ロックンロールニュース


レギュラーコラム 山崎二郎 (Barfout!)

[2008年12月10日]
新・オレ流 vol.27

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 ドラゴンズからの『WBC』への選手派遣が0人ということで、「球団、落合監督からの指示ではないか?」と、またも、落合監督がバッシングを受けている昨今。
 『新・オレ流』と題し、落合監督を断固支持しているこのコラムとしての見解を表明しないといけないだろう。
 このニュースを聞いて、まっさきに思い出したのが、『北京オリンピック』後、週刊誌で江夏 豊元投手が、インサイダー情報として、「オリンピックの日本チームのベンチ裏で、星野監督が選手を殴った」と暴露した件だ。 
 「選手の名誉のため」ということで、「星野監督が在籍していたチーム」とだけの表記だったが、韓国戦で打たれた岩瀬投手、または川上投手と、ドラゴンズの選手を想像するのは、いたしがたないだろう。
 岩瀬投手は、今回の拒否について『東京スポーツ』の単独取材で、「北京から帰って来た当時は、まったく投げられる状態じゃなかった」、「選手生命が支障がくるところまでいった」と語っている。
 当然、これだけの情報で、星野監督が岩瀬投手を殴ったと断定するのは、早計だろう。
 が、1つ言えるのは、岩瀬投手が「『WBC』には出たくない」という意志を、「一致団結していこうという今、何を言ってるんだ!」と、看破するのも暴論だということだ。
 「ドラゴンズの選手だけが」という声に対して、北京ではドラゴンズの選手が、他のチームの選手に比べて酷使されたのは、全球団の中で最多の5人を選手し、データを見れば、誰もが分かること。川上投手も、北京から帰国後、ペナント・レースの大事なところで、1ヶ月以上、一軍に上がれなかった。ゆえに、選手生命の危機を感じのは、ドラゴンズの選手が多かった。だからこそ、今回、拒否という流れは、むしろ、自然ではないか?


 そして、だ。
 あらためて、落合監督へのリスペクトを厚くしたのが、監督の会見内容だ。
 「『行きたい選手から選ぶ』というのが、代表選出の精神だったんじゃないか?」、「上原、宮本選手が『代表卒業』というのは認めて、なんで、うちのチームだけ叩かれるんだ?」、「『行かない』という権利も認めるべきじゃないか?」と。 
 自分が盾になって選手を守る。それをどう見たって、バッシングされる状況でも。それこそ、現役時代から、「4番が打てなかったから負けた」と、敗戦の全責任を自分から進んで背負い、チームの盾となってきた落合監督ならではの、一貫した姿勢なのだ。
 岩瀬投手も「監督の会見内容読んで、とても嬉しかった」と。
 どんな巨大な権力にも屈せず、正論を主張して、仲間を守る。
 言葉で書くと簡単なようだが、超難しいことをやり続ける落合監督。
 ウッズ、中村、川上選手が抜け、来年、1からチームを作っていく過程を楽しみたい。新しい挑戦だ。



山崎二郎(「Barfout!」編集発行人)
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