ロックンロールニュース


レギュラーコラム マイ・オン・ザ・69(ロック) 中西麻衣子a.k.aマイ(料理人)

[2009年11月25日]
vol.63 食欲うずまく秋

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 秋になると気持ちがなんだかいつもと少し違ってくるのはなぜだろう。
 部屋を出た時の冷たい風に無性に切なくなったり、透き通る青空にそわそわしたり、八百屋に並ぶ秋の野菜たちにときめいたり、おなかが空いたり、ホルモンが食べたくなったり……って後半はいつものことだが、なんだがいろんな欲求が高まるのはあたしだけだろうか。

 この前のお休みも食べ過ぎた。焼き鳥、焼肉(ホルモン)、お好み焼き、ラーメン、というラインナップを一度の夕飯に食べ歩いた。あたしの胃袋は宇宙だ。こんなあたしと同等に食べられて飲める女子いたら募集。
 食べる欲求もだけど、作る欲求もムラムラ湧いてきて、もう思春期の中学生ばりにこれでもかこれでもかと新しいメニューをみんなにブっかけている。カボチャと黒豆とゴルゴンゾーラのサラダ、仔羊のソテー、ホルモンの味噌ワイン煮込み、豚シロのスパイシートマト煮グラタン、里芋と挽き肉のグラタン…などなど。で、飽きたらすぐやめちゃうのがあたしの素敵な癖。「またあれ食べたい!」と言われて、ああそういやそうか、また作るかと重い腰を上げる。どんどん新しいことやりたくなっちゃうんよね。飽き症なんかな、秋だけに。秋だけに。大事なことだから2回言いましたよ。

 それに加えてこれくらいのいい気候だと、服装を選ぶのも楽しくなってくる。オシャレ欲も高まるわけですな。これ以上寒いと脚とか出せなくなるし、夏は着る枚数が少ないからつまんないし。秋はいろいろ遊べるから楽しい。
 最近のあたしはパンク服(立ち飲みの正装)以外のお手本にしているのは、US版ELLEのエディターのケイト・ランイフィア。彼女かっこええんすわ〜。基本ブラックで、ロックな感じもあってあたしと趣味が合うのだ(勝手に)。髪型も近いしマネしやすい。っていうかあたしがここ最近左側刈り上げにしてド金髪、という髪型続けてたら、ケイトも刈り上げにしたと雑誌に出ていて「マネしやがったな!」と遠いこんな異国の地でバカが一人嬉し怒りしていたのを、ケイトは知る由もないだろう…。
 以前は断然アギネス・ディーンのファッションが大好きで、よくオマージュしてたけど、今はケイトだなあ。大人になったな…俺。

 酒欲は相変わらずですよ。記述するまでもなし。ビールと焼きサンマ。いっや〜、秋って素晴らしい!

 そんなわけで、みんなもどんどん欲望を解放しようじゃないか!
 飲むぞ!食うぞ!

・・・
里芋と挽き肉のグラタン

里芋
挽き肉
玉葱   みじん切り
にんにく みじん切り
モッツァレラチーズ シュレッド
パルミジャーノ(粉)
生クリーム
バター
塩、胡椒、ナツメグ
デミグラスソース


里芋は茹でて皮をむいて、フォークなどで潰す。塩胡椒で軽く味付けし、バター、生クリームで柔らかい状態にする。
玉葱とにんにくをオリーブオイルで炒め、挽き肉を入れて更に炒め、塩胡椒、ナツメグ、デミグラスソース少しで味付け。
里芋と炒めた挽き肉を混ぜ合わせ、グラタン皿に入れてチーズを乗せてオーブンで焼けば完成。

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以上。
写真は里芋と挽き肉のグラタンです。


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 ハードロックやヘヴィメタルが大音量で流れる、横浜・本牧の居酒屋系ブラッスリー「ECONOMAT(エコノマ)」。大槻ケンヂを「神」と仰ぎ、セックスと料理の悦びを説く破天荒なオーナーシェフ・中西麻衣子が、料理に導かれ歩んできた波瀾万丈な日々を、その時に生まれた絶品メニューとともに振り返ります。巻末にはマニアックでちょっとアブナイ常連客たちとの必笑トーク集も収録!


「エコノマという店をつくるまで あたしの舌が覚えてきたこと。」中西麻衣子 著

発売日:2009年2月27日(金)
発行元:リトル・モア
定価:1,700円(+税)



中西麻衣子a.k.aマイ(料理人)
有限会社spirytus代表取締役社長。2003年25歳の時に大阪・新町に「フレンチ風居酒屋」と称してビストロ・エコノマをオープン、2006年には横浜・本牧に2号店、ブラッスリー・エコノマをオープンさせ、店のお洒落な外観を裏切るデスメタルやハードロックをBGMにガンガンかけながら激しく営業中。現在本人は、エコノマ本牧店で料理に腕を振るったり飲んだくれたりしている。1番大好きなバンドは筋肉少女帯。


ブラッスリー・エコノマ http://spirytus-economat.com/


vol.62 Like A Rolling シロコロ はコチラから。


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