[2009年05月25日]
新・オレ流 vol.31

朝からいい話を読んだ。
昨晩、ベイスターズの工藤投手が今季初勝利をあげたことを報じる新聞だ。
1点ビハインドの9回表に登板。見事に8球で3者凡退に退けた後、内川選手がサヨナラ・ヒットを放っての逆転勝利。
試合後の内川選手の談話が泣かせた。
「最悪の当たりで最高の結果が出て良かった。工藤さんの好投で球場の雰囲気も変わった。オレが工藤さんの勝ちをつぶしちゃいけないと思った」
工藤投手も「いつも試合をつくってくれる(先発の)マストニーの調子がよくなくて、中継ぎ陣が頑張ろうと力を合わせた。木塚、吉見がいい投球でつないでくれた結果です」とコメント。
長年先発で200勝を上げた大投手が、完全にフォ・ア・チームに徹している。投げれる歓びが伝わってくる。
そんな姿勢に若いプレイヤーが感じないことの方がおかしいだろう。
現役最年長。っていうか、これまで46歳で現役やった選手なんかいないんだから、この上ないくらい、すごいことに挑戦している。手前味噌で恐縮だが、そんな工藤投手のこの1年を追おうと、自分で作っている「年齢に抗い、挑戦し続ける大人たちを追う」雑誌『ステッピンアウト!』にて、初取材をおこなった。
2月の沖縄キャンプだったのだが、自分の子供と言ってもおかしくない年齢の若手に混じって、声を出してバント処理の練習を繰り返していた。若手が軽く腕を振ってダッシュし、ボールを拾っている中、ちゃんとしたフォームで投げる真似をしてから、ダッシュしている姿が目に焼き付いた。
全体練習後、室内で腰の切れを作るため、延々とティー・バッティング。それも反対の右打ちを多めにして。
監督交代で早くもシーズン終了か?と報じられているベイスターズだが、工藤投手がセット・アッパーとして、ムードメイカーとして機能していくであろう、これからのゲームを引き続き追い続けたい。
山崎二郎(「Barfout!」編集発行人)
☆新雑誌『STEPPIN' OUT!』創刊!
http://www.steppinout.jp
☆監修&選曲しています、新コンピレーションCDシリーズがスタート!
http://www.middleandmellow.com
☆編集長山崎二郎の行動日誌!
http://barfout.exblog.jp/
[2009年05月10日]
新・オレ流 vol.30

なんといい話ではないか! 伊良部秀輝投手が、アメリカ独立リーグと契約! 現役復帰!だという。
メジャーから日本に帰り、タイガースの優勝に貢献するも、膝を痛めて引退。アメリカでうどん屋を経営していたが、その膝が直り、膝に負担がかからない投球フォームを見つける事で、146キロのスピードが出るまでになったという。
それも、最初から復帰を目指していたわけでなく、今年1月、かつてのタイガース時代の後輩が、アメリカ挑戦する際に練習を手伝っているうちに気付いたというのだ。で、フリー・バッティングで抛ったら、アメリカ2Aの若手が全然打てないと。
で、独立リーグと契約と。
引退した選手が再びカムバック。これ以上ない挑戦ストーリー。日本では近年、メジャーから帰ってきた小宮山投手が契約がなく、浪人してマリーンズと契約して今に至ったり、ライオンズをクビになった河原投手が同じく1年浪人した後、今年からドラゴンズ入りしたケースがある。
河原選手もそうだが、ケガで引退するも、そのケガが治るというケースはあるわけだから。スポーツ医学が発達した今、どんどん増えればいいなと思う。
今回の伊良部投手も悲壮感はない。「ひょっとしたらっていう気持ちです」と語っている。そういうノリもいい。
メジャーに挑戦した高橋 健投手が、クビ、マイナーから這い上がって今、メジャーで投げている。40歳でのデビュー。
う〜ん、いい話だ。
こういう希望を感じさせる話があるから、ベースボールに魅せられてしまう。今年も。
山崎二郎(「Barfout!」編集発行人)
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