[2009年07月25日]
vol.19
これは、私が幼稚園の年長の頃の話だそうだ。
ウチの母は私が言うのも、というか、娘がいうのもなんですが、年をとった今でも綺麗です。ですから、若い時は、もっと綺麗でした。スタイルよく、家のこともしっかりこなし、自分の趣味や、やりたいことも、家族に迷惑をかけず、そして、私に寂しい思いもさせないで、本当に、本当に、生き生きとしていて、(実は凄く疲れていたとは思いますが)私の幼い頃の微かな記憶の中には、本当に輝いている! そういった意味も含めて、綺麗で美しい人でした。
ですが、これは母自身が言っていたらしいのですが、どうやら、お尻が大きいのが、唯一、気になっていたらしく、ある日、父の晩酌に付き合うのが、その頃、楽しかった私に、
「母さんは、出会った頃、尻がデカクて、すみません。でも、決して、尻にはひかないタイプです! てなこと、言ってたんだよな〜!」
と、嬉しそうに、そして、今の現状を少々嘆きながら、幼い私に酒を注がせていました。そして、父の酒はすすみ、いい感じに? 酔ってきたところで、着ていたTシャツをまくり上げ、自分のお腹のぜい肉をつまんで、
「ほら見ろ〜! ほら見ろ〜! ブヨブヨ〜! ブヨブヨ〜! お母さんのお尻と一緒だぞぉ〜! ほら〜! ほら〜! さわってみるか〜!」
と、私の目の前にお腹をつきだしてきたようで、それを見ていた母は、
「もう〜、やめてよ〜! もう〜! 確かに、ちょっと大きいけど、そんなんじゃ、ないわよ〜!」
と、少し顔を赤らめながら(本当にウチの母はピュアで)私と父の間に割って入ってきて、父のぜい肉をつまんで
「私のは、こんなに固くないわよ〜! 私のは、もっと、フワフワよ〜! 大きいけど、フワフワなの〜! もう、ブヨブヨなんて、やめてよね〜!」
と、フンって顔しながら、父のお腹を「ペシッ!」と叩き、
「今日、飲み過ぎなんじゃない! 今日は、もう〜、おしまい!」
そう言って、テーブルの上のお酒をかたそうとしている母のお尻を、いい感じを超えてしまった父が、
「ムギュ」と掴んで、
「ほら〜! ほら〜! さわってみろよ〜! ブヨブヨだぞ〜! ブヨブヨ〜!」
と、出来上がった目で私のほうを見て、そして私の手を母のお尻にあてがって、ニッコニコしながら
「ホ〜レッ! ブーヨ、ブヨ! ブーヨ、ブヨ! ブーヨブヨッたら、ブーヨブヨ〜〜! イェーイ!」
幼い私は、アホですから、なんだか知らないけど、楽しくなってきてしまい、父と一緒にテーブルの周りを回りながら、
「ホ〜レッ! ブーヨ、ブヨ! ブーヨ、ブヨ! ブーヨブヨッたら、ブーヨブヨ〜〜!」
と、何度も何度も連呼しながら、時折り、
「イェーイ!」
と、ハイタッチもまじえながら、父は完璧な悪のり、私は、完璧な幼児のアホのりで大騒ぎしていると、突然、母が背を向け、シクシク泣きだした。(なんせ、母はピュアなもんで)それを見て、さすがに酔っていた父もマズイと思ったらしく、
「あ〜、今日は、もう、遅いから、寝よ、寝よ〜。」
と、まだ興奮覚めやらぬ私を、無理矢理寝室に連れて行った。そして、父が添い寝をしてくれている間に、幼児ですから、すぐ寝たらしいです。その後のことは、私にはわかりませんが…………。
そして次の日、朝起きたら、父も母も仲良く話していて、だけど父の顔が少々曇っていましたが(多分私が寝たあと、いろいろあったのでしょう! それと二日酔い)いつも通りの朝って感じで、私は母に連れられ、自転車の後ろに乗り、幼稚園に向かいました。すると、いつもは気にならないのですが、自転車をこぐ母の後ろ姿、というか、お尻が、昨日のことがあって、ミョーに! ミョーに! 気になりだして、後ろから母のお尻を、指で「ツンツン! ツンツン!」しだして、うっとうしがる母をよそに、昨日の興奮が蘇ってきて、突然私は(幼児ってこわいですね!)
「ホ〜レッ! ブーヨ、ブヨ! ブーヨ、ブヨ! ブーヨ、ブヨッたら、ブーヨブヨ〜〜! イェーイ!」
と、はじめて、いや、はじまってしまったのです。こうなったら、私は、そう、幼児はおさまらないです。もう、自転車の後ろで、足と手をバッタバタさせながら、
「ホ〜レッ! ブーヨ、ブヨ! ブーヨ、ブヨ! ブーヨブヨッたら、ブーヨブヨ〜〜! イェーイ!」
幼稚園に着くまで、
「もう、静かにしなさい! やめなさい!」
と、母に怒られながらも、連呼しまくっていました。
そして、幼稚園に着き、自転車から降りされ、
「もう、わかったから〜。ハイ! 元気にいってらっしゃい!」
と、母にお尻を叩かれ、見送られると、ちょうど同じころ着いた同じ組の友達に、
「ウチのお母さん、お尻、ブヨブヨなんだよ〜! ホ〜レッ! ブーヨ、ブヨ! ブーヨ、ブヨ! ブーヨブヨッたら、ブーヨブヨ〜〜! イェーイ!」
と、また、はじまってしまったのです。そして、その友達も一緒になって(こわいですね〜、本当に、幼児は!)大騒ぎ!
いや、もう、お祭り騒ぎって感じになり、私は母がまだいることも忘れて、
「ホ〜レッ! ブーヨ、ブヨ! ブーヨ、ブヨ! ブーヨブヨッたら、ブーヨブヨ〜〜! イェーイ!」
と、幼稚園の中にズンズンはしゃぎながら進んでいったのです。
そして、幼稚園の門の外で1人ポツンと残された母の耳には、幼稚園中の子供たちが全員叫んでいるんじゃないかと思われるくらいの、
「ホ〜レッ! ブーヨ、ブヨ! ブーヨ、ブヨ! ブーヨ、ブヨッたら、ブーヨブヨ〜〜! イェーイ!」
が、園中からこだましてくるのが聞こえたそうだ。
そして母は、そのこだまを背に、シクシク泣きながら(ウチの母は本当にピュアなもんで)自転車をこぎ、幼稚園を後にしたそうです。
「ホ〜レッ! ブーヨ、ブヨ! ブーヨ、ブヨ! ブーヨ、ブヨッたら、ブーヨブヨ〜〜! イェーイ!」
BIKKE(ミュージシャン)
現在、TOKYO No.1 SOUL SET公式ケータイサイトにて、TOUR 2009"Beyond The World"スペシャルキャンペーンを実施中!
超レアなBIKKE着ボイス(電話着信、メール着信、目覚まし)や、ツアーグッズロゴなどをデザインしたFlash待ち受けの配信。その他、サイト限定バージョンなどの、オフィシャルグッズを絶賛発売中! ぜひアクセスを!
くわしくはコチラ→TOKYO No.1 SOULSET 公式Webサイト
BIKKE、渡辺俊美、川辺ヒロシが、日記を公開しています! リアルタイムでUPされる情報もアリ、仕事以外の意外な一面がのぞけるかも!? マイミク登録に急げ〜!!
mixi<PC>へのアクセスはコチラから。
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=23567720
mixi<mobile>へのアクセスはコチラから。
http://m.mixi.jp/show_friend.pl?id=23567720
僕らの知らない小さな僕らvol.18 はコチラから。
[2009年07月10日]
vol.18
これは確か、僕が小学校2年生頃の話だそうだ。
今でも行われているのですが、実家の近所の神社で、毎年、盆踊りが開催されます。普段はその神社で、僕らは鬼ごっこをしたり、カン蹴りをしたり、かくれんぼ、サッカー、ハンド野球……。色々な遊びをしていました。決して広くない、いや、むしろ小さい神社なのですが、盆踊りの矢倉が建ち、的屋が並び、普段見ることのない電飾の数々、そして浴衣を着て踊る大人達。そして、そして、盆踊り歌(なんとか音頭)。もう、これらが揃った盆踊り会場、つまり、いつもの神社、いつもの神社が、この時ばかりは、それは、それは、大きなものに見え、小さな僕は、全てを見上げ、何がなんだかわからない、今でいう、ディズニーランドくらいの衝撃が、その頃の僕にはあったんだと思います。
その中でも、一番衝撃だったのが盆踊りの歌で、もちろん、的屋のわたあめや、水あめ、金魚すくいなどなど、いつもよりこずかいをもらい、はしゃいでいたのですが、歌は生じゃなかったと思いますが、太鼓と笛は生で、それが鳴り響くと、もう大変で、盆踊りの踊りは全然わからないのですが、オバちゃんたちの踊りを見よう見まねして、必死で、汗だくで、夢中で、周りで見ている人たちに、ガンガンぶつかりながら、子供ながらに恍惚となっておりました。
そして、もう、この感覚が病みつきになってしまったようで、ある日のこと、隣町の盆踊りが次の週末にあると聞きつけ、僕はその会場となる、スーパーの駐車場を下見に行った。すると、もちろんだが、そこには盆踊りのかけらもなく、ただ、車や自転車がとまっているだけなのだが、風にのって、遠く、遠くのほうから、あの音が聞こえてきた。そう、太鼓と笛の音だ。僕はその風が運んでくる音のほうへ、自転車をこぎ、見慣れない道を耳をすましながら、音のするほう、音のするほうへ進んでいった。
だが、風が運んでくる音は、時には、こっちから聞こえてきたり、時には、あっちから聞こえてきたり、行けども行けども、たどりつかない。
気づけば、本当に知らない場所に来てしまい、半分、泣きそうになっていたら、たまたま通りかかったオジさんが僕に声をかけてくれた。
「ボウズ、どうした? どっか、ケガでもしたか?」
僕はそのオジさんの声で何だかホッとしてしまったのか、大声で泣きじゃくりながら、
「あの〜、あの〜、ピーヒャラ、ピーヒャラ、トン、ト、トン。ピーヒャラ、ピーヒャラ、トン、ト、トン。どこですか〜?」
もちろん、それを聞いたオジサンは、なんのこっちゃって顔をしたのですが、
「あの〜、あの〜、盆踊りの太鼓、盆踊りの太鼓、と、笛、笛、笛!」
と、僕がヒクヒクしながら言うと、
「あ〜、あ〜、それな〜。それなら、あっちだよ〜。ん? そうか、そうか〜。おじちゃんが連れてってやるよ〜。」
いや〜、僕は本当に嬉しかった。そして安心してまた大泣きした。そして、オジさんに自転車をひいてもらい、ヒクヒク、ヒクヒクしながら、でも、太鼓と笛の音がだんだん近づいてくると、僕は、体を弾ませながら、何音頭かはわからないが、デタラメな歌を唄ながら、オジさんを追い越し、音のする方へ走っていった。
そして遂に、そして遂に、音のする現場へついた。
するとそこは、町の小さな公民館で、ジャージ姿のオジさんと、おにいちゃんたちが、太鼓と笛を鳴らしていた。
つまり、今は、本番の練習で、僕があの時見たものとは全然違うものだった。
一瞬僕は、ドッチラケ! みたいに思ったが、僕の体は、忘れていなかった! あの時の恍惚感を!
誰、一人いない、公民館の小さな庭で、僕は、太鼓と笛を鳴らしている、オジさんや、おにいちゃんたちに、不思議がられ、半分笑われながらも、必死で、汗だくで、夢中になりながら、日が暮れて、帰り道がわからないのも忘れて踊りまくっていた。
その恍惚の後、やはり帰り道がわからず、笛を吹いていたおにいちゃんに自転車を押してもらい、僕は大泣きしながら家に帰った。
そして、家に送ってもらった帰り際、おにいちゃんに
「そんなに好きなら、本当の盆踊りの時、、矢倉に乗って、踊っていいよ!」
そんな、そんな、そんなことを言われた僕は、また、恍惚に陥ってしまった。
BIKKE(ミュージシャン)
現在、TOKYO No.1 SOUL SET公式ケータイサイトにて、TOUR 2009"Beyond The World"スペシャルキャンペーンを実施中!
超レアなBIKKE着ボイス(電話着信、メール着信、目覚まし)や、ツアーグッズロゴなどをデザインしたFlash待ち受けの配信。その他、サイト限定バージョンなどの、オフィシャルグッズを絶賛発売中! ぜひアクセスを!
くわしくはコチラ→TOKYO No.1 SOULSET 公式Webサイト
BIKKE、渡辺俊美、川辺ヒロシが、日記を公開しています! リアルタイムでUPされる情報もアリ、仕事以外の意外な一面がのぞけるかも!? マイミク登録に急げ〜!!
mixi<PC>へのアクセスはコチラから。
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=23567720
mixi<mobile>へのアクセスはコチラから。
http://m.mixi.jp/show_friend.pl?id=23567720
僕らの知らない小さな僕らvol.16 はコチラから。

























