[2005年08月31日]
vol.73 考えない人

人から怒られるとき。ボクの場合、もれなく「おまえは何も考えてない」というようなニュアンスの言葉がついてくる。
「何も考えてない」と言われて、「そうですね」とは言えないし、逆に「そんなことは、ないんですけどねぇ……」なんて言えば、「じゃあ、何を考えてるんだ?」と突っ込まれそうだし……。そういうときは、あえて、うつ向き、神妙な面持ちで相手が怒り疲れるまで、時の流れに身をまかせることにしている。怒っている人間には無抵抗が一番だ。
それにしても、そんなにボクは何も考えてないように見えるのだろうか? なんとも失礼な話だ。女体のこと、横浜ベイスターズのこと、未払いの年金のこと……。ボクだっていろんなことを考えている。
今日も怒られた。そして、いつものように「何も考えてない」と吐き捨てられた。
罵詈雑言、叱咤激励、あらゆる言葉のシャワーを浴びながら、ボクは、ずっと考えていた。そして、出た結論が「考えない人なんて、いない」だった。
[2005年08月15日]
vol.72 バッティングセンター

ヒマな時間をどう過ごすか
何もせず部屋でゴロゴロしていると、働いていないことへの罪悪感を感じるから、とりあえず、逃げ出すように外へ出てみる。家の近所を散歩して本屋で立ち読み。そのあと、コンビニでお菓子を買い込み帰宅。結局、なにもしていない。
なんかこう罪悪感を感じないヒマつぶしはないものだろうか? 図書館、釣り堀、公園、ファミレス、映画館……。どれもイイ線まではいくのだけれどダメだった。そんな中、一番しっくり来たヒマつぶしは、バッティングセンター。今じゃ、週4ペースで恵比寿のバッティングセンターに通うほどだ。
成人男性ならお仕事していなきゃいけない平日の昼間。一心不乱に白球を打ち返しているボク。自分でも、どうかと思う。思うのだけれど、「こんな時間にバットを振っているのは、プロ野球の選手(主に2軍)かボクぐらいだ」なんて、お門違いな優越感に浸りつつ、スィング×3。気が付けば3〜4時間経過、みたいな。
人が額に汗して働いている間、同じく額に汗して球を打つ。汗を流していれば、働いていないことへの罪悪感は感じない。不思議だ。
バッティンググローブは破れ、手のひらのマメはつぶれた。ボクも、もうすぐ三十路。まわりの人がいろいろと言ってくるけれど、ちゃんと働くのは三十歳になってからにしようと思う。それまでは、バッティングセンター通いを続けるつもりだ。
































