[2005年02月10日]
熟爛漫 vol.10

毎週、木曜日には、(スナック・リリーで知り合った)唯一のメル友・池垣くんから、昨夜のラップについての感想メールが送られてくる。長い通学電車の中で、録音した「tr-2」を聞き、授業の合間にメールを打っているようだ。「先週より上達」とか「波にノッてるという感じですね」など、たいていホメ言葉に始まり、滑舌や噛みグセについてのさりげない指摘、あるいは‘息継ぎはなるべく大きく’といったアドバイスを織りまぜ、「俺も園田さんに負けないよう、期末試験の勉強に励みます」といい具合に締めくくってくれる。
前日の水曜日にも、もちろん激励メールはあって、「♪戦い放棄すりゃ下降線、信じろ自分の可能性!」と放送直前にハッパをかけてくれる。
彼自身は、将来DJを目指しており、来年からは放送科のある専門学校に通うことが決まっている。今は、高校生としての残りの日々を存分に謳歌しているみたいで、水曜・木曜以外の他の曜日には、体育の授業で持久走のタイムが飛躍的に伸びたことや、友達と徹夜で麻雀・ビリヤード・ダーツをしたこと、卒業試験の勉強がツラくて吐きそうになること、弓道部の後輩女子との淡い交流、すでに始めているDJイベントのことなど、ガンガンメールで報告してくれる。そういった青春っぽい出来事とは無縁だった私は、たいしたレスポンスが出来ないのだが(「いやはや充実のご様子で羨ましいかぎりですな…」とか)、それでも気にせず次々と送ってくれる。
私へのサービスか、ディズニーランドで撮った母親の写真を添付してくれたりもする。47歳、旦那さんは単身赴任中。往年の沢たまきに似た熟母である。息子あてにこっそり送ったはずの小誌『人妻ウォーA組』を見つけてしまった時、「漫画も写真もあってイイ雑誌じゃない!!」と思いもよらないコメントを発してくれたそうだ。
池垣くんとは、一度、六本木ヒルズ内のとんかつ屋で食事をした。彼はその日は夕方まで授業があったにも関わらず、千葉県野田市から2時間かけてやって来た。建物を見上げてはスゲぇ!を連発し、デジカメで撮りまくる彼に釣られて、私もにわかに高ぶり、はちべえに頼んで何とか二人J-WAVE見学に入れてもらおうとしたものの、さすがにダメで、代わりに展望台と森美術館を観て回った。
最近のメールでは、私がもっとHIP HOPに触れるよう、『SPECIAL MIX TAPE』を製作中とのことで、それも楽しみである。
園田敦史
♪昼は窓ギワ 夜はキワキワ 嫁とはハラハラ 親父はシルバー合唱団で ♯ザワワ ザワワ 松尾嘉代のボインは♭たわわたわわ ♪アワワアワワと 俺もう漏れモレ! イエイ!。

























