ロックンロールニュース


レギュラーコラム マイ・オン・ザ・69(ロック) 中西麻衣子a.k.aマイ(料理人)

[2009年09月23日]
vol.54 てんこ盛り大好き

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 目の前に置かれたお皿の上に、大好きな食べ物がどどーんと山ほど。こんな幸せなことはないわな。食いしん坊、バンザイ。
 てんこ盛りの「てんこ」って何やねん、と思い調べてみたところ、もともと漢字で「天骨」と書くらしい。山の頂上や空の上の方を指す言葉。「天骨盛り」が転じて「てんこ盛り」となり、山のように盛られたもののことを言うようになったんだとか。なんだか壮大だ。そんな素敵なてんこ盛りに出会ったぜ。

 前々から常連さんから聞いていて行きたかったお店、「まるう商店」へ行ってきた。横浜駅の近くの裏通りにある三崎漁港直送のお魚をいただける海鮮居酒屋さん。まずはここの名物「どっさり盛り」1980円を注文。これがまあほんまに文字通りどっさり。新鮮なお刺身が7種類ほど、これでもか!と言わんばかりにてんこ盛り!金目鯛、かんぱち、生しらす、赤サバなどなど、もう目移りし過ぎて目回ってぶっ倒れるくらいの新鮮お魚フェスティバル。どれもまあプリップリで味は濃いし、焼酎ぐいぐい進む進む。更にまぐろのカマ煮を頼んだのだがこれもまたウマイ!しかもデカイ!目でもう幸せ。2人で行ったので2品しか食べられなかったのだが、大人数で行ったらもっと色々食べられてええやろうなあと、また行くことを誓い、後ろ髪ひかれながら店を出た。

 軽く近くの串焼き立ち飲み屋に寄り、その後以前にも書いたかな、スペインバル「バリーノ」へ。相変わらず爽やか男前な村西さんと乾杯し、お店を出て歩いてイタリアンダイニングバー「レンゴク」へ移動。そこでうちの仲良し常連さんに会い、カウンターに並んだお初にお目にかかる方を紹介されたのだが、その方が近くで「いまむら」というラーメン屋さんをされていると言う。エコノマで何度かお客さんから噂を聞いていたお店だったので、「ぜひ行きまっす!」と宣言し、その日は何故か鳥肌実の話が共通で嬉しくなってテンション上がってあたしは鳥肌実の話ばっかりしていた気がする。

 そして宣言通り、先日行って参りました「いまむら」さん。チャリンコ飛ばして朝から法務局で会社の仕事を済ませ、お昼になったので相生町のお店へ急ぐ。ダシのええ〜ニオイのする店内に入るともう満席で、カウンターにラーメンすする男子がひしめく中、ひときわ輝くベッピンさんがキラキラ!とこちらを向き「すみません!満席なので少々お待ちくださいっ!」と。はうあ!待ちます!待ちますがな!あなたのためならいつまでも!とえへらえへらとニヤついているとこのラーメン美人(なんだそら)、ご主人の奥様の様子。ご主人、あたしみたいな小娘を覚えていてくれて「早速来ていただいてありがとうございます」と笑顔。嬉しかったなあ。またあたし、えへらえへらと「いやぁ」と人見知りっぷり発揮。そこかしこに貼ってある鳥肌実関連のポスターやシールに感動しながら少し待ち、カウンターに通されつけ麺の温盛を注文。煮玉子もしかしてサービスしてくれたのかな、すんごいとろっとろでウマかったなあ。ありがたや。ラーメンに関してあたしは詳しくないので、味について細かく説明はできないが、うまかった!(笑)乗ってるローストポークがそりゃあもう肉厚で、これまた目でもう幸せ。食って更に幸せ。そして腹いっぱいになり大満足でお会計。忙しい中、ご主人とも奥様とも軽くお話できてよかった。ありがとうございました。今度は夜ゆっくりできそうな時また行ってみようと誓い、店を出て再びチャリンコ飛ばして帰宅。

 美味い食べ物は人を幸せにする。あと、美味いお店で偶然(必然?)出会った気の合う人は大切。一期一会。しかもその人が美味い食べ物を作ってくれたら更に幸せ。で、その食べ物がてんこ盛りだったらもっともっと幸せ!幸せてんこ盛り!あたしもそんな幸せ連鎖の一部を担える人になれたらええなと思ったのだ。

 てなわけで、明日も美味いもの探してチャリンコ飛ばすぞ〜。んで夜は酒もてんこ盛りで!飲むぞ!

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写真、左は「まるう商店」のどっさり盛り。右は「いまむら」のつけ麺温盛りです。



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 ハードロックやヘヴィメタルが大音量で流れる、横浜・本牧の居酒屋系ブラッスリー「ECONOMAT(エコノマ)」。大槻ケンヂを「神」と仰ぎ、セックスと料理の悦びを説く破天荒なオーナーシェフ・中西麻衣子が、料理に導かれ歩んできた波瀾万丈な日々を、その時に生まれた絶品メニューとともに振り返ります。巻末にはマニアックでちょっとアブナイ常連客たちとの必笑トーク集も収録!


「エコノマという店をつくるまで あたしの舌が覚えてきたこと。」中西麻衣子 著

発売日:2009年2月27日(金)
発行元:リトル・モア
定価:1,700円(+税)



中西麻衣子a.k.aマイ(料理人)
有限会社spirytus代表取締役社長。2003年25歳の時に大阪・新町に「フレンチ風居酒屋」と称してビストロ・エコノマをオープン、2006年には横浜・本牧に2号店、ブラッスリー・エコノマをオープンさせ、店のお洒落な外観を裏切るデスメタルやハードロックをBGMにガンガンかけながら激しく営業中。現在本人は、エコノマ本牧店で料理に腕を振るったり飲んだくれたりしている。1番大好きなバンドは筋肉少女帯。


ブラッスリー・エコノマ http://spirytus-economat.com/


vol.53 タクシーという名の混沌(カオス) はコチラから。


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