ロックンロールニュース


レギュラーコラム マイ・オン・ザ・69(ロック) 中西麻衣子a.k.aマイ(料理人)

[2009年05月27日]
vol.37 珍客閉店間際

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 先日のエコノマ、常連さん2人を残して閉店5分前。さて閉めようかという時、1台のタクシーが店の前に止まった。ありゃ、これはお客さん来るかな? と思いとりあえず店の外へ出てみると、タクシーの中からタケカワユキヒデ似の40代くらいのスーツの男性と、パナマ帽を被った初老の男性。2人とも相当酔っているらしく、目がとろんとしている。もうお家帰った方がええんちゃうかなあ〜という雰囲気。
 初老の男性の方が口を開く。


「二人だ!」
「あ、あの、もう閉店なんで……」
「だめなのか!」
「えっと、あと5分なんで……」
「じゃあ一杯飲ませろ!」
「(あ〜あ〜)1杯ずつだけですよ。じゃ、どうぞ。」


 カウンターまで来たものの立ちっぱなしで座らない。まあ1杯飲むだけやしええのか。


「何飲まれます?」
「1杯だよ! 1杯!」
「……? じゃあビールでいいですか?」


 するとパナマ帽、少しタケカワに目配せし、「ビール2つだ!」。はい〜といいながらビールサーバーに手をかける。反対側のカウンターに残っていた常連さん2人と会話して、あははと笑いながらビールを注いでいると、


「笑いながらビールを入れるなぁぁぁ!!!」


 もの凄い剣幕でパナマがあたしを睨みつけて怒っている。「え?」と面喰ってそちらを向くと再び「笑いながらビールを入れるな!」。あたし、笑顔で反論。


「なんでなんすか〜? 笑ってた方が楽しくてええやないすか。ダメですか?」
「真面目にやれ!」
「やってますやんか!笑ってても真面目ですよぉ。はい、ビール2つ。」
「笑いながら注ぐなよ! わかったか!」
「はいはい、わかりました。」
「『はい』は1回だ!」
「は〜い。」


 ご立腹のパナマ、タケカワに宥められながらビールを一口。すると表情が一転。驚いたような顔。あたしは常連さん2人の方に戻って会話を続けながら、耳ダンボ状態でパナマとタケカワのこそこそ話を聞いた。


「ね、笑いながらでもこんなに美味しいビールが入れられるんですよ。ちゃんと仕事に慣れてるんですよ。」
「お、おう。」
「彼女は真剣にやってますよ。」
「お、おう。」


 わかればよろしいっ!こっそり胸ふんぞり返すあたし。で、2人はビールを飲みほしお会計して店を出る。「ありがとうございました〜!」と外までお見送りにいくと、パナマ、
あたしに握手を求め、しっかりと目を見つめながら


「ありがとうな。」


 いいえ〜、とがっしと握手し、手を振る。パナマ少し歩きだしたものの、こちらを振り返ってなかなか立ち去ろうとしない。さよなら〜! と手を振っていると、軽くおじぎをしてタケカワに連れられてタクシーに乗って行った。


 なんだったんだろう。ビールをこよなく愛すビール仙人か? 全国津々浦々、ビールを飲み歩き、まずいビールを糾し、美味いビールを探し求める旅人か? かろうじてあたしは認められたのか? なんせあたしが入れた美味いビールで怒れるお客様を丸めこめたことが嬉しくてニヤついた。
 ケンカって、言葉や暴力とかじゃない。こうして一杯の酒で平和的に解決することもあるのだ。凄くないすか?


 そんな酒って素晴らしい! もう飲むしかない! 今日も飲むぞ!


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写真は23日オープンの横浜の新しくなったマリンタワー。
21日のレセプションに行ってきました。
業界ぽい人ばっかでドパンクは浮いてましたわ。


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 ハードロックやヘヴィメタルが大音量で流れる、横浜・本牧の居酒屋系ブラッスリー「ECONOMAT(エコノマ)」。大槻ケンヂを「神」と仰ぎ、セックスと料理の悦びを説く破天荒なオーナーシェフ・中西麻衣子が、料理に導かれ歩んできた波瀾万丈な日々を、その時に生まれた絶品メニューとともに振り返ります。巻末にはマニアックでちょっとアブナイ常連客たちとの必笑トーク集も収録!


「エコノマという店をつくるまで あたしの舌が覚えてきたこと。」中西麻衣子 著

発売日:2009年2月27日(金)
発行元:リトル・モア
定価:1,700円(+税)



中西麻衣子a.k.aマイ(料理人)
有限会社spirytus代表取締役社長。2003年25歳の時に大阪・新町に「フレンチ風居酒屋」と称してビストロ・エコノマをオープン、2006年には横浜・本牧に2号店、ブラッスリー・エコノマをオープンさせ、店のお洒落な外観を裏切るデスメタルやハードロックをBGMにガンガンかけながら激しく営業中。現在本人は、エコノマ本牧店で料理に腕を振るったり飲んだくれたりしている。今年で31歳。夫はクレイジーケンバンドのサックス、中西圭一a.k.aジャッカル。でも1番大好きなバンドは筋肉少女帯。


ブラッスリー・エコノマ http://spirytus-economat.com/


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中西マイって何者? と思った方! 特集では対談を掲載中です。
マイ・オン・ザ・69(ロック)連載スタート記念対談(後編)
中西麻衣子a.k.aマイ×中西圭一a.k.aジャッカルの夫婦対談です。


vol.36 はしご酒はいつのまにやら はコチラから。


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[2009年05月20日]
vol.36 はしご酒はいつのまにやら

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 皆様飲んだくれてますか? あたしは相も変わらず飲んだくれ。「飲んだくれ」って言葉を調べてみたところ、「飲んだくれとは酒を飲んで酔っ払い、だらしなくしている人を指し、古く江戸時代から使われる言葉である。現在も酔っ払っている人、朝から晩まで酒を飲んでばかりのだらしない暮らしぶりの人、大酒飲みでたちが悪い人を罵る言葉として使われる」らしい。「だらしない暮らしぶり」とは……。いや、仕事はちゃんとしてるし真っ当に生きてるつもりですよ。ただ酒と両想いなだけです。


 横浜には野毛という地名の場所がある。安くてうまい居酒屋、朝まで営業の飲み屋、古びたスナック、などなどが多く、なんだかとってもあたし向けな町なのだ。ここ何日かで行った野毛のお店には全部惚れた。まず「のげ」って響きがいい。皆さんも呟いてみるといい。「のげ」。ほら、なんか悩み事とかどうでもよくなるでしょ。ならねえか。


 ある日の野毛とあたし。エコノマのお客さんたちと5人でふらふら。夕方からそば屋で飲み始め、手羽から揚げのうまいお店で芋焼酎をボトル一本。そこを出てすぐ「三陽」という、このへんの人なら知らない人はいない中華のお店へ。雨が降っていた上に満席だったため、向いの閉まってるお店の軒下に簡易テーブルと丸イスを出してもらい、5人ぎゅうぎゅう詰めで着席。店員さん(中国の方っぽい)の女の人が注文をとりにくる。


「餃子5人前?」
「(まだ何も言ってないのに……)あ、じゃあはい。5人前!」
「ネギ鶏3人前?」
「(何も言ってないってば)いや、えっと、(お腹いっぱいなんで)1人前で。」
「2人前?」
「いや、1人前!」
「ネギ炒め3人前?」
「(だから〜!)いや、いらないです!」
「ビール5本?」
「いや3本でっ!!」


 という強引かつ大胆不敵なオーダー取り合戦に悪戦苦闘し、山ほど並んだ餃子をわしわし食いながらビールをごくごく。一人がギターを持ってきていたのでBGMスタート。この彼がギターがうまいうまい。みんなのテンションも最高潮に。ロック、ブルース、ボッサ、演歌。それに乗せてまた一人が歌い出す。テーマは「三陽」「餃子」「雨」。これまた絶妙なコラボレーションで、通りがかりの酔っ払いのおっちゃんまでセッション。大声で歌い、笑い、酔い、雨で寒いのなんて全然関係なく暑苦しいバカばっかやった。
 興奮冷めやらず、歩いてバー「BEACH」へ。ここでもギター。たまたま会ったうちの常連さんのハープとセッション。お店でいきなりこんなことすんのを許してくれたマスター、素敵です。ありがとでっす。めちゃめちゃいい酔い方した、そんな一日。


 またある日の野毛、深夜お気に入りの焼肉屋を出て、朝8時までやってる焼酎バー「ちゃぶ」へ。大好きな「兼八」を飲み、隣の女の子に納豆入り玉子焼きをお裾分けしてもらい、また「BEACH」へ。朝5時の「BEACH」での一杯は朝日に照らされた大岡川を見下ろしながら窓全開で冷たい風がほどよく酔いを醒ます。散々騒いでシメに歩いて和食屋「阿武茶」へ。ここは深夜にオープンして朝8時くらいまでやっている飲んだくれに優しいお店。しかも刺身がうまい! カレーがうまい! そして安い! 刺身は新鮮だし、カレーはダシがきいてて飲んだ肝臓を癒してくれる。酒飲んだ後のカレー、マイブーム。


 そのまたある日は、おでん屋「ぐでんぐでん」でおでんをつまみながら一杯。ぐでんぐでんにはならずにまた「ちゃぶ」へ。大好きな焼酎に囲まれながら、「男が女に作ってもらったら嬉しい料理」の話で盛り上がる。肉じゃがは人気がないということが判明。朝方、マクドで朝飯にメガドッグセットを買い、そこにいたソーセージをくわえて弄ぶかわいこちゃんに指をさしながら「エロい!」と認定して走って逃げる。という30歳女子。


 とにかく一日中遊べる素敵な場所だ。ほてほて歩いてると嫌でもよさそな店が目に入るので、はしご酒しないではいられないだろう。みんなも行こうぜ! 野毛! ノゲイラ!


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 でマイブームでお馴染みのカレー スープカレー作ってみました。

「マイ流スープカレー」

 玉ねぎ  1個 みじん切り
 にんにく 3片 おろしておく
 しょうが にんにくと同量 おろしておく
 トマト  3個 ざく切り

 カレー粉       大さじ3杯くらい
 チキンブイヨン(粉) 適量
 中華鶏ガラスープの素 適量

(調味料)
 昆布つゆ       適量
 ケチャップ      少々
 ウスターソース    少々
 塩こしょう      少々

 鶏肉(手羽先と手羽元ともも肉)適量
 にんじん       大き目にカット
 じゃがいも      大き目にカット(ゆでておく) 
 茄子         大き目にカット
 ピーマン       同じく
 アスパラガス     固いとこを取って半分に

 圧力鍋を使う。オリーブオイルで玉ねぎにんにくしょうがを炒めて、甘いニオイになってきたらトマトを投入。トマトが煮崩れたらカレー粉を入れて香りが出るまで炒める。それをミキサーにかけてペースト状に。そこに鶏肉、ニンジン、水、ブイヨンとスープの素を入れて圧力かけて30分(鍋の機種による)。レシピの調味料で味付け。じゃがいも以下の野菜類を素揚げして盛りつければ完成。ごはんと一緒に食べる!


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写真左は「阿武茶」の刺身盛り合わせ。ボリューム120点。美味い!
右はあたし流まかないスープカレー。なかなかの出来でしたぞ。


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 ハードロックやヘヴィメタルが大音量で流れる、横浜・本牧の居酒屋系ブラッスリー「ECONOMAT(エコノマ)」。大槻ケンヂを「神」と仰ぎ、セックスと料理の悦びを説く破天荒なオーナーシェフ・中西麻衣子が、料理に導かれ歩んできた波瀾万丈な日々を、その時に生まれた絶品メニューとともに振り返ります。巻末にはマニアックでちょっとアブナイ常連客たちとの必笑トーク集も収録!


「エコノマという店をつくるまで あたしの舌が覚えてきたこと。」中西麻衣子 著

発売日:2009年2月27日(金)
発行元:リトル・モア
定価:1,700円(+税)



中西麻衣子a.k.aマイ(料理人)
有限会社spirytus代表取締役社長。2003年25歳の時に大阪・新町に「フレンチ風居酒屋」と称してビストロ・エコノマをオープン、2006年には横浜・本牧に2号店、ブラッスリー・エコノマをオープンさせ、店のお洒落な外観を裏切るデスメタルやハードロックをBGMにガンガンかけながら激しく営業中。現在本人は、エコノマ本牧店で料理に腕を振るったり飲んだくれたりしている。今年で31歳。夫はクレイジーケンバンドのサックス、中西圭一a.k.aジャッカル。でも1番大好きなバンドは筋肉少女帯。


ブラッスリー・エコノマ http://spirytus-economat.com/


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vol.35 珍客ひさびさ はコチラから。


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[2009年05月13日]
vol.35 珍客ひさびさ

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 最近のエコノマ、また変わったお客様が増え始めた。気候がええからかしら。ついこの前も久しぶりに、とんでもなく酔っ払ったおっちゃんがふらりと一人でやってきた。


 まずこのおっちゃん、店に入ってくるなり何か一人でブツブツ言っていた。とりあえず「カウンターどうぞー」と座らせてみる。席についてもまだ喋っているので聞いてみると、なぜかスペイン語。もちろんおっちゃん、ばりばりの日本人(50代くらい)。なぜ?! なぜラテン系?!


「何飲まれますか?」
「おう!ワインをくれよ!」


 スペイン語の謎は解けず仕舞い。またこの声がでかいでかい。90デシベルはあるのではと思われる、騒音レベルの大声。


「声デカイから!ボリューム下げて! おっちゃんどこで飲んできたん?」
「おまえ野球な、あれな、横浜はダメだな!」
「……(全然聞いてねえし)野球うちわかりませんねん。横浜ダメなんはなんか聞いたことありますけど。」
「草なぎ剛はあれ、かわいそうだな!」


 会話が一方通行。でもツヨポンの話はヒートアップ。


「あれはよう! 俺はわかるね! 酔って脱ぐなんてのはよくあることじゃねえか! それをあーだこーだなあ! あれはあのグループのリーダーが謝るのが筋だろ!」


 おお、確かにまあわかる。まともなことも言うのな。ただ声はでかいってば。しかもおっちゃん、ツヨポンに感情移入しすぎて泣きながら叫んでいた。結構いいやつなのか。


「まああれだな、俺がリーダーだったら謝るね!」


 あんたはSMAPのリーダーには絶対なられへんけどね。


「俺は若い頃キムタクそっくりだったんだよ!」


 知らんわ! そしておっちゃんはどんどん酔いを増していき、最後の方は何を喋りたいのかわからん状態に。


「俺はよう、あーだこーだで、スカ(横須賀)でよう、昔はあーだこーだで、もうそのへんではあーだこーだ!ってなもんだったんだよ!」


 全然わからんす。そして他のお客さんに窘められ、おっちゃん帰ることに。こけそうなので一応出口までお見送り。


「おっちゃん気ぃつけてな。」
「おう! ありがとな!」


 まあうるさかったけど許せる範囲の酔っ払いやな……と思いつつおっちゃんが転ばないよう支えていたその時、おっちゃんあたしの股間をさりげなく、かつしっかりと触りやがった。


「ごるぁぁぁ! おっさん何しとんねん!」


「まあまあ!いいから!」

 よくないわ! 最後の最後にはとんでもなかったけど、おもろいおっちゃんやった。とはいえ店主の股間を触るのは禁止です!(当たり前)


 てなわけであーだこーだで、今日もあーだこーだ!


 全然話と関係ないけど、レシピ知りたいとリクエストがあったので
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
南仏野菜のトマト煮込み

 玉ねぎ      一個みじん切り
 にんにく     2片みじん切り
 トマトホール缶  小さい缶で3缶くらい
 茄子      ┐
 ズッキーニ   │
 にんじん    │
 パプリカ    │このへんの野菜類はお好みの量で。
 セロリ     │
 カボチャ    │
 しいたけ    ┘
  

 具になる野菜は一口大に切って素揚げして塩しとく。これ大事。玉ねぎとにんにくをたっぷりのオリーブオイルで炒め、つぶしたトマトホールを投入。塩こしょう、甘みが足らなければハチミツ少しで軽く味付けし、オレガノを入れて香りづけ。素揚げしといた野菜を入れて全体がなじんで、ええ感じにトマトソースが軽く煮詰まったら完成。まあ簡単。めんどくさいけど、素揚げは絶対したほうが美味しいと思うよ。


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写真は南仏野菜のトマト煮込みです。ビタミン補給!


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「エコノマという店をつくるまで あたしの舌が覚えてきたこと。」中西麻衣子 著

発売日:2009年2月27日(金)
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中西麻衣子a.k.aマイ(料理人)
有限会社spirytus代表取締役社長。2003年25歳の時に大阪・新町に「フレンチ風居酒屋」と称してビストロ・エコノマをオープン、2006年には横浜・本牧に2号店、ブラッスリー・エコノマをオープンさせ、店のお洒落な外観を裏切るデスメタルやハードロックをBGMにガンガンかけながら激しく営業中。現在本人は、エコノマ本牧店で料理に腕を振るったり飲んだくれたりしている。今年で31歳。夫はクレイジーケンバンドのサックス、中西圭一a.k.aジャッカル。でも1番大好きなバンドは筋肉少女帯。


ブラッスリー・エコノマ http://spirytus-economat.com/


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vol.34 食い倒れ飲み倒れ神戸&大阪 その二 はコチラから。


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[2009年05月06日]
vol.34 食い倒れ飲み倒れ神戸&大阪 その二

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 さて先週の続き。初日二日目と我が肝臓を休める暇なく酷使してきたわけだが、この三日目更に限界に挑戦することになるとは思いもよらなかった。嘘! 自ら望んでやってんだけどねっ!


 三日目のお昼、兄と二人で日本橋の「釜たけうどん」へ。名物の「ちく玉ぶっかけうどん」を注文。茹で上げてキュッとしまったシコシコうどんにダシのきいたタレと、さくさく熱々のちくわ天と、これまた熱々で中がとろりとした半熟玉子の天ぷらがのったシンプルかつ絶妙な一品!めっちゃ美味い!軽い二日酔いが見事に癒された。
 しかも店員さんの女の子が、ピンクのふりふりエプロンのアニメ声。さすが大阪のアキバ、日本橋。


 その後は、大阪にいた頃から毎日のように通っていたアメ村のカフェ「BANCO」。ここは大好きなILLY(イリー)のコーヒーを使っていて、また淹れ方も最高。ここで味を覚えてしまってからILLYに惚れて、エコノマでも扱うようになったわけ。カプチーノをいただいて退散。

 夕方16時、兄とこれまた大阪時代に行っていた難波の豚足とホルモン焼きの店「かどや」へ。ここはかなりカオスな店で、とにかく場末感たっぷり。大好きなんやなあ、こういうの。
 「お飲物なんにします?」と聞いてるそばから、おっちゃんが瓶ビールの栓を開けて待っている。「あ、じゃ、じゃあビールで(笑)」とあいなるわけで。皿やコップは洗いっぱなしでびしゃびしゃなので、おばちゃんがピッピ! と振って水を切りながら持ってくる。おしぼりで自分で勝手に拭く。名物の豚足を頼むとすごい早さで出てくる。皿洗いのおっちゃん、昔来てた時と変わらずくわえタバコで皿洗ってたなあ。ええのか? いいんです!
 ここで豚足、レバ刺し、瓶ビール一本を二人で平らげ店を出る。


 17時、法善寺の串カツ屋「だるま」へ。ソース二度漬け禁止。瓶ビールと、元祖串カツ(牛肉)と豚カツ串、玉ねぎ串、トマト串を注文。衣が薄くてパン粉は細かく、さくさく入ってしまう。平日のこんな時間からお客さんで店はごった返している。いいねえ、活気があって。


 そして18時、兄おすすめのこれまた豚足が名物のお店「びーちゃん」。ここの豚足はかりっかりに香ばしく焼いてあって、外側かりっと中がとろとろコラーゲン、これは美味い! 腹減ってたら3本は確実に食べられる! 突き出しもイカス。お豆腐にシラスと揚げ玉とひじきをタレで和えたものがのっているというもの。揚げ玉がきいて美味い! お家でも作れそうなのでやってみよう。そして兄が激プッシュしていた「塩辛ポテト」も注文。じゃが芋をガーリックのきいたオイルで焼いてある上にイカの塩辛がたっぷりのっかる。これは酒がすすむ! 焼酎に抜群合った。ええお店さんや。近所にあったら通うな。


 兄がパフュームのライブビデオを見るイベントがあると言うので一旦別れて、エコノマ常連さんの女の子を連れてカラオケ。ここでも焼酎飲む。


 そして大阪来たら必ず行かねばならない、以前にも紹介したあたしの友達のバー「鳶バー」へ。焼酎をもらい、またしょうもないバカ話で鳶と盛り上がる。兄からイベントが終わったとの連絡を受け、泣く泣く鳶に別れを告げ店を出る。


 兄とスタッフのまーたん、常連で仲良しの谷やんと、心斎橋のたこやき居酒屋「味穂」で合流。ここも昔よく行ったなあ。朝方まで飲んだもんだ。兄たちがたこやき完食してたのですぐに店を出て、近くのビルの上のお寿司屋さん「喜太郎寿司」へ。


 一周年らしく、人でごったがえしていた。記念で一貫100円! 熱燗を頼み、刺身盛り合わせと寿司盛り合わせでちゃちゃっと飲んで食って退散。今度来たらもっとゆっくりしよう。

 残ったあたしと兄と谷やんで、兄のよく行くバー「LOCK STOCK」へ。ここがまあ最高の店やった!マスターのヤスさんが、そりゃあもうパンチのきいた人で、BGMがメタル! ロック!ラウドネスをぎゃんぎゃんかけてもらい、あたしのテンション激上がり! ヤスさんとメタルと80年代バンドの話で盛り上がり!焼酎水割りを注文したら、
「マイちゃん! ストップて言うてや!」
 もちろん満タンまでストップ出しませんよ。水割りにできひんやん。
「これじゃロックやんか! ロックやな! 自分!」
 もう楽しすぎて鼻血が出そうやった。ヤスさんにジャックダニエルのTシャツをいただき別れを告げた。帰りたくなかったなあ、ほんまに大好きになったお店。絶対また行く!


 そして25時くらい(曖昧)。またまたあたしが大阪時代何度となく通ったもつ鍋屋「もつなべや」へ。名前そのまんま。名物もつ鍋をいただく。日本酒飲みたくなったので「上喜元」を注文。やっぱここのもつ鍋は美味い! しかも安い! 最高! 横浜に出店してくんねえかなあ〜。焼酎をおかわりに頼み、鍋はちゃんぽんでシメ。……幸せ。


 27時くらいに店を出て、兄が「ここは俺の癒しの場所なんだよ」と言うバー、「COMES」へ。まあここもええお店!マスターのイッペーさんとまた音楽話で盛り上がる。ここではメタルでなく、いとうせいこうのラップの話とかで。YouTubeでどんどん好きな曲を見つけてかけてくれた。楽しい楽しい!そして仕事を終えた鳶と合流し、久々にたくさん話し、笑ったり癒されたり。もうほんまに楽しすぎて時間を忘れてたら店を出たら日が昇っていて時間を見たら朝7時!!!


 鳶と別れ、兄と二人で家の近くの小さな定食屋さん「千成」へ。兄おすすめの「肉汁」を注文。塩気のきいたおダシに牛肉とお豆腐と卵が入った汁もの。ほっこりあったかく、シメにぴったりでした。そして兄の部屋に帰り、二人でばたんきゅー。何軒回ってんねん。おやすみなさい。


 最終日、なんとか早起きしてお昼に仲良しのお店、お好み焼きの「コテコテ」へ、店主ぐっさんの顔を見に行く。前日も「LOCK STOCK」で出会ったんやけどね。ぐっさんは二日酔い顔で迎えてくれた。お好み焼き定食を食べて店を出る。うまいなあ〜やっぱ。


 夕方17時、兄の彼女と一緒にエコノマ近所の初めて行く焼き鳥屋さん(名前忘れた)で日本酒飲みながら何串か食べる。鶏わさも焼き鳥も美味しかったなあ。ついつい焼酎もおかわりしてええ感じに。


 そして新幹線に乗る時間が来てしまったので、兄と彼女に別れを告げ新大阪へ。さよなら大阪。もう楽しすぎました。出会ったみんなほんまにありがとう。かなりエネルギー充電しました!


 そんな乙女の一人旅。いかがでしたでしょうか。時間ってのはこうやって使うんや! 違うかー!


 さて、今日もエネルギー放電するぞお! アルコールパワー!


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写真左は大好きなもつなべや。こっちは道頓堀店。ずっと通ってた方は鰻谷にあるんやけど。右は釜たけうどんの「ちく玉ぶっかけ」


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有限会社spirytus代表取締役社長。2003年25歳の時に大阪・新町に「フレンチ風居酒屋」と称してビストロ・エコノマをオープン、2006年には横浜・本牧に2号店、ブラッスリー・エコノマをオープンさせ、店のお洒落な外観を裏切るデスメタルやハードロックをBGMにガンガンかけながら激しく営業中。現在本人は、エコノマ本牧店で料理に腕を振るったり飲んだくれたりしている。今年で31歳。夫はクレイジーケンバンドのサックス、中西圭一a.k.aジャッカル。でも1番大好きなバンドは筋肉少女帯。


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vol.33 食い倒れ飲み倒れ神戸&大阪 その一 はコチラから。


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