[2005年12月22日]
熟爛漫 vol.12

‘ゾノネム忘年会’という集いがあった。
言い出したのは、元○○組行動隊長で、今は、日本全国いかなる現場からでも、木曜深夜は必ず、(自力で調べ上げた)J-WAVEの隠れ受信スポットに急行し、神業チューニングでリリーさんのナマ音声にかじりつく、長距離ドライバーのグレート太田。
当初は、四ッ谷界隈でこじんまりと、というはずが、太田氏が幹事に抜てきしたDJインターネットの思わぬ奮闘により、やきそばだの、アキバ系B-BOYだの、ワダフェットだのといったラジオネームを持つ有名リスナー15名が参加。新宿西口NSビル『やぐら茶屋』にて5時半集合(3時間6000円コース)という、学生コンパ並のハイテンション開催となった。
メンバー中最年少ながら、なぜかスーツ姿のDJインターネットが、幹事として乾杯の音頭を取り、私は、自分が編集している『ウォーA組』と、J-WAVEで作ってもらったゾノネムステッカーを挨拶代わりに皆に配った。
コース料理の刺身盛り・鍋を突つきつつ、酒もすすみ、グレート太田の最新アイドルラブメイト10(一位・綾瀬はるか、二位・沢尻エリカ、三位・長澤まさみ…、十位・浅田真央)や、ジャンキーモンキー武田が近々会社を辞めてピースボートに参加するという話を肴に、次第に場もほぐれてきた頃、かなり酔いの回った茶坊氏が、「よし、今から中目黒に行こう」と言い出した。茶坊氏は、今年の夏、思い余って、『熟女42歳は凄いのがお好き』という自分の作品集をリリーさんに送りつけた。それを貰い受けた私が、これ幸いと仕事を発注し、今では‘完熟妻・恥骨のビブラート’‘名器妻の中出し治療〜淫フルエンザによく効きます〜’といった読切り漫画を連載してもらっている。
「中目黒で飲んでれば、絶対リリーさんに会えるよ」
「いやいや何を言い出すんすか〜、びっくりするわ〜、もー」
と、焼酎のおかわりを渡すと、
「俺はみんなの気持ちを代弁しているだけなんだ」と、顔を近付けてくる。
茶坊氏はさらに、「気持ちあるだろ!」「あるだろ!」と、学生連中を煽る。
アキバ系B-BOYが、指の幅で、{これ位は…}と、返す。
「俺も今日、忘年会やりますって、一応メール出しといたんすよ」とグレート太田。
「いや〜、ね〜、いやいや、それ、え〜…」
とおしぼりで、顔の脂を拭きまくっていると、
また、太田が言う。
(DJインターネットがこれを皆に見せたいがためにNSビルを選んだ)窓の外に広がる夜景を見つめて、今度はしみじみと
「ねえ、俺、会いたいっすよ」。
「いや〜…、ね〜…」
酒を呷る茶坊氏。
ため息をつくグレート太田。
「ま、タイミングってものがありますから」とやきそば。
結局、『やぐら茶屋』の3時間コースを終えた我々は、大人数のまま、ようやく入れた新宿東口の定食屋バーで閉店まで粘り、なおも、飲み足りず、ゴールデン街へ。BGMを岡林信康からJ-WAVEに変えてもらい、RYUさんの番組を聞きつつ、ボトルを2本空けた。そして、4次会の『ジョナサン』を出たところで、ようやく始発時間となり、忘年会はお開きとなった。
帰り際、茶坊氏が「あ、笹塚ボウル」と呟くと、紅一点のコイシーさんは「あ〜、それ、何で思いつかなかったんだろ。マジやりたかった〜」と思いっきり悔しがった。
ゾノネム
































