header_071208_3.gif


レギュラーコラム 水尾旅人 & BJ

[2004年03月24日]
vol.16 水尾旅人

 


昨年、念願のDVDレコーダーを購入した。いつが買い時かネットや雑誌で模索していたが、結局半年スパンで新機種が発表される昨今、素人のボクに購入のベストタイミングなどわかるはずがないという結論にたどり着いた。ネット通販の激安店での購入を考えていたが、近所の電気屋さんの店主の人柄に惹かれ「この人なら1,2万円の差額も惜しくないな」と思い、そこの店主と心中するつもりで購入する事に決めた。本人には伝えてないが・・・。
今、そのDVDレコーダーをフル活用して録画(しかもXPモード・VHSでいうとこの標準)している番組がある。「白い巨塔」だ。
そのクールで話題になっている連ドラはちょくちょくチェックはしているが、久しぶりに連ドラの為に仕事そっちのけで家路を急ぐドラマに出会った気がする。ご存知だとは思うが「白い巨塔」は以前、田宮二郎が主演で放送され大反響を呼んだ名作である。このドラマで財前教授を演じた田宮二郎は、財前の強烈なキャラクターに翻弄され「このドラマが終わった後、自分はいったいどんな役を演じればよいのかっ!」という、一種のノイローゼ状態に陥り自ら命を絶ったという説もあるらしい。あくまでも<らしい>だが。
先日、友人と飲みに行った焼鳥屋の女将が「今の巨塔は今イチよねぇ〜。やっぱり昔のほうが良かったわねぇ〜。」と言っていた。なら見なきゃいいのにと思ったら、結局グチを言いながら毎回見ているらしい。しかも仕入れに出掛ける前にGコード予約して。ギュッと抱きしめてあげたくなった。ボクは昔の巨塔は見た事がなかったため翌日TSUTAYAでDVDを借りさっそく見てみることにした。なるほど、女将の言っていた事もわからないでもなかった。女将曰く「唐沢さんは何かイイ人すぎちゃうのよねぇ〜。田宮二郎は悪役ってカンジが出てたもん」。前作を見ている大人にはそー映るらしい。田宮バージョンは全体に重厚なカンジが前面に出ていた。しかし何だか重すぎる。見ているこっちが酸素マスクをしたくなるぐらい重い。手術シーンもホントに開腹しているシーンが出てくるし、病院の設備も25年前なので仕方ないがいささか心細い。心配になる。唐沢バージョンはドキドキするが心地よい緊張感を持ちながら見られる。矢田亜希子なんかが出てくるとついニヤニヤしてしまう。伊武雅人演じる鵜飼学長なんて頭が下がるほどイヤミで、あの演技力はスネークマンショー出だけあるなと納得させられた。
もう皆さん察しはついてると思うが、今回ご紹介するシリーズは石シリーズ・・・。コレ、かなり古いシリーズである。ボクが巻きモノを集め始めた当初に友人からアメリカのお土産でもらったモノだ。火種石は劣化してどれもボロボロ。プラスチックのカバーはどれも台紙から剥れちゃっている。人間で言うと120歳ぐらいだと思う。このシリーズはまだアメリカにチャイルドガードを付けなくてはいけないという法律がなく、よーく見ると何もガードが付いていないのがお解りだろうか。だから何だっと言われるとそれまでだけど・・・。


水尾旅人(みずおたびと)
(株)ビームス勤務。ビームスの何でも屋的部署に所属。たまたまもらったアメリカ土産のBICに一目ぼれ。コレクター歴15年で約1500本のBICを収集。「ボクが死んだときはコレクションのBICで火葬して下さいっ!」。本気だからチョット怖い。