[2010年08月11日]
vol.97 アングラピープルサマーホリデイ

予告通り、エコノマ横浜店はしばらくお休みをいただいて、現在実家のある須磨にきています。 もうまさに夏! 海! 水着の女子満載! リゾート感溢れすぎて大洪水ですよ。
海岸が家から歩いて5分のところにあるので、朝晩海岸沿いを散歩してます。 海風が気持ち良い。 海の家で酒飲んだり、本読んだり…。 え? 水着で泳いだり? しませんよ! あたしを誰だと思ってるんですか。 明るそうな根暗代表選手でお馴染みのエコノマ店主マイですよ! 日焼け止め塗りたくって完全防備の装いで、電撃文庫片手に、サングラス越しに水着女子を視姦しまくってますよ!(←帰れ!こんなやつ)
しかしそんなあたしとは裏腹に、砂浜で 「待てぇ~」 「捕まえてごらんなさ~い」 な常夏パラダイス脳をお持ちのヤングな男女はすごいもんですな。 このクソ暑いのに、まあわらわらと人混みに集まる集まる。 砂鉄が磁石に集まるが如くびっしり集まる。 ひと夏の恋、いやあわよくばふた夏み夏の恋を求めて三千里ってやつですか。 うちの近所の須磨海浜公園駅付近の海岸は、普通列車しか止まらないのでまだ人は少ない方だ。 どちらかといえば家族連れや、真面目に泳ぎにくる方々が多い。 しかし一駅先の須磨駅は快速が止まるからなのか、もう狩人(二人組の歌手じゃない方)のような目をした半裸の男女がわんさか大集結している。 そんな恋は快速で終わってしまえばいいのだ。 決してひがみではない。 ひがみではないったら。
あたしみたいなアングラピーポーは完全に蚊帳の外である。 なんかもう忘れてしまったなあ~、ああいう火炎放射器的な恋愛に対する思い。 もう風前の灯。 なんか縁側でほこほこ番茶的な色恋しかしたくないと思ってしまうのは歳のせいなのか。 疲れてるのか。 バツ2のせいなのか。 オイ。
そんなヤングパワーを横目にあたしは一直線にライトノベルを読み漁ります。 最近ハマってしまった「嘘つきみーくんと、壊れたまーちゃん」。 寝るのも惜しんで読んでいます。 めっちゃオモロい。 しかしそりゃモテへんわ、俺よ。
そんなこんなであたしは今んとこ生きていますのでご心配なく。
ではでは、皆さん今日もじゃんじゃん飲んで! ビールビール!!
写真は須磨の海! 普通の駅の方の海岸です。
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中西麻衣子a.k.aマイ(料理人)
有限会社spirytus代表取締役社長。2003年25歳の時に大阪・新町に「フレンチ風居酒屋」と称してビストロ・エコノマをオープン、2006年には横浜・本牧に2号店、ブラッスリー・エコノマをオープンさせ、店のお洒落な外観を裏切るデスメタルやハードロックをBGMにガンガンかけながら激しく営業中。現在本人は、エコノマ本牧店で料理に腕を振るったり飲んだくれたりしている。1番大好きなバンドは筋肉少女帯。
ブラッスリー・エコノマ http://spirytus-economat.com/
[2010年08月04日]
vol.96 夏の定番2

先週に引き続き、性懲りもなくぞくっとした話を。
これはあたしがエコノマをやる前に働いていたバーでのこと。
その店のマスターから聞いた実際にあった話。 酒場ってのはとかく霊的なものを呼び寄せてしまうらしい。 酒飲んで、みんなわいわい楽しそうに騒いでるから、「ええなあ~、俺も仲間に入れて~」 ってなもんで。 例に漏れずその店もよく「出た」そうなのだ。 そして先週のような、「見える」子も自ずと集まる。
その日、マスターのいるカウンターの目の前にあるボックス席に、若い女の子二人組が座った。 最初は普通にきゃぴきゃぴ話していたらしいのだが、途中からどうも様子がおかしい。 二人揃って苦笑いで話し出し、しばらくすると 「今日二人で話したいことがあるから!」 「あっち行ってよね!」 などと、まるで第三者に声をかけられたような素振り。 おかしいなと思い、ドリンクを持っていくついでにマスターは二人に聞いてみた。
「どしたん、なんかさっきから二人とも機嫌悪いみたいやけど」
「え~だってさっきからあの子がしつこくって。 ねえ」
彼女が指さす先には誰もいない。 それなのに二人とも怪訝な顔でうんうん頷いている。 ますますおかしいと思い、マスターは聞いてみた。
「え、それってどんな感じの子なん」
すると二人は声をそろえて言った。
「白いシャツで、ジーパンぼろぼろで、靴片方しか履いてないコ」
マスターははたと思い出すことがあって、二人に 「ああ、ごめんな、よく言うとくわあ」 と言ってカウンターに戻った。
そのボックス席の柱に、一枚の絵を飾っていたのだそうだ。 そして昔その絵を気に入った美大生の常連客の男の子が、毎日毎日来ては、「あの絵いいですね! 譲ってもらえないですか?」 と頼んでいたのだそうだ。 最初はダメ、と断り続けていたマスターも、あまりの熱心さに負けてある日、「ええよ、今度のお前の試験が終わったらやるわ」 と彼に言った。ほんまっすか!? と彼は大喜びだったという。 「試験終わったら飲みにきますから!」
そしてその試験の終わった日、そのバーへ来る途中、彼はバイクで事故って亡くなったそうだ。 嬉しくて、慌ててたんやろなあ。
マスターもすぐその絵を彼にあげていればよかったんだろうけど、忘れてしまっていたみたいで、彼はどうしても諦められなくて、その絵を見に来てたんやろなあ、とマスターは言っていた。 もちろんその後彼の実家にその絵をあげたらしい。
ぞっとしたというか、ちょっとええ話かな。 その子が悪い子じゃなくてよかった。 普通に絵が好きで、その席にちょっとかわいい女の子がいたから声かけちゃった、ていうことでしょ。 まあ、実際あたしが見ちゃったらパニックやけど、多分。
そんなこんなでまたこんな話になってしまいましたが、うーん、飲むしかないな! 飲もう!

写真は、先週に引き続き、お客さんにもらった「けいおん!」のムギ。 かわゆ~。
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中西麻衣子a.k.aマイ(料理人)
有限会社spirytus代表取締役社長。2003年25歳の時に大阪・新町に「フレンチ風居酒屋」と称してビストロ・エコノマをオープン、2006年には横浜・本牧に2号店、ブラッスリー・エコノマをオープンさせ、店のお洒落な外観を裏切るデスメタルやハードロックをBGMにガンガンかけながら激しく営業中。現在本人は、エコノマ本牧店で料理に腕を振るったり飲んだくれたりしている。1番大好きなバンドは筋肉少女帯。
ブラッスリー・エコノマ http://spirytus-economat.com/


























