[2008年06月25日]
vol.20 好きな色は何?
「好きな色は何?」
表参道の交差点から青山通りを外苑側にすぐの喫茶「大坊」のカウンターに座り、ミルクコーヒーを飲みながら彼女が聞く。このお店は生前の向田邦子さんが、よく来ていた店らしい。好きな色というわけではないが、オレンジ色のものには、よく目がいく。
「私、ピンクとグレーの組み合わせに弱いの」
ここで気付く。ぼくの答えはどうでもいいことに。
「組み合わせって大事よね」
ぼくと彼女の組み合わせはどうなんだろう。ぼくと彼女、彼女とミルクコーヒー、ぼくと仕事、彼女と台所、彼女と〜、ぼくと〜、この先、まだまだ多くの出会いがある。この便利な世の中、何を選択するかというのは大事なことだろう。
「それで、何なの? 好きな色」
あまり選択肢のなかった昔と、男が強かった時代が羨ましい。

オレンジ柄の手紙立て
購入場所:代々木公園でのフリーマーケット。
値段:200円とか、そんなの。
[2008年06月10日]
vol.19 サ〜ンダ〜バニ〜
「行きたいところあるの」
PUFFYのファンでもある彼女が言う。ロドニー・A・グリーンブラットの個展「Rodney Road」&サイン会。ふたりで新宿の高島屋10Fにある特設会場まででかける。
「高いね」
原画、版画などは高くて買えないので、彼女はポストカードを額にいれたものを購入した。それを持ってサイン会の列に並ぶ。ぼくみたいな付き添いの男が数人、暇そうに列の外で待っている。男達の頭には「パラッパラッパー」のキャクラターくらいしか思い浮かんでいないだろう。ロドニーさんは、ひとりひとりに笑顔でサイン、その横にイラスト、そして記念撮影。
「なに描いてもらおかな」
サインの横に描いてもらうイラストが一番の目的。迷ったふりをしているが、「サンダーバニー」に決まっている。順番がまわってきて、日本語で「こんにちは」と彼女。「キャラクター?」とロドニーさんの声 に彼女が答える。
「サ〜ンダ〜バニ〜」
変な英語。「OK!」とロドニーさん。

ロドニーさんのフラワーベース
購入場所:展示会にて。
値段:2500円(サイン入り)。

































