[2003年08月18日]
vol.8 BJ

1979年9月18日から翌80年4月1日まで放映されたTVドラマ「探偵物語」。撮影現場で監督を始めとするスタッフと共演者を巻き込み、自由な発想から魅力的な世界を生み出し、それが、視聴者に受け入れられ高視聴率をたたき出し、近年では、缶コーヒーのCMで復活し、「スマスマ」ではキムタクが物真似したりと、24年経った今でも色褪せることなく、いまさら語る必要もないほどの名作ドラマです。
理屈(スジ)が通 っていて法に抵触しないすべての調査業務を請け負う、私立探偵"工藤ちゃん"こと工藤俊作を演じるのは、世界一カッコ良いアクター・松田優作。
愛車はベスパP150X。調査ではマイク付テープレコーダーを胸の内ポケットに携行使用。愛煙する煙草はキャメル。ライターの火力はいつも最大にしている。
当時、このマネをして、火力が最大になるような細工を100円ライターに施し、"工藤ちゃんごっこ"をして遊んだ後、そのことを忘れ。点火&前髪焦がす。といったパターンの若者が大量発生しました。
工藤ちゃんは、カルティエ風(高級そうな)のライターを使用していましたが、若者には当然買えるハズもなく、100円ライターを改造しては気分はすっかり"工藤ちゃん"になりきっていました。
それほどの影響力が「探偵物語」にはありました。
その頃、世の中では、「探偵物語」が若者に100円ライターを完全に認知・普及させたのはではないかと言われていたくらいですから。
現に、当時大量発生した"工藤ちゃんごっこ"経験者の中でも、工藤ちゃんがドラマ内で100円ライターを使っていたという認識をもっている方が、結構いると思います。それほど、100円ライターで"工藤ちゃんごっこ"は流行っていたのです。
日本初の使い捨て100円ライターは、1970年に発売された「マチュラー」(クラウン社)だそうですが、一般的認知は1975年に発売された、「チルチルミチル」(東海精器(現・東海))でしょう。「使い捨てカイロ」などと共にその年の流行語にもなってますし。
いい意味でも悪い意味でも「探偵物語」は影響力があったというわけですが、100円ライターに火調節が付いているのをあまり見かけなくなったのも、工藤ちゃん遊び防止という説があります。そう言われたら、そうかもしれないです。
すごいなぁ、工藤ちゃん。
BICライターも5・6年前に火調節機能がなくなったのですが、フランスにも届いたのでしょうか?
と、前置きが長くなりましたが、今回はそんな「探偵物語」BICライターを紹介させて頂きます。
この「探偵BIC」は、「探偵物語」初ビデオ化(1992年)にあたって、製作された非売品販促BICです。入手するまで、8年かかりました。
その間、耐えられずに"工藤ちゃんBIC"(注1)を作ってしまったほどなのですが、結果的にその行為(多方面で騒いだ)が「探偵BIC」入手の近道となったのです。案外騒いでみるものです。
そして、喜び(悲しみも)は突然訪れてくるのです。なんと昔からの知り合いの方が「探偵BIC」を所有していたことが発覚。
「これのこと?」と、あまりにもあっさりと譲って頂いちゃったのです。(そんなことならもっと早く騒いでおくべきでした。何だったんだ?8年間)
そんな、予想外な入手の瞬間でしたが、「探偵BIC」といざご対面した時の喜びといったら、「もうBICを集めなくていいかも」と思ったくらいの喜びでした。
そして、実際に手に取った時、裏面の言葉が泣かせてくれました。
"優しすぎるぜ、優作"
くぅ〜っ!
![]() | 2000年4月、大阪にて開催された「松田優作展」で販売された工藤ちゃんライター。3個入り真空パック \1500成り。「オフィス作・松田優作事務所」在籍時に、「探偵BIC」が入手不可能でどうにも我慢出来ず、優作BICが欲しい一心で提案、商品化。現在は完売の為、入手不可能。 |
BJ(Gunpowder)
BICコレクター歴は約15年。
そんな、ライターばっかりと思われるかもしれませんが、「RRN LILY FRANKY BIC ライター」第2弾を現在制作中です。
お楽しみに!

































