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レギュラーコラム ZONONEM

[2003年08月06日]
熟爛漫 vol.4

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「写真集 閉じた途端に 見たくなり」

(富士出版会報誌『いちふじ』より)



 前々から気になっていた‘富士出版・官能の世界’シリーズをようやく一冊購入することが出来た。

 『熟女と人妻』、『三十路の女』、『上流夫人』といった大ざっぱなタイトルと、コンセプトに合っているのかどうかはっきりしない、微妙にスタイリングされたモデル写真の広告。やたらと目につく(『週刊新潮』には毎週必ず1Pで、スポーツ紙や夕刊紙にも頻繁に出稿している)ので気にはかかるが、何しろ定価一万円。購入に踏み切る人はなかなか少ないと思う。私も、しばらくの間はやり過ごしていたのだが、先日、児島美ゆきの新しい写真集を求めに高田馬場に行った折、思い立って、近くにある版元を訪ねてみたのだった。

 応対の中年女性事務員がカタログ数冊を並べて、また奥へと消えた。

 B4紙一枚に両面カラー印刷し、それを六つ折にしただけのシンプルな作り。‘夫以外に未開の身体が、今、衆目の視線を浴びる!’‘日本調ヌードの最高傑作!’‘これほど粒ぞろいの熟女写真集は、もう、できないのかもしれない…’と、タイトル脇には威勢の良いキャッチが付いているものの、広告の時と同様、肝心の写真のインパクトが今ひとつ。パッと目に飛び込んでくるような、とびきりの美熟女はまず見当たらず、これといってきわどいポーズもなし。スタイリング・背景が似たり寄ったり、一冊当たりの登場熟女数、30代・40代・50代の配分もほぼ同じで、どのカタログもほとんど代わり映えがしない。

 結局、「新刊」という、事務員が唯一付け加えてくれた情報だけを決め手に『七人の人妻』(キャッチは‘見よ! 人妻たちの裸身を、官能は平和の証し’)を選んだ。

 帰りがけの喫茶店で、ケースを外し、布表紙をめくる。‘北陸のとある漁師町の人妻さん。板前の御主人とは仕事の都合で離ればなれの生活をしている…’‘関東に住む農家の奥さん。農業をしている方の出演は当社では初めてです。忙しさも一段落した秋深い頃撮影に来ました…’など、かなり乱暴な設定のプロフィールから始まる30〜40Pのグラビア×七人分。特に、じっくり眺めたいカットもなく、全ページあっさりとめくり終える。しいて挙げれば、最後に「ごく平均的な家庭の奥さん」として登場したモデルが、私の好みに近く、プロフィールにも納得できた。

「昔いた女優の“宇都宮雅代”を彷佛とさせる美形の主婦。衣服をとった全裸の姿の、少し太めの脚が魅力的です。しっかりと子育てや家事をやり遂げた、女性特有の逞しさが窺えます。これぞ『昭和の女』、そのものの美しい身体ではありませぬか」

 シリーズの他の写真集も買いたいかどうかは微妙なところだが…。


園田敦史
最近気になるのは‘永田町の熟女’。扇千景(保守)・沢たまき(公明)・野田聖子(自民)など、与党優勢の中、乱闘劇で登場したモモ出し・ブラチラの森ゆうこ(47歳)はもちろん、74歳にしてあの可憐な黒髪!の土井たか子も再浮上中。