ロックンロールニュース


レギュラーコラム マイ・オン・ザ・69(ロック) 中西麻衣子a.k.aマイ(料理人)

[2009年10月28日]
vol.59 東京ホルモン散歩

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 先日の定休日、朝7時まで飲んだ二日酔いの頭で11時にくらくらしながら目覚めたあたし。窓を開けたら秋のまっすぐ透明に差し込んでくる日差しと、冷たさと温かさがほどよく共存する爽やかな風に包まれ思った。

「そうだ、ホルモン食いに行こう」

いつものことですがな。
支度をして前から行きたかったお店に行こうと決め、いざ東京。
山手駅から横浜駅、横浜で京急に乗り換え、生まれて初めて乗る京急の快特のあまりのスピードに驚きながら大門。大門で大江戸線に乗り換え森下まで。ミラクル☆トレインには乗れへんかったけど(わかる人だけわかれば結構)。

森下に着いたのは15時すぎ。お目当ての「山利喜」という居酒屋さんを目指すも、お店は16時からということだったのでその辺を散歩することにした。古びた洋食屋の色褪せた食品サンプル、床屋の番猫、道路に書かれた謎の落書き、今にも壊れそうなベンチ。そんなものたちを写真に収めながらほてほて歩いていたらいつのまにやら16時15分。そろそろお店に行ってみようと入ってみたらもうお客さんは3組ほどいて驚いた。えらい早い時間から酒飲みやがって!(自分もだ) 席について焼酎とお目当てのモツ煮とゆでとんを注文。ここのモツ煮にはガーリックトーストがついていておもしろかった。うん、おいしい。ただ前情報で聞いていたのはグラタン皿に入ってぐつぐつ煮たって出てくると聞いていたのだが、普通の器だったのが残念だった。(新館の方はぐつぐつして出てくるみたい。あたしは間違えて違う方に行ってしまったらしい) ゆでとんは串に刺さった豚肉(軟骨っぽいとこも入ってた)を三種の味付けで食べるというもの。うんうん、うまい、焼酎おかわり。
30分ほどで店を出て、次のお店へ。大江戸線で両国、乗り換えて亀戸へ。「亀戸ホルモン」というお店が目当てだったのだが、18時オープンにもかかわらず17時すぎから行列!飲食店に行列するという趣味がないあたしは、もう一軒行きたかった「ホルモン青木」へ。結構な人が入っていたが、お一人様のあたしはカウンターにするっと入れた。すかさず焼酎とレバ刺し、おすすめの青木ホルモン、シマチョウを注文。レバ刺しはぶ厚く切られ濃厚な甘さ。イイ!ジョッキの焼酎がすすむ。生レバをやりながら、これでもか!と脂ののったシマチョウを皮の方からジリジリと焼き、いい色がついたところでひっくり返し、落としすぎない塩梅で脂の方を焼く。ん〜、このタイミング。この最高のタイミングをひとつひとつのホルモンに施せるのが一人焼肉の醍醐味!「今よ!食べて!」とシマチョウの声が聞こえたところで熱々を口の中へ。熱い!美味い!とろける脂!もちろんホルモン(小腸)も脂たっぷりのっていて美味かった!はあ〜幸せ。シビレを追加して焼酎ももちろんおかわり。もう脳髄シビレるほど幸福な時間やった。

 それから煙のニオイをぷんぷんさせながら電車に乗り込み山手駅に無事帰還。そこから3軒ちょい飲みはしごして就寝となった。う〜ん、楽しかった。充実。
 しかしやっぱりホルモンは最高やね。毎日食いたい。偏執的なホルモン愛だ。美味いホルモンあるところ我あり。はあ食べたい。今すぐ食べたい。

 さて今日も飲むぞ!モッツモツにしてやんよ!

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写真はシマチョウとレバ刺し。ケータイ画像なので画質悪いです。


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 ハードロックやヘヴィメタルが大音量で流れる、横浜・本牧の居酒屋系ブラッスリー「ECONOMAT(エコノマ)」。大槻ケンヂを「神」と仰ぎ、セックスと料理の悦びを説く破天荒なオーナーシェフ・中西麻衣子が、料理に導かれ歩んできた波瀾万丈な日々を、その時に生まれた絶品メニューとともに振り返ります。巻末にはマニアックでちょっとアブナイ常連客たちとの必笑トーク集も収録!


「エコノマという店をつくるまで あたしの舌が覚えてきたこと。」中西麻衣子 著

発売日:2009年2月27日(金)
発行元:リトル・モア
定価:1,700円(+税)



中西麻衣子a.k.aマイ(料理人)
有限会社spirytus代表取締役社長。2003年25歳の時に大阪・新町に「フレンチ風居酒屋」と称してビストロ・エコノマをオープン、2006年には横浜・本牧に2号店、ブラッスリー・エコノマをオープンさせ、店のお洒落な外観を裏切るデスメタルやハードロックをBGMにガンガンかけながら激しく営業中。現在本人は、エコノマ本牧店で料理に腕を振るったり飲んだくれたりしている。1番大好きなバンドは筋肉少女帯。


ブラッスリー・エコノマ http://spirytus-economat.com/


vol.58 嗅ぐ女 はコチラから。


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[2009年10月21日]
vol.58 嗅ぐ女

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 記憶喪失の人の記憶を呼び覚ますのに一番最初に試されるのが「匂い」、嗅覚を刺激することだと聞いたことがある。人間の記憶に一番直結しているのが匂いなんだろう。街ですれ違った人から昔好きだった人の香水の匂いなんかすると、ついつい振り返ってしまう、なんてよくあることだと思う。匂いは記憶を呼び覚ます。

 秋になって涼しくなり、気持ちがいいので最近あたしはよく散歩に出かける。先日も夕方歩いて神奈川県近代文学館まで歩いて江戸川乱歩展を見に行ってきたのだが、その道中住宅街を歩いていると、そこかしこから様々な匂いが漂ってきた。金木犀の香り、どこかの家の夕飯のカレーの匂い、喫茶店のコーヒーの香り。小さい頃まだあたしや家族が愛知県小牧市の田舎に住んでいた頃をなんとなく思い出して、なんとも言えないセンチメンタルな気持ちに陥った。「ああ、うちのオカンのカレーは、毎回同じ味になることはなかったなあ…」なんて思って、夕飯時になると近所の公園にオカンが「ご飯だからもう帰ってきなさい」と迎えにきてくれた時のことなんか思い出したりしてまた実家に帰りたくなったりしたものだ。匂いには先週実家に帰ったばかりの人間をまた甘えん坊にするほどの力があるらしい。

 近代文学館のある辺り、港の見える丘公園には薔薇園があると聞いていてそこにも行きたかったのだが、乱歩展に夢中になりすぎて行く時間がなくなってしまい断念。薔薇の香りには女性ホルモンの分泌を促す効果があるらしいので是非ともふんだんに嗅いできたかったのだが。薔薇は好きだ。この前もつい花屋で青い薔薇を見つけて、なんとも言えないグロテスクさに惹かれ一輪買ってしまった。一輪840円もした。高!まあ仕方ない。部屋に飾るとうちの赤い部屋に青い薔薇が対照的で、どこか江戸川乱歩的な空気感を漂わすことに成功した。ただ散らかってるから残念なんやけど。まず片付けろよ(笑)。
 薔薇園にはトラウマ的な思いもあってちょっと怖いなと感じるところもある。小学生の頃読んだつげ義春の短編の漫画で、題名はわからないが、薔薇園の主人がそこへやって来る美女たちを殺して、彼女たちの血で薔薇を育てるという内容のものがあった。薔薇は血を吸って美しい深紅の花を咲かす。…まあこれが怖くて怖くて。何せ絵が怖くて(笑)。世界観は今考えるとやはりあたしの好きな乱歩にも通じるところがあると思うのですが、言っても小学生ですから、つげ義春の絵は夢見るくらい記憶に残ったわけですよ。今そういうどことなく残虐性のある漫画や映画や小説を好んで選ぶようになったけど。残虐性の奥底にこそ芸術はあるのだと乱歩先生もおっしゃっておりました。でも薔薇の匂いは色んな意味でドキドキしてしまう。薔薇園でデートしたらたちまちその人を好きになるかもしれない。吊り橋効果ってやつですな。

 料理の匂いにもきっとそういうところがあるだろうなと思う。記憶を呼び覚ます料理。あたしにとってはやっぱり、カレー、味噌汁(豚汁)、鰻かな。詳細はあたしの本を読んでください(営業)。色んな思い出が蘇る。

 個人的にあたしが好きな匂いは寿司の折詰の包み紙の匂い。あの独特の匂いはなんなんだろうか。どんな匂いと言葉にしようとしてもできないが。きっとオトンが買ってきてくれたお土産の折詰かなんかの記憶が、大人になってもこうしてこの匂いを好きでいさせるのだろうと思うけど。あとはガソリンスタンドの匂い。これは変やと思われるかもしれないな。子供の頃は今よりもっと好きだった。もうガソリンスタンドに行くと窓を開けてくんかくんかと胸いっぱいにガソリンの匂いを嗅ぐものだから、「頭悪くなるからやめなさい!」とオカンに叱られた。ほんまに頭悪くなるのかどうかはさておき、体には悪そうだ。なんで好きだったのかはわからないけど、今でも嗅ぐと「ああ、これこれ」とつい必要以上に嗅いでしまう。気持ち悪くなるけど。

 匂いは不思議だ。色んな人の記憶と匂いの話を聞いてみたいものだ。きっとそれぞれの思い入れがあると思う。今日は匂いの話を肴に、酒の匂いを嗅ぎまくるぞ。嗅ぐだけやなくて飲んでまうけど。

 では今日もじゃんじゃん嗅いで飲んで!!

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写真(左)はブルーローズ。(右)は江戸川乱歩展。「大乱歩展」ってネーミング、乱れてていいですね。


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 ハードロックやヘヴィメタルが大音量で流れる、横浜・本牧の居酒屋系ブラッスリー「ECONOMAT(エコノマ)」。大槻ケンヂを「神」と仰ぎ、セックスと料理の悦びを説く破天荒なオーナーシェフ・中西麻衣子が、料理に導かれ歩んできた波瀾万丈な日々を、その時に生まれた絶品メニューとともに振り返ります。巻末にはマニアックでちょっとアブナイ常連客たちとの必笑トーク集も収録!


「エコノマという店をつくるまで あたしの舌が覚えてきたこと。」中西麻衣子 著

発売日:2009年2月27日(金)
発行元:リトル・モア
定価:1,700円(+税)



中西麻衣子a.k.aマイ(料理人)
有限会社spirytus代表取締役社長。2003年25歳の時に大阪・新町に「フレンチ風居酒屋」と称してビストロ・エコノマをオープン、2006年には横浜・本牧に2号店、ブラッスリー・エコノマをオープンさせ、店のお洒落な外観を裏切るデスメタルやハードロックをBGMにガンガンかけながら激しく営業中。現在本人は、エコノマ本牧店で料理に腕を振るったり飲んだくれたりしている。1番大好きなバンドは筋肉少女帯。


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vol.57 お腹いっぱい関西〜名古屋一人旅 はコチラから。


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[2009年10月13日]
vol.57 お腹いっぱい関西〜名古屋一人旅

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 先日6日間もお店を休ませてもらって旅行に行ってきた。メインの目的は大阪エコノマ視察と、名古屋での高校の同級生の結婚式に出席すること。いろいろと濃い6日間になった。もちろん毎日食って飲んでの酔いどれエブリデイだったのは言うまでもない。

 最初は実家に帰省。今あたしの実家は須磨にある。オトンとオカンの相変わらずの元気な顔を見て、相変わらず美味いオカンのメシを食べて、オトンと酒を酌み交わす。やっぱりくつろぐなあ。帰る場所があるってのはいいことだと実感して、おだやかな幸せでお腹いっぱい。

 大阪に行くと、いつものメンバーがいつもの顔して迎えてくれた。この日のあたしの服のテーマは大阪食い倒れパンクス。黒のハット、でかめの黒ブチメガネ、Tシャツに豹柄のジャケット、黒の細身のパンツにシドベルトを巻いて、ジョージコックスのラバーソール。変わらないオモロ&アホな友達たちと飲んで食って騒いで笑った。そしてやっぱりホルモン!今回は道頓堀の焼肉「空」と、心斎橋の「龍ノ巣」。どちらも安くて美味い!これぞ大阪ホルモン、というコストパフォーマンスの高さ。もう朝方食べた「龍ノ巣」の網の上でじゅうじゅうと音を立てて汗をかいているホルモンなんて、溶ける宝石ですよ。どうだ!と言わんばかりに山のように白く美しい脂を湛えて、熱くなるほどに透きとおっていくその姿態。思わず溜息が洩れる。ぷりっぷりのその体を口の中へ放り込むと、舌の上で溶ける脂、噛めば噛むほどに広がる甘みとうま味。これをセクシーと言わずして何と言う!兄と二人でホルモンばかりおかわりおかわりで、結局4〜5人前は食べたのでは(朝7時まで)。内臓で我が内臓を満たした。ま、いつも通りですな。

 そして久々に会った昔からの仲良しから「妊娠してん」と告白される。こっちがホルモンで腹を膨らませている間に、彼女は新しい命で「お腹いっぱい」になっていた。幸せそうな彼女は、セクシーなホルモン食って幸せなだけでは決して出ないキラッキラの笑顔で、キレイだったなあ。そんな彼女を連れ、知り合いの店に顔を出して回る。「あ、これ2人で来てるように見えるけど、ほんまは3人やねんで」と行く店行く店で言っていたら、「もうマイちゃんしつこいで」と彼女に怒られた。だって嬉しいんやもん。彼女の旦那も知ってるし(というかエコノマのスタッフだったし)、二人を会わせたきっかけはあたしやし、お父さんみたいな気持ちやってん。おめでとうヨーコ。ええ子を産みなさい。

 で前回も書いた友達の店「酒中花 空心」へ。腹いっぱいだったけど、彼の出してくれた料理はやっぱり美味かった!何に感動したって、「ピータン豆腐」に一番感動した。一見普通のピータン豆腐。しかしその実体は、豆腐は味の付いた高野豆腐のようなもの(高野豆腐なのかはわかんないけど)で、その上に載ったピータンは揚げてあって温かく、シンプルなのに細かい部分にきっちりと技の利いた一つの料理であった。さすがです。ええ友達を持ったもんだ。

 10日は名古屋へ。10月10日って、年間の中で一番晴れの確率の高い日なんやってね。だから昔は体育の日やったし、結婚式をこの日にもってくる人も多いらしい。例にもれずこの日も快晴。黒のミニ丈ワンピースに黒のライダース、ゴールドスタッズのネックレスとバングル、HOUSE OF HOLLANDのアルファベットストッキング、白黒コンビのハイヒール、サイバーカラーのクラッチバッグといういでたちで出席。
 高校の同級生の彼女は真っ白なドレスを着て、今まで見た事ない種類の幸せそうな笑顔。彼女らしさが全面に出た素敵な式で、酒(瓶ビール3本くらいと白ワイン)の力も助けて、こんなあたしもちょっと泣きそうになった。しかも同じテーブルだったこれまた高校の同級生の女子2人は妊婦(2人とも2人目)で、完全にお母さんの顔。ここも、「お腹いっぱい」の人ばかりで幸せそうだった。みんなファミリーという点でプラスになっていっていた。あたしなんか足したり引いたり忙しいっちゅうのに。

 式を終えて家庭のあるみんなは解散。家庭のないあたしはたまたま名古屋に来ていた仲良しの、ロコパッションというバンドをやっていたよんちゃんと、その友達のケンジくんと合流して今池の「味仙」へ。子袋と紹興酒で乾杯。その後2人の友達のバンド(O.S.Dっていうバンドさんらしい)の打ち上げになぜか合流。芋焼酎をどんどん飲み、全然知らない人たちだったのにすごく楽しく話して、あっという間に時間は深夜2時を回った。皆様こんなわけのわからん女を相手してくださってありがとうです。出会いにお腹いっぱい。

 そんなこんなでもう全体的に「お腹いっぱい」な旅やった。家族の愛情、友達のオメデタい事、美味い酒と料理、新しい出会い。全部消化して、血と肉にして、あたしはまたデッカくなって、その分みんなにいろんな栄養をまき散らすぜ!

 ではでは今日もお腹いっぱい飲むぞ!

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写真(左)は「空心」のピータン豆腐。そして「龍ノ巣」のホルモン。網の上のダイヤモンド。


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vol.56 I LOVE 麻婆豆腐 はコチラから。


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[2009年10月07日]
vol.56 I LOVE 麻婆豆腐

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 あたしの名前にもある「麻」の字。四川料理で「麻」とは「痺れる」味を意味するらしい。あたしも名前通りシビれる女になりたいものだ。それはさておき、麻婆豆腐が大好きなんですあたし。特に、「麻」と「辣」(辛い)が容赦なく効いてるもの!つまり花椒と唐辛子ががっしがし使われている麻婆豆腐でないとイヤなのだ。
 でもそこらへんの中華料理屋さんに行くとなんだか甜麺醤ばっか効いた甘口の麻婆豆腐が出てきてがっかりしてしまったりする。近所にも以前「これはいい!」という麻婆豆腐を出してくれる四川料理のお店があったのだが、間を開けて行ったらすっかり普通の麻婆豆腐に変貌にていてがっかりしたことがある。日本人好みに合わせたと言う。そうか〜、日本人好みなのか、この甘口は。あたしも日本人ですが?!

 そこで麻で辣な麻婆豆腐を求めて色んなお店へ行ってきた!あたし好み、ありましたよ。まずこの前も書いた横浜中華街「福満圓」の激辛麻婆豆腐。それからこれも中華街「杜記 別館」の麻婆豆腐。ここはランチ激安。確か580円で麻婆豆腐の定食食べられるはず。色はそんなに赤々していないが、食べるといい感じに花椒が効いていて「麻」である。そしてまた中華街の「揚州茶樓」の激辛麻婆豆腐。ここはランチ880円。中華街のランチとしてはお安くない方だが、シュウマイ一個、ザーサイ、漬物、コーンスープ、ご飯、麻婆豆腐、杏仁豆腐、と結構盛り沢山なので満足。ここの麻婆豆腐が辛い!うまい!しかも土鍋でグツグツ煮立って出てくるのがステキじゃないか!花椒も適度に効いて、食べてるうちにみるみる新陳代謝がよくなっていくのがわかる。ずっと熱々で食べられるって素晴らしい。汗だくで店を出るはずです。
 あとは地味に普段よく行ってるのが、本牧通りにある深夜まで営業している中華屋さん「木の子」。ここの麻婆豆腐、麻婆茄子、麻婆春雨が安くてうまくて大好きでよく夜中にお持ち帰りして酒のつまみにしている。ただし、「激辛にしてください!」と言わなくてはいけません。そうしないと普通のが出てくる。激辛にすると、花椒&唐辛子がバンバン効いたあたし好みのが食べられまっせ。いつもお世話になってます。

 あと麻婆豆腐のことを書いたらここを忘れてはいけない。大阪新町、エコノマ大阪店の近くにある、「酒中花 空心」。ここの麻婆豆腐が絶品!言うことなし!しかもここ関係無いが、あたしの専門学校時代の同級生の大澤くんがやっているのだ。今は彼、偉そうに(失礼)有名シェフですが、昔は普通によく遊んだものだ。あたしがフランスに修行に行っていた頃は、しょっちゅうアホな手紙をやりとりしていた。お店に行ってあたしが「昔大澤はさぁ〜」と恥ずかしい昔話をすると「ちょっと!もう有名シェフなんですから!」と怒られる(冗談でやで)。めっちゃええやつです。とにかく料理めっちゃ美味いです。めっちゃ混んでるけど。

 自分でも作る時はそりゃあもう惜しみなく花椒を擂り潰してがっさー!と入れる。舌がビリビリするくらいが調度いい。むくみなんか一発解消ですよ。

 書いてたらまた食べたくなってきた。今行きたいのは富士見台の「源烹輪」っていうお店かな。写真見たらなんだか美味そうやった。情報求む。

 ではでは、今日も美味いメシと美味い酒に「麻」で!じゃんじゃん飲むぜ!

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写真は「揚州茶樓」の激辛麻婆豆腐
写真が赤い!(笑)



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 ハードロックやヘヴィメタルが大音量で流れる、横浜・本牧の居酒屋系ブラッスリー「ECONOMAT(エコノマ)」。大槻ケンヂを「神」と仰ぎ、セックスと料理の悦びを説く破天荒なオーナーシェフ・中西麻衣子が、料理に導かれ歩んできた波瀾万丈な日々を、その時に生まれた絶品メニューとともに振り返ります。巻末にはマニアックでちょっとアブナイ常連客たちとの必笑トーク集も収録!


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