[2005年08月27日]
熟爛漫 vol.11

♪聞いて欲しい〜話があるよ〜
先日、四ッ谷から麹町に向かうタクシーで、‘仕事先への届け物を済ましたら、その近くの立ち食いそば屋に寄って、いなり寿司かミニ天丼か、さてどっちをつけようか…’と思案している最中、まだ20代とおぼしき若い運転手に話し掛けられた。
「あの、ひょっとして……、多分、ゾノネムさんですよね」
TR-2で、リスナーから、松山千春のコンサート会場や錦糸町のフリーマーケットでの私の目撃情報がメールされたことはあるが、直接声を掛けられたのは、初めてであり、「いやいやいや、こりゃどもどもども」とあたふたしているうちに、到着してしまい、頼まれるまま、運転手さんの東京抜け道マップの裏表紙にサインをして、車を降りた。サインをしている間(といっても、ただボールペンで『ゾノネム』と書いただけだが)、彼は「いつも無線待ちで聞いているんですよ。いや〜、同僚に自慢できるな〜」と嬉しそうに話してくれた。
TR-2はダントツの聴取率を誇り、その時間帯にラジオをつけている人のほとんどが聞いているというプロデューサーの得意話を思い出し、‘深夜タクシー業界では、オレも結構、知られているかも…。これからは意識しよう…’と、つい浮かれてしまったが、普通に考えれば、私を判別できる運転手など(番組のホームページをチェックしている熱心な人でない限り)まずいないはずである。
しかし、現実は侮れず…。
放送帰り、六本木ヒルズの車寄せで拾ったタクシーの中で、煙草を一服、心地よい疲労感に浸っていると、ミラー越しに視線を感じた。
最近、よく乗り合わせる、神戸出身のベテラン運転手。確か、今回で3度目である。関西弁の気安いノリで、地震やら女子プロゴルフやら、いろいろ話題を振ってくるので、こちらも、「民主党は草野満代くらい立てんとダメでしょ」とか、調子よく喋った覚えがある。今日は、何の話やら…と待っていると、
「近頃のラジオっていうのは、凄いんですな。さっき聞いてたら、何や、チンポの話しとりましたで〜」
そう言えば、前回、J-WAVEのタクシーチケットを渡した際、一応、自分もバイトで出入りしているとは話したが、このオッサンどこまで…。
「お客さんの前に乗らはった綺麗な女のコ、えらい質問されてましたな〜」
「みたいすね〜、フォッフホッ!」
出来るだけ甲高く笑い、「そら、J-WAVEもホリエモンの時は大変でして…」としどろもろになりながら、何とか話題をそらして、西小山にたどり着き、チケットを渡そうとすると、金額欄の横に、(私の?)不正使用防止で書かれた『ゾノネム』の文字が…。
「あっ、お客さん、私、ゾノツネや思てましたわ」
ゾノネム
『小諸そば』『政吉そば』『ゆで太郎』が行きつけの立ち食いラッパー。ただし、胴が長すぎて(座高1m突破!)カウンターの高さがつり合わず、腰への負担がかなりつらい…。

























