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レギュラーコラム もっこりハチベエ

[2004年01月29日]
vol.39 プレゼント

 
 「これで何か良さそうなプレゼントを買ってこい」と上司から5000円を渡された。

 「何か良さそうなプレゼント」ってナニ?

 ただでさえ難しいプレゼント選び。誕生日プレゼントという以外、相手の情報をまった
く知らされぬままボクは街へ繰り出した。

 まずボクが訪れたのは東急ハンズ。「何か良さそうなプレゼント」はありそうだけど、
気付くと自分が欲しい物ばかりに気を取られる。しかもハンズは店内の移動が想像以上に過酷で時間と体力を大幅にロス。ボクは何も買わずにハンズを出た。

 その後、109→ドンキホーテ→マツモトキヨシ→HMV→千里薬局と何の脈略もない
順序で店を彷徨ったが「何か良さそうなプレゼント」には巡り会えなかった。

 宮下公園でひと休みしながらボーッと物思いに耽る。頭の中では「何か良さそうなプレ
ゼント」という上司の言葉がグルグル回る…。(つづく)


もっこりハチベエ(ライター)
お財布に入れておいたコンドームが破れ、腐り、1万円札2枚と住民票&歯医者の診察券をダメにしちゃいました…。必要のないものを財布にいれるのはよくないですね。

[2004年01月23日]
vol.38 お人良し

 
 ボクは三遊亭楽太郎ぐらい腹黒くてアメリカンフットボールのクォーターバックぐらい
戦略家だ。コンパクトにいうと性格が悪い。

 それなのに他人からは「お人良しだ」とレッテルを貼られる。そのたびボクは「お人良しなんかじゃねぇ!」と電話ボックスのピンクチラシを剥がすガーディアンエンジェルスのように貼られたレッテルを剥がしていく。

 そんなある日、JーWAVEでリリーさんがやっている番組前に不審者が侵入してくるという放送局にはあるまじき事件が起きた。

 その緊急事態にボクは不審者に対し「大変申し訳ないのですが、お引き取りいただけますか?」と普段目上の人にも使わないような丁寧な言葉で追い返そうとした。不審者に丁寧な言葉を使っても効力があるはずもなく結局、不法侵入を許してしまった。

 人間追い込まれたときにこそ本性が出るという。これからボクはおでこに「お人良し」のレッテルを貼付けて生きて行こうと思う。


もっこりハチベエ(ライター)
ヘルス嬢に「結婚はしたくないけど子供は欲しい」と言われたので「じゃあ中で出しましょうか?」と提案したら素股プレーをお預けされました…。世知辛い世の中です。

[2004年01月18日]
vol.37 帰宅する男

 
「ちょっとすいません。ヤボ用ができちゃいまして…」と言い残し男は店を出て行った。

 コンパは始まったばかり。乾杯も自己紹介もまだならジャケットすら脱いでいない。

 開始早々の退席。あまりの慌ただしさに「仕事忙しそうだね」と口を揃える女性陣。そんなことはない。男は無職だ。スーツを着ているのはそれがコンパにおける男の正装だから。

 では、なぜゆえに退席したのか? それは便意を催しちゃったのだ。

 自宅のトイレじゃなきゃ用を足せないこの男。便意を催すと排泄物の大小問わず自宅に帰るのがこの男のこだわり。とにかく用を足すときは必ず自宅へGO BACK!

 残されたメンバーが自己紹介を終えたころ清々しい顔して男は戻って来た。

 自宅でしか用を足せないなら自宅でコンパをやればいいのに…。コンパにスーツ、用を足すのは自宅のトイレ、他人のこだわりはよくわからない。


もっこりハチベエ(ライター)
ヘルス嬢に「結婚はしたくないけど子供は欲しい」と言われたので「じゃあ中で出しましょうか?」と提案したら素股プレーをお預けされました…。世知辛い世の中です。

[2004年01月17日]
vol.36 白髪

 
 「白髪、増えましたよね…」。専属の美容師からそう言われたとき、ショックのあまり
パーマ液を一気飲みしようかと思った。

 白髪を発見されたら、その時点からおじいちゃんである。シルバーシートに腰掛けるの
も悠々自適な年金暮らしも許される気分。なんとなく吐息も仁丹臭くなりそうだ…。

 そういえば、しばらく姿を消していたオヒョイさんがいきなり白髪頭で復活したときは
ミイラ取りがミイラになるような意味不明の衝撃を受けたものだ。

 それはともかく、ボクの白髪は後頭部を中心に生い茂っているため抜くのも染めるのも
ひと苦労だ。関口宏のように白髪が前髪に集中していれば楽なのに…。

 薄毛に白髪。もうこれ以上、ボクの頭皮を責めないで欲しい。

 みんなにナイショでビゲンヘアカラーで白髪染めしているボク。これで青春も終わったなとつぶやいた。悲しくて涙そうそう…。


もっこりハチベエ(ライター)
ヘルス嬢に「結婚はしたくないけど子供は欲しい」と言われたので「じゃあ中で出しましょうか?」と提案したら素股プレーをお預けされました…。世知辛い世の中です。

[2004年01月16日]
vol.35 エレベーター

 
 乗り込んだエレベーターが異様にオナラ臭い。牛小屋から漂う悪臭にも似たその香りからして男性物のようだ。しかし、エレベーター内に男はいない。いるのはOLただひとり。

 空気中に漂うスメルズ・ライク・牛小屋の濃度からしてこの30秒以内にリリースされたものだろう。誰かが乗り込んで来たら1発で犯行がバレるエレベーター内での密室放屁。普通なら我慢するはずだ。きっとOLは誰も乗り込んで来ないと思い、気が(括約筋も)緩んでしまったのだろう。

 人は誰もいないと気が緩む。立ちションしたりセックスしたり…。それは仕方がない。ボクは気付かないフリをしてあげた。それなのにこのOLときたら…。

 ハンドバッグから携帯電話を取り出し、小声で「なんかヘンなニオイがする」だとぉ!

 だいたいエレベーター内は電波通じないだろ! OLが降りたあと忘れないうちにオナラの残り香を吸い込んでやった。


もっこりハチベエ(ライター)
ヘルス嬢に「結婚はしたくないけど子供は欲しい」と言われたので「じゃあ中で出しましょうか?」と提案したら素股プレーをお預けされました…。世知辛い世の中です。

[2004年01月15日]
vol.34 勃起中枢

 
 ボッキはTPOをわきまえない。普段は勃ちが悪いくせに乗り物酔いして誰にも話しかけられたくないほど気分が悪いときや悲しみこらえてお焼香の列に並んでいるとき、はたまたバイトの面接中など…。ふと気付くとギンギラギンにさり気なくボッキしているのだ。

 このようにセクシャルな行為を目的としない無意識のボッキを識者の間では「ボッキの誤作動」と言うのだが、この誤作動ちょっとやそっとじゃ収まらない。

 今日、ボクは試着室で誤作動を起こした。外から店員が何度も「お客さまいかがですか?」とドアをノックする。冷静にならねばと思うほど海綿体は熱くなる。明大ラグビー部が「前へ!」ならこっちは「下へ!」とばかりにジャンプして海綿体をクールダウンさせようとするのだが収まらない。

 結局、ボッキ状態で裾直ししてもらったのだが、有事の際にこれぐらいならより女を満足させられるのにと思うと一層ボッキした。


もっこりハチベエ(ライター)
ヘルス嬢に「結婚はしたくないけど子供は欲しい」と言われたので「じゃあ中で出しましょうか?」と提案したら素股プレーをお預けされました…。世知辛い世の中です。

[2004年01月14日]
vol.33 部屋掃除

 
 部屋に誰かが遊びに来ることになったとき、日頃から掃除をしていないボクはものすごく焦る。部屋が汚いのはさておき、見られちゃマズイ、もしくわ恥ずかしい隠れキャラたちが自由気ままに散乱しているからだ。

 何かしらの理由をつけて追い返そうとするけど時間も来客も待ってはくれない。「3分だけ時間をちょうだい」と玄関で来客を待たせ、その倍以上の時間を使い部屋を掃除する、というよりクローゼットにすべてを押し込む。

 目に見えるゴミやホコリとちがい隠れキャラたちは来客を部屋に入れたあとに発見されることがほとんどだ。談笑しているときやテレビを観ているときに不意に現れる。それも来客の位置からは辛うじて目に入らないビミョーな場所に。いつ発見されてもおかしくない状況に気が気じゃないボクは来客が目を離したすきにこっそり別の場所に隠す。

 そんなことを繰り返しているうちは部屋から隠れキャラがいなくなることはない。


もっこりハチベエ(ライター)
ヘルス嬢に「結婚はしたくないけど子供は欲しい」と言われたので「じゃあ中で出しましょうか?」と提案したら素股プレーをお預けされました…。世知辛い世の中です。

[2004年01月13日]
vol.32 音姫

 
 女子トイレには「音姫」というお姫さまがいる。彼女は排泄時の恥ずかしい音を25秒間だけ消してくれるお姫さまなのである。

 彼女のおかげで女性は誰の耳を気にすることなく安心してオシッコもクソも屁も出来るのだ。しかも余計な水を流さなくて済むから水のムダ遣いも防げて一石二鳥! 

 そんな女性と環境に優しい「音姫」にも難点はある。彼女が出す水の音がリアルすぎるのだ。音がリアルすぎて用を足したあと、利用者が水を流した気分になり排泄物をそのまま放置してしまうことがあるのだとか。敵を欺くには味方からというけれど…。

 特に中年女性に多く見られるこの黄金放置プレー。ある特定の世界の人々にとっては喜ばしいことかもしれないけど、迷惑極まりないプレーである。

 でも、逆にいえば水を流した気分にさせるほど「音姫」の性能は素晴らしいということを黄金放置プレーは証明しているのだ。


もっこりハチベエ(ライター)
ヘルス嬢に「結婚はしたくないけど子供は欲しい」と言われたので「じゃあ中で出しましょうか?」と提案したら素股プレーをお預けされました…。世知辛い世の中です。

[2004年01月12日]
vol.31 洋菓子屋

 
 どこの町の商店街にも「この店、見るからに儲かってなさそうだけど、ちゃんと生計を立てられるのかな?」と見るものに余計な不安を抱かせる店が必ず1軒はあるはずだ。うちの近所にもそんな類いの洋菓子店がある。

 この洋菓子店、ボクが物心つくまえから「いつか潰れるだろうな…」と心配していた店だ。立地条件は抜群なのに店に客が入っているのを見たことがない。この店はどうやって生活費を稼いでいるのだろうか? 長年の疑問を解消すべくボクは意を決して店に入ってみた。

 店に入ると水木しげるの漫画に出てくる一般人のような顔をした店員が無表情で店番をしている。見るからに貧乏臭い。存在感もなければ「いらっしゃいませ」のひとこともない。こんな店だから当然ショーケースの中のケーキに鮮度もない。

 戦意喪失して何も買わず店を出たボクは他人が何をして稼いでいるか考えるまえに自分がどうやって稼ぐかを考えることにした。


もっこりハチベエ(ライター)
ヘルス嬢に「結婚はしたくないけど子供は欲しい」と言われたので「じゃあ中で出しましょうか?」と提案したら素股プレーをお預けされました…。世知辛い世の中です。

[2004年01月11日]
vol.30 手汗

 
 電車の手すりも掴めるし、脱衣所の床がヌルヌルしていてもつま先立ちしない。それどころかオナニー直後の手でピザも食える。どこから見ても潔癖性ではないボクだけど、ひとつだけどうしても苦手なものがある。それは他人の手汗。

 大好きなプロレスラーと握手してもらったとき、気になる女子とはじめて手をつないだ瞬間、ボーリングでストライクを出し仲間とハイタッチした直後…。相手が手汗をかいていたら急転直下! 遠い国へ亡命したくなる。

 よくアイドルは写真集などを出すとファンとの握手会を開催する。何百人もの見ず知らずのファンと次から次に握手。ファンの中には手汗どころか手荒れしている奴や手のひらにマメが出来てる奴、ヘタするとオナニーや小便した手でそのまま握手を試みる卑劣な奴もいるだろう。それでも笑顔で握手しなければならないアイドルという仕事。ボクからす
れば江戸時代の拷問以上の苦しみだ。


もっこりハチベエ(ライター)
ヘルス嬢に「結婚はしたくないけど子供は欲しい」と言われたので「じゃあ中で出しましょうか?」と提案したら素股プレーをお預けされました…。世知辛い世の中です。

[2004年01月10日]
vol.29 メンズフライト

 
 ある航空会社が乗務員すべてを男(イケメン)にする「メンズフライト」という2丁目もビックリのスペシャル企画を発表した。

 これは女性客(&男色家)を喜ばすための企画らしいけど、ノン気の男性客にとってはちょっとばかり辛いフライトになりそうだ。

 救命胴衣の説明、機内アナウンス、飲み物のサービス…、ナニからナニまで男がご奉仕してくれちゃう想像しただけでもゲップが出ちゃう空の旅。空の上だから逃げ場もない。

 もしこの企画が好評なら他の職種でもメンズが進出してくるかもしれない。たとえば、看護婦さん。ただでさえ、過酷な労働条件の看護婦さんに代わりメンズナースだらけの病院が出来たら…。食事を運んで来るのも体を
拭くのもシビンで尿を取るのも、ぜ〜んぶ男! 盲腸の手術で剃毛してくれるのも男! もう想像したくもない! 

 で、メンズナースが成功したらナース系風俗の世界にも男が進出してきて…。


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[2004年01月09日]
vol.28 リップクリーム

 
 木枯らしが吹きすさぶこの季節はクチビルの乾きが一段と気になる季節でもある。

 ボクはエチケットとして、なるだけ食事は油っぽいものを歯ではなくクチビルで噛むようにしている。他にも2分に1度、舌なめずりしながらカサカサに乾燥したクチビルをツバで潤すことにしている。基本的にリップクリームは使わない。

 ところが、先日、舌なめずりするアクションがカメレオンみたいでキモイから「これを使え」と同僚にリップクリームを手渡された。

 芯の部分の減り具合から使用中であることは一目瞭然。いくら親切心からリップクリームを貸してくれたのだとしても、それをクチビルに塗る勇気はない。

 それにしても、さっきまで舌なめずりが気持ち悪いと言っていた同僚は愛用のリップクリームをボクが使うことに抵抗はないのだろうか? もしかして、それ以上にボクの舌なめずりの方が気持ち悪いということなのか…。


もっこりハチベエ(ライター)
ヘルス嬢に「結婚はしたくないけど子供は欲しい」と言われたので「じゃあ中で出しましょうか?」と提案したら素股プレーをお預けされました…。世知辛い世の中です。

[2004年01月08日]
vol.27 上司とお鍋

 
 新年早々、上司とタイマンで鍋を囲んだ。

二人の間に会話はない。でも、お互いそれを気にしない。上司は酒を飲み、酒を飲めない
ボクは鍋をつつく。それぞれが思い思いに時を過ごす。まるで仮面夫婦のような鍋だった。

 自分より立場が上の人と食事をすると、必ず酒を勧められイヤな思いをするボクにとって、放置されたままの方が都合がいい。上司に気を遣う必要がないから食も進む。

 鍋開始から2時間。ボクがほぼひとりで鍋を完食したところで上司が言った。「腹減ってるだろ? 遠慮しないでもっと食え!」。

 遠慮もなにもボクはず〜っとひとりで鍋をつついていた。どちらかといえば腹いっぱいだ。力道山全盛期の新弟子レスラーじゃあるまいし食えるわけがない。それでも上司は冷蔵庫からお漬け物やクロワッサンを出して来てボクに食わそうする。酒を勧められるのもツライけど無理やり食わされるのはもっとツライ。今年は誰とも食事をしたくない…。


もっこりハチベエ(ライター)
ヘルス嬢に「結婚はしたくないけど子供は欲しい」と言われたので「じゃあ中で出しましょうか?」と提案したら素股プレーをお預けされました…。世知辛い世の中です。