲートをくぐって……

 お鍋のゲートをくぐると、いよいよおでんくんの世界が! かわいいお姉さんに入場料(300円)を払って入ります。


かわいいお鍋のゲートをくぐって中へ入ってみましょう。


かわいいお姉さんが迎えてくれます。入場料は300円!


スタンプを押しておでん村の住人を

 会場に入ると、あちこちに「でんでんスタンプラリー」のスペースが! 「でんでんステンプラリーブック(200円)」を購入し、各キャラクターのページにペタンとハンコを押しましょう。もちろん、自前のノートに押しても大丈夫です。


ちゃんと押せたかな?


1時間ごとにおでんくんが登場!

 「おでんくん時計」では1時間ごとに第1話オープニングの壮大な音楽が流れて、おでんくんの家からおでんくんが登場! おでんくんのシルエットが施された時計がとってもかわいいです。また、広場スペースにはキッズとの記念撮影のために、実物大のおでんくんも登場。おでんくんと一緒に、撮影と握手が出来ちゃう貴重な体験が出来ます。


「おでんくん時計」は1時間ごとに仕掛けがあります。


おでんくんと記念撮影!
(年賀状に使える写真が撮れちゃうかも)



お家を訪ねてみましょう


 なんと、たまごちゃんやだいこん先生の「お家」まであります。それぞれの「お家」へ訪ねていき、足を踏むと、お家の中から本人が出て来ちゃうかも!?


お家を訪ねると、お家の中から本人が!?


ボールを穴に入れると、声が!

「フワフワ」スペースでは敷き詰められたボールを、穴に見事投げ入れることが出来ればどこからともなく、ジャガーや神様の声がします。みんなで仲良く遊びましょうね。


穴の中に上手にボールを入れたら声が聞こえます。


休憩スペース

 は〜、これだけでも十分な「でんでんぱーく」。ちょっと疲れた方のために真ん中には休憩スペースもあります。しかーし! おでん村の住人たちが描かれた積木クッションがあり、キッズたちは休ませてもらえません! どこまでも楽しい「でんでんぱーく」です。


クッション積み木があるので、
この休憩スペースでも遊べちゃいます。



DJブースでおでん村ラップバトル!

 一息ついたところで、今度は「ジャガーのDJバトル」コーナーへ行ってみましょう! ここでは、おでんのターンテーブルや、おでんのお皿でDJプレイが楽しめます。おでん村の住民たちのヴォーカルと一緒にレッツ・ダンシング!


「ジャガーのDJバトル」コーナーに行くと……。


なんと、ターンテーブルもおでん鍋!


創作コーナーも

 さらにはキッズの創作意欲を高める「ペタペタ焼き」コーナーも。版に合わせて色を塗って会場のホットプレートで焼けば、1人1人のオリジナル・おでんくんの完成です(ガングロたまごちゃんとウインナーくんもあります)。小さいキッズはママやパパに手伝ってもらっていました。完成品は持ち帰って窓ガラスにペタペタはって楽しんじゃおう。


専用の絵の具を使って、楽しく作りましょう。


ステンドグラス風おでんくんの完成!


そして、メイン・アトラクション!

 そしてメイン・アトラクションの「でんでんとれいん」。かまぼこ犬&おでんくんと一緒に、おでん村へ出発〜!!


「でんでんとれいん」はおでんくんの世界へ、
優雅にいざないます。



 さぁ、いかがでしたでしょうか、「おでんくん・でんでんぱーく」。おでんくんと一緒に遊んだ後は「東京タワー」に登って東京を眺めるなんていうのもオツかもしれませんよ。老若男女、誰でも楽しめると思いますので、是非足を運んでみてください!

○日時 7月14日(土)〜9月2日(日)

○時間 平日 10:00〜18:00(受付は17:45まで)
    土・日・祝日 10:00〜19:00(受付は18:45まで)

○会場 東京タワー(東京都港区芝公園4-2-8)
    フットタウン1F特設会場

○料金 大人・こども共通300円(2歳以下は無料)

○お問い合わせ 東京タワー営業企画室 03-3433-5111(代)



(C)リリー・フランキー (C)Oden to the people

 数多くのアーティストの中でも、オリジナルグッズが最も多く、しかもどれもカッコ良いアイテムばかりを展開しているアーティストといえば、間違いなく、CRAZY KEN BANDでしょう。
 RRNでは、CRAZY KEN BAND・横山剣さんに「ハマの物欲」「オリジナルグッズの極意」について、アレコレ教えていただくことにしました。
 今回はいよいよ後半です。CRAZY KEN BANDがこれまでに作成した貴重なアイテム、現在購入可能なグッズについての開発秘話を沢山伺いました。

聞き手:BJ(ROCK'N"ROLL NEWS) 編集:松田義人、近藤彩子 写真:川島小鳥

■CKBセクシーサック




CKBセクシーサック


リリー製「HIV撲滅」キャンペーンのコンドーム

RRN これはなんですか。

 コンドームですね。

RRN この「黒い巨塔」っていうのがいいですね(笑)。アニエスベーさんがHIV撲滅キャンペーンで制作したコンドームにリリーが参加したんですけど。(と言って差し出す)。

 へ〜。リリーさんのコンドームは不二ラテックスですね。うちは中西ゴム。

一同 (笑)

RRN こういうコンドームを持っていると出しやすいですよね。人の責任に出来る(笑)。

 生々しくないですよね。「なんで、こんなもの持ってるの?」「いや、うちの製品なんだよ」とか「リリーさんに貰ったんだよ」って言えますから(笑)。

RRN そうですよね(笑)。きっと、若いCRAZY KEN BANDファンは絶対喜んでますよ。「剣さん、ありがとう!」って(笑)。パッケージも小さくていいですね。何個入ってるんですか?

 2枚入ってます。どうぞお使いください。

RRN ありがとうございます(笑)。



■クケバニットキャップ・クケバ(半袖Tシャツ)

RRN このコンドームにも書いてある「クケバ」。これはCRAZY KEN BANDの「ク」と「ケ」と「バ」を取ったもの。

 「誰もそうは呼んでくれないだろうな」っていう(笑)。

RRN 「CKB」だと見ただけでパっとわかるんだけれど、「クケバ」じゃ一瞬わからないですね。

 そうそう。そこが良いかな、と。それで作ってみたのがこのニットキャップ。夜這い用ですね。

一同 爆笑

 冗談ですよ(笑)。スノボーやスキーのときに被ってもらえればと。あとはTシャツも。

RRN このニットキャップ、Tシャツはカッコ良いですね(笑)。あと、Tシャツと言えば、凄かったのが「残尿感」。


クケバニットキャップ(front)


クケバニットキャップ(back)


クケバ(半袖Tシャツ)


■残尿感(半袖Tシャツ)


残尿感(半袖Tシャツ)

 周りのスタッフ全員から猛反対されました。でも、俺は「売れる売れないじゃなくて、これはランドマークとして必要なんだ」って説得して(笑)。なんでも残尿感があるのがいいじゃないですか。本当はヨコワケ・ハンサムのイメージで、スカっといきたいところなんですけど、「後味を残して終わる」っていう不条理なところも俺は好きなんです。なんて言ってますけど、このTシャツを作ったときも「コレでTシャツ作れ!」って電波がきたんですよ。よく子供がガード下の壁に「SEX」とか「マ○コ」とか書きますよね。そういう感じで、本当は何も考えてない。

一同 (笑)

RRN でも「残尿感」っていう字面が不思議とかっこいいですよね。文字としてキマってる。外国の人はカッコいいと思って買ってると思いますよ。



■エロ社長

RRN このTシャツもシブいですね。

 これはCRAZY KEN BANDのライブ映像をやってくれてるワカイ君という人がいるんですけど、そのワカイ君の知り合いが描いてくれたものです。

RRN CRAZY KEN BANDグッズは様々なアーティストの方ともコラボレーションされてますね。

 そうですね。作家さん、他のブランドさん。あとはお客さんからいただいた提案をそのまま採用することもありますし結構やってます。ブランドで言えば、これもそうです。


エロ社長(半袖・長袖Tシャツ)


■横山剣 x overrideコラボハット




横山剣 x overrideコラボハット

 これはステージで使っているのと同じなんですけど、客席を見たら結構真似している人が多くて。それで「じゃあ、お客さんにも……」と思っていた矢先に、雑誌『ポパイ』から「『override』さんとコラボしませんか?」っていうお話をいただいて実現したという。『ポパイ』のお話がなかったらちょっと難しかったんですけどね。

RRN ファンの方は絶対にこの帽子は欲しいですよ。ファンの方は剣さんのファッションは細かくチェックしていると思いますから。



■PORTERxCKB GALAXYショルダー(GOLD,BLACK)

RRN これはPORTERとのコラボレーションですね。

 原型はPORTERでもともとあったものなんですけど、「ビルマの竪琴」みたいな感じがいいなと思って。あと、個人的に金色のバッグが欲しかったので。

RRN 金色のバッグって女性用はよくありますけど、男性用は少ないというか殆どないですもんね。

 ないんですよ。でも、作ってみたら男の人には黒がよく売れたみたいですけど(笑)。

RRN それから、ゲットしておきたいのはZiPPO。


PORTERxCKB GALAXYショルダー(GOLD)


PORTERxCKB GALAXYショルダー(BLACK)


■CKBオリジナルZIPPO


CKBオリジナルZiPPO ver.2


CKBオリジナルZiPPO ver.3

RRN これはちゃんとナンバリングもされててファンはもちろん、ZiPPOファンにもたまらないでしょうね。

 今はタバコを吸う人が少なくなったんで記念品って感じですけど、やっぱりZiPPOは持っていたいですよね。

RRN それから変わったところでは横山自動車粗品カレンダー2007。



■横山自動車粗品カレンダー2007

 これは2007年の卓上カレンダーです。昭和のカー雑誌『ザ・モーター』とか『カートップ』とかそういうモータースポーツ系の本とかのやるせない、はかない文字で、ちょっと版ズレがあるようなそういう感じを再現してます。

RRN カレンダーの他にも色々なグッズになっている「横山自動車」ですが、実在するんですか?

 ないです。

RRN あ、ないんですか(笑)?

 昔、自動車のブローカーみたいなことをやってたことはありますけど、店舗を持ってちゃんとやってたことはないです。

RRN え、じゃあこの電話番号にかけると、どこに繋がるんでしょう?

 どこにも繋がらないです。ウソでございます。本当だったら面白いけどね(笑)。

RRN 実際にあるわけないと思っていても、剣さんだったらひょっとして、あるんじゃないかなって思ってしまいますよ(笑)。さらに、ドリンクも出されていましたよね?


横山自動車粗品カレンダー2007


■ULTRA SUPER CKB (Mineral Water)


ULTRA SUPER CKB

 ステージドリンク。ストライドウォーターとのコラボです。

RRN これはいいですね〜。さすがです。以前はキムチも販売されてましたよね。



■ケンチャナヨキムチ

 「ケンチャナヨキムチ」ね。あれは大失敗でした。調子に乗り過ぎました。

一同 (笑)

 食品は敷居が高かったですね。なかなか予定度通りに出荷されなかったりして。あと、俺はすごく辛いキムチが好きなんで自分の好みの辛さにしたら「辛すぎる」ってお客さんからクレームがきたりして、とにかく悪評でした。

RRN キムチも欲しかったんですけど、でも気付いたときにはもう売り切れだったんです。

 2000年に一瞬だけ販売してました。でも、半年も販売しなかったと思いますね。


ケンチャナヨキムチ


J-WAVEのノベルティバックに描かれたイラスト

RRN CRAZY KEN BANDのグッズのごく一部を拝見させていただきましたが、ステージ・ドリンンクやキムチもと考えると、衣食すべてがグッズになってますよね。

 そうですね。ちょっとやりすぎたかなって思ってますけど(笑)。

RRN 今後「こういうものを作りたい」と思ってるものはありますか?

 最近は思いついた途端に「これはいいや」ってなったりして(笑)。結構煮詰まってるんですけど、うーん……あ、こういう感じのテープレコーダーかな?


 マイクが左右についているゴツいやつ。こういうカセットデッキを復刻してほしいですね。カッコ良くて、それでいてパワーもあるような。i-Podも便利だから使わないわけじゃないですけど、俺はもっと乱暴なものが好きなんですよね。たまに地方のヴィンテージショップで見つけるんですけど、そういうときに限って用事があったりして、買って帰れないんですね。本当に皮肉なもんです。

RRN カセットテープってどんどん減ってるみたいで、今の人ってクロームとかメタルがどうのって言ってもわかんないですもんね。

 絶対にそう。でも、ちょっと戻すときなんかのカセットのあの感じはたまらないですよね。いいんですよ。

RRN いつか当サイトでCRAZY KEN BANDとRRNのコラボレーショングッズを実現させることを目指してがんばります!

 そうですね(笑)。

RRN 今日はどうもありがとうございました。……あのぉ、剣さん。すいません、最後にサインをいただいてもいいですか。実は今日はサインをたくさんいただきたいなと目論んでいまして(笑)。あ、ここにお願いします(と言ってペンを差し出す)。
(この後、BJのBJによるBJのためのサイン&撮影会が続いた)


BJのBJによるBJのためのサイン&撮影会







CRAZY KEN BAND……1997年の春頃、横浜本牧の伝説的スポット「イタリアンガーデン」にてヌルッと発生。“歌うメロディー・メイカー”横山剣の脳内に鳴りまくってるゴキゲンにソウルフルな音楽をブレなく再生する事のできる東洋一のサウンド・マシーン! 8月8日、9枚目のニュー・アルバム「SOUL電波」をリリース。

CRAZY KEN BAND
オフィシャルサイト
http://www.crazykenband.com/

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 ライブやイベント会場に足を運ぶと、そこには必ずグッズコーナーがあります。Tシャツ、ポスター、パンフレット……。興奮さめやらぬうちに「記念にTシャツを」と購入したはいいけれど、その後なかなか着用する機会には恵まれず、タンスの中に眠ることになっているのではないでしょうか?

 数多くのアーティストの中でも、オリジナルグッズが最も多く、しかもどれもカッコ良いアイテムばかりを展開しているアーティストといえば、間違いなく、CRAZY KEN BANDでしょう。
 RRNでは、CRAZY KEN BAND・横山剣さんに「ハマの物欲」「オリジナルグッズの極意」について、アレコレ教えていただくことにしました(ちなみに、当サイト編集部員・BJはCRAZY KEN BANDの大ファンで、ライブ会場やWEBサイトで数々のグッズを購入しているフリークでもあります)。横山剣さんの物欲の目覚めから、グッズに対する考え方、グッズが出来るまでの過程など貴重なお話をたくさん伺いました。まずは前半からお読みください!!

聞き手:BJ(ROCK'N"ROLL NEWS)撮影:川島小鳥 取材:松田義人+近藤彩子(deco)

「他人からカテゴライズされるのが
とにかく恥ずかしい」って思っていましたから


RRN 剣さんはもともと物欲が強いほうだったのでしょうか?

 はい。男の子は収集癖ってありますよね。小学校のときよくペナントを集めて壁に貼っていたり、牛乳瓶のフタを集めたりとかね。そういうことは僕もやってました。そこからだんだん今に近付いてきたのは……中2くらいですね。ちょうど俺が「チャリンコ暴走族・毒ガス」っていうチームをやってた頃ですけど(笑)。

RRN 凄い名前ですね(笑)。

 (笑)。横須賀に「ドブ板」っていう街があるんですけれど、その街にはジャックナイフだとか、ZIPPOじゃない安い米軍の艦隊のデザインが入ったオイルライターとかを売ってるお店があったんです。そういう細かい、ゴチャゴチャしたものを集めるのがとにかく好きでした。あとは刺繍ですね。

RRN 刺繍ですか?

 「ドブ板」には「大将ミシンししゅう店」っていうお店のオヤジが刺繍してくれるんですよね。そこで背中に「毒ガス」っていう刺繍してもらったり。

RRN 当時、怖そうな人達はみんなでお揃いのものを着てましたね。

 そうそう。オーダーメイドは中学時代から当たり前でした。結構お金もかかるんだけど、そういうところには手を抜かなかったですね。オーダーのスウィング・トップやツナギとか。高校生になると、オーダーの上下のコンポラ。

RRN カッコいいですよね。

 既製品も良いんだけれど、どこかでアレンジしたかったんですね。例えば、アイビーにしても、カチっとしたお坊っちゃん風じゃなくて、不良っぽくラフに着崩したり。「王道を行く」ということに対しての、照れもあるんですけど、「他人からカテゴライズされるのがとにかく恥ずかしい」って思っていましたから。

RRN その頃から「オリジナルである」という意識は強かったんですね。


 そうですね。ただ、ライブを観に行ったときなんかは「俺だけのオリジナル」みたいなこととは関係なく、欲しくなることもありますよ。例えば、記念品として、永ちゃんのタオルは絶対に買っちゃう(笑)。

RRN 永ちゃんのライブに行くときは、前のライブのときに買ったタオルを持参して行くんですけど、「今日のライブで永ちゃんが肩からかけてた、あのタオルを買って帰ろう」とか思って、何故かまた買っちゃうんですよね(笑)。

 買っちゃいますね(笑)。限定色が出てたりもしますし。あれは集めたいですよ。



仲間内とか自分用に作ったものを原本として、
「気付いたらグッズになってる」っていうパターン


RRN 「集めたい」と言えば、CRAZY KEN BANDグッズもそうですよ。僕は以前から個人的によく購入させていただいていたんですけど、クオリティが高くてカッコ良くて。CRAZY KEN BANDのオフィシャルサイトを見ると絶対に欲しくなるんです。通常、コンサート会場で記念でなにか買いたいと思っても、なかなか欲しいものがなかったり、あっても値段が高かったりしますけど、CRAZY KEN BANDのグッズは、デザインもよくて、値段に見合うようにきちんと作られてるから欲しくなるんですよね。「いま買っておかないと手に入らないかも……」って思わせる力がスゴイんです。以前刺繍入りのボーリングシャツもそうだったし、ベロア地のジャケットとかも欲しかったですね。

 詳しいですね(笑)。

RRN とにかくすべてのものがそそられるんですよ。服だけじゃなくて、小物も。横山自動車車検入れやAIR FRESHNERも即買いしましたし。あと、手ぬぐいもシブいです。それから浴衣(2004ふじ丸記念浴衣)だとか……。

 ありがとうございます(笑)。うちのグッズは、だいたい仲間内とか自分用に作ったものを原本として、「気付いたらグッズになってる」っていうパターンが多いんです。あとは「1個だけ生産しよう」と思っても値段が高くなっちゃいますから、「数が揃えると、1個単価が安くなる」という貧乏人の発想もあるんですけどね(笑)。

RRN でも、そういったことでオリジナル・グッズがコミュニケーション・ツールの一つになっていますよね。

 そうですね。「仲間内で一緒のものを持つ」というのはある場面では恥ずかしかったりもするんですけど(笑)、でもやっぱり嬉しいし楽しいですから。


CKBボーリングシャツ(2002)


本牧ベロアブルゾン


横山自動車車検入れ


第?回箱根ヨコワケハンサムワールド
手ぬぐい



2004ふじ丸記念浴衣


「これこそがロックンロールだ」って、
わざわざ他人が嫌がるような曲を作ったりして(笑)


RRN 剣さんご自身や、お仲間の方が「欲しい」と思うものに傾向はありますか?

 俺は17才の頃、古着の行商をやってたんですよ。当時、原宿には古着を持って行くと買い取ってくれるお店が沢山あったんですけど、その頃に「CREAM SODA」に行ったら、たまたま山崎社長がいらっしゃったんです。それで俺は咄嗟に「どうしたら山崎社長みたいになれますか? 俺、パっとしたいんですけど」って聞いたら、山崎社長はしばらく考えて「……人の嫌がるものを作りなさい」っておっしゃったんですね。最初は意味が分からなかったんだけど、よく考えてみたら「なるほど! これがロックンロールだな!」ってわかったんです。結局、ロックンロールもパンクも人の嫌がることなんですよね。プレスリーだってヒップを揺らして、世間の嫌がることをしてた。だから、これは自分の勝手な解釈かもしれないけど、「これこそがロックンロールだ」って、わざわざ他人が嫌がるような曲を作ったりして(笑)。

一同 (笑)

 CRAZY KEN BANDであるパターンの曲をお客さんが気に入ったら、今度はそういうお客さんたちが絶対に嫌がる曲をやってやるとか(笑)。山崎社長のおかげで「嫌がられること」が快感になってしまいました。グッズも同じ感覚ですね。

RRN でも、いずれにしても剣さん自身が楽しめるものでもある。グッズにしても、剣さん自らが必ず着られていますし。

 そうです。自分が着たくて、自分が欲しくて作るというのは基本。

RRN デザインなども剣さんがされているんですか?

 僕の場合はデザイナーに「こんな感じで」ってフィーリングだけをバッと伝えています。10年ぐらい前はマネージャーが勝手に韓国へ行って作ってきて、俺は絶対に着ないようなデザインもあったんですけど(笑)、ここ数年はそういうブレがないように、俺の許可なしに作らないようにしてもらってます。



グッズにしても音楽にしても、
細かい意味よりもそのときどきのフィーリングが大切


RRN とにかく点数が物凄いですよね。それぞれ剣さんが監修されるんですか?

 はい。とにかく種類をバーッとたくさん作りたいんです。韓国の南大門とか、香港やタイやインドの市場のような感じで(笑)、ゴチャゴチャしているのが好きなんで。隙間恐怖症ですね。ただ、各アイテムはそれぞれロット数は少ないんですよ。だから、品切れになったらリピートしていく感じですね。

RRN でも、それでいて一貫性がある。

 「何も考えてない」ということでの一貫性。その都度、「今回のコンセプトは○○風でやってみよう」なんて考えていると、どんどんブレていくんでしょうけど。意味なんて後からでいいんですよ。意味よりも「電波がくる」ってことが重要なんです。「電波がきた。それがソウル!」みたいなね。それをどう思うかは、皆さんの背景によって違ってきていいんです。

RRN ときどき、街で「BITCH」ってプリントされたTシャツを着た女の人がいたりしますよね。「外国の人が見たらどう思うんだ!?」っていう(笑)。

 きっと、何も考えてないんでしょうね(笑)。でも「何も考えてない」っていうのは最強ですよ。それは俺が中学生のときに見たブルース・リーの映画の中のセリフ「考えるな、感じろ」に集約されてますよ。ブルース・リーがどういう意図で言ったかは別として、都合良く解釈することで俺は凄く風通しがよくなりました。グッズにしても音楽にしても、細かい意味よりも電波性、フィーリングが大切なんです。


CRAZY KEN'S SYNDICATE
online shop



CRAZY KEN BAND……1997年の春頃、横浜本牧の伝説的スポット「イタリアンガーデン」にてヌルッと発生。“歌うメロディー・メイカー”横山剣の脳内に鳴りまくってるゴキゲンにソウルフルな音楽をブレなく再生する事のできる東洋一のサウンド・マシーン! 8月8日、9枚目のニュー・アルバム「SOUL電波」をリリース。

CRAZY KEN BAND
オフィシャルサイト
http://www.crazykenband.com/



(後半は7月20日頃UPの予定です)

リリー・フランキーの小説「東京タワー オカンとボクと、時々オトン」、「おでんくん」のお話の舞台「東京タワー」。ご存知の通り、昭和33年の建設以来、東京のシンボルとして国民に愛され続けていますが、まだまだ知らないことも多いのもまた事実。今回はそんな知られざる「東京タワー」の世界をRRN編集部(デコ&BJ)が"観光"潜入レポート。

案内してくださったのは「東京タワー」を管理・運営する日本電波塔株式会社・営業企画室の澤田健さん。「東京タワー」の中を歩きつつ、いろいろと質問をさせていただきました。

メディア発展、経済発展の象徴が「東京タワー」


「東京タワー」は来年、開業50周年!



RRN 「東京タワー」は開業されて何年になりますか?

澤田 来年で開業50周年になります。

RRN 50年ですか。素朴な疑問ですが、そもそも「東京タワー」が建ったきっかけというのは?

澤田 はい。東京タワーは電波を送り出す総合電波塔です。50年前、「テレビ放送が始まる」ということで、テレビ局さんが各地にそれぞれアンテナを建てようとしていたのですが、そうなると景観的に良くないですよね。それだったら東京の真ん中に高い塔を1本だけ建てて、そこに全ての局のアンテナを取り付けようという。それが決まってからはすぐに会社が出来て、トントン拍子で建ったんです。それが「東京タワー」の始まりですね。だから、今多くのお客さんがご来場してくださっている「観光地としての『東京タワー』」は電波塔という側面から見ると、もう1つの顔なんです。250メートルの特別展望台は当初は資材置き場だったんですよ。

RRN そう考えると、メディア発展、経済発展の象徴的な塔だったんですね。

澤田 はい。戦後の復興とともに建った象徴的な電波塔と言えるのではないでしょうか。


建設中の「東京タワー」。



「東京タワー」は50年間世界一

RRN 非常に公共性の高いものですけど、民間企業としての経営なんですよね?

澤田 はい。私もよく「公務員ですか?」なんて言われることがあるのですが、違うんです(笑)。ここ「東京タワー」には関東一円に電波を送りだしているテレビ、ラジオのアンテナが取り付けられています(アナログ14波、デジタル10波)。実は観光収入だけでなく、アンテナや各施設の賃貸収入で運営している株式会社です。従業員は派遣の方なども含めると200人くらいいます。

RRN なんでも「50年間世界一」だとか?

澤田 はい。私どもは「自立鉄塔」と呼んでますけど、自分の4本の脚で建っている鉄塔としては世界一の高さ(333メートル)です。


実は「東京タワー」は民間企業が経営されている。




なんと自立鉄塔では世界一の高さ!



ライトが消える瞬間を
カップルで見ると幸せになれる!?


「東京タワー」といえば、赤と白。



RRN 赤と白のカラーリングも建設当初からずっと変わってないですか?

澤田 はい。よく「赤と白」と言われるんですけど、正確には「インターナショナルオレンジと白」になります。もともと航空法で決まっているカラーリングで、遠くから見てもわかりやすいですよね。

RRN それは夜間のライトアップも航空法と関係がありますか?

澤田 ライトアップは航空法とは関係ありません。今のライトアップは平成元年からスタートし、夏はシルバー、冬はオレンジ色を基調として衣替えをしているんですよ。その他にも特別ライトアップとしてイベントやプロモーションでピンクやブルーに色を変えることもあるんですよ。

RRN ドラマ「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」(CX系)で、「午前0時の『東京タワー』のライトが消える瞬間をカップルで見ると幸せになれる」という話がありましたけど。

澤田 塗り替えやメインテナンス等で夜間に作業を行う際は、朝までずっとライトを点けたままな日もあったんですけど、ドラマ「東京タワー」の影響で、消さなかった翌日に「なんで消さなかったんですか」というメールが来たりして(笑)。

RRN カップルで楽しみにして「東京タワー」を見てたのに、それはションボリですよね(笑)。

澤田 そうなんです。だから、「東京タワー」で作業をしている職人さんには申し訳ないんですけど、今では午前0時には必ずライトを消すようにしています。それで、作業がある場合のみ、0時半になったら再度ライトを点けるようにしています。

「東京タワー」の電気代


イベントやプロモーションで
ライトアップの色を変えることも。



RRN あれだけ煌々とライトアップしていると、電気代も凄そうですね(笑)。

澤田 1ヶ月で約75万円程度です。

RRN ……高いのか安いのか、素人の僕らにはちょっとわからないです(笑)。

澤田 1日に換算すると約2万5千円。ちなみにライトアップ用の照明は全部で176個あります。ライトアップの影響力を考えれば比較的安いのではないでしょうか。

RRN その176個のライトの電球が切れることもありますよね?

澤田 もちろんあります。万一切れたライトを発見した場合はそこだけ取り替えてます。もっとも年に2回はライトを交換しているので、いきなり切れるようなことはほとんどないんですけどね。

RRN じゃあ、「東京タワー」の灯が消えることはないと。

澤田 そうです。

「東京タワー」の外部通路!?


現在化粧直しの真っ最中。



RRN そういう外装にまつわる作業……例えば、窓拭きとかはどうやっているんですか?

澤田 はい。大展望台は窓が空くので、そこを毎日業者さんが掃除してくれています。それ以外の……例えば今やっている5年に1回のペンキ塗り替え作業などは足場を組んで職人さんが塗ってくれてます。お陰さまで、今まで無事故ですね。

RRN 僕らも展望台の外に出ることは可能ですか?

澤田 はい……。今日は取材ですので特別にご案内いたします。

ということで、普段は入れない
「東京タワー」特別展望台(地上250メートル)の
外へ特別に案内していただくことに……。



まずは特別展望台の外へ……。




柵の向こうはいきなり地上250メートルの絶景。
ビビるBJとまったく動じない澤田さん。




みんなで記念撮影(澤田さん・BJ・デコ)。




現在、「東京タワー」の塗装を塗り替え中とのことで、周囲には
足場が組まれていましたが、全て木材。これは電波との相性を
考慮してとのことだそうです。



さらに下がって、
大展望台(地上150メートル)の
外部にも……。


高さはこちらのほうが低いのだが、地上から高さがよりリアルに
感じられる分、むしろこちらのほうが怖い。





相変わらず余裕の澤田さん。
外部通路の底面をギュウギュウ足で押している。




高い場所にすっかり慣れたかのように澤田さんから話を伺うBJ。




でも、やっぱり手すりからは手が離せない。



神社と樺太犬と「東京タワー」の関係……


大展望台にある「タワー大神社」 。



RRN 怖かったですね(笑)。ところで大展望台には何故か神社もありますね。

澤田 はい。「東京タワー」が20周年を迎えた年に出来ました。東京23区で最も高い場所にある神社です。恋愛成就、合格祈願、交通安全などにご利益があります。今でもきちんと年に1度は例大祭もやっています。

RRN あとは「東京タワー」の脚元には樺太犬がいますよね。あれは……。

澤田 南極から帰って来れなかったタローとジローの話はちょうど、「東京タワー」が建設された年と同じ昭和33年なんです。それで動物愛護教会が「人の集まる場所に記念像を建てたい」ということで「東京タワー」の脚元に建ててくれたんです。ちなみに、あのカラフト犬たちの銅像を作ったのは渋谷のハチ公を作った彫刻家の安藤士さんです。


「東京タワー」の入り口近くにあるカラフト犬の銅像。



「Foot Town」は
「東京タワー」を支える重し

RRN 脚元と言えば、「Foot Town」。レストランはもちろん、水族館があったり、有名な蝋人形館があったり、屋上には遊園地があったり、充実していますよね。


「Foot Town」だけでもこんなに沢山の店舗が!



澤田 そうですね。「Foot Town」だけでも1日じゃ足りないかもしれません(笑)。でも、あの「Foot Town」は実は「東京タワー」を支えている重しなんですよ。

RRN 重し?

澤田 「東京タワー」の基礎は鋼棒をたすきがけに結んで、アーチが水平に開こうとする力を抑えているんですが、念には念を……ということでその基礎に重しを置いたんです。それがフットタウンなんです。

RRN そうなんですか。ところで「東京タワー」の展望台に上がっていつも思うことなんですけど、「今、火事や地震が来たらどうしよう」という。

一同 爆笑

澤田 大丈夫です。まず、火災ですが、展望台の床から天井の資材は不燃性のものを使っている上、大展望台の上には約16トンもの消火用水を入れたタンクがあります。万一火が出た場合はこの下にあるスプリンクラーから大量の水が放出されます。より万全を期すために、大展望台の中の喫茶店では火を使わず、電気で焼くようにしているんですよ。

RRN でも、地震は……。

澤田 関東大震災の2倍の地震には耐えられるように設計されています。

RRN そうですか……安心しました。

ルックダウンウインドウ

RRN でも、まだ心配なことがあるんですけど……何度見ても怖い大展望台にあるルックダウンウインドウ。床につけられた窓で、あの上に立って、下を覗くことも出来るんですけど、いつも「床が抜けないか」って心理的に感じちゃうんですよね。ヒヤヒヤします。


ルックダウンウインドウ。




この上に立ち、下を覗くことが出来る。



澤田 大丈夫ですよ。強化硬質ガラスで1トンでも割れないように出来ているので。ちなみにルックダウンウインドウも定期的に掃除しているんですよ。ルックダウンウインドウは人気のあるものですし、綺麗に下が見えないと意味がないですから。掃除の他、ガラスの傷防止に薄いフイルムを貼って、これも汚れたら貼り替えるようにしています。

ノッポン君とイメージガール

RRN あと、様々なグッズ展開もされているイメージ・キャラクターのノッポン君。かわいいですね。




ノッポン兄弟。
ノッポン弟(左)とノッポン兄(右)。



澤田 40周年のときに作られたキャラクターですね。公募で選ばれた双子の兄弟のキャラクターです。土日祝日には入口に出てきてご来場くださったお客さんに写真撮影を楽しんでいただいてます。

RRN また、ノッポン君だけじゃなくて、「東京タワー」にはイメージガールもいるとお聞きしたことがあるんですけど。


「東京タワー」4代目イメージガールの遥香さん。



澤田 はい。もう4代目になりました。「東京タワー」のCMなどに出演したり、あと大展望台1階にあるライブスペース「Club333」では毎週金曜日の夜にDJとして活躍しています。

RRN あの「Club333」に僕、原田真二さんのライブを観に来たことがあるんですよ。でも、そう考えるとすごく多目的ですね。

澤田 ありがとうございます。単なる展望台としてだけではなく、エンターテインメント施設としてお越しくださった方には楽しんで帰っていただきたいと考えてますので。


「Club333」でライブを楽しみながら夜景を一望できる。



実在した「東京タワー」近くのおでん屋台

RRN そう考えると、現在の「東京タワー」は観光タワーとしてだけでなく、1日いても全然飽きないアミューズメント・パークのような状態になっていらっしゃいますね。

澤田 ありがとうございます。私自身も東京出身なのですが、最近は東京近郊のお客様がすごく多いですね。「『東京タワー』って意外と東京の人は行かないんじゃないか」なんて思ってたんですけど、今は特に催しも充実させてますし、単に「『東京タワー』に登ってみる」ということだけでなく、楽しんでいただける要素は沢山ご用意していますので、是非遊びにいらして欲しいですね。

RRN こんな東京のド真ん中なのに、周辺には緑も多くて散歩するだけでも気持ち良いですね。

澤田 そうなんです。芝公園の、「おでんくん」のモチーフとなったおでん屋さんはもうないですけどね(笑)。

RRN あのおでん屋さんは実在したんですよね。

澤田 はい。私が入社してから3〜4年はちゃんと営業していました。昼間は屋台が近くに置いてあったりしましたけど(笑)。

RRN 今年の夏は「おでんくん でんでんぱ〜く」も「東京タワー」で開催していただけるとのことで(7月14日〜9月2日まで開催。詳細はコチラ)、こちらもどうぞよろしくお願いします。

澤田 こちらこそ。

RRN 今日はどうもありがとうございました。

 来年で開業50周年を迎える「東京タワー」。特にこの夏は気になるイベントが目白押しです。「東京タワー」のオフィシャルサイトにてチェックの上、カップル、友達同士、ご家族、一人でも是非一度足を運んでみてはいかがでしょうか。