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レギュラーコラム 山崎二郎 (Barfout!)

[2008年07月10日]
新・俺流 vol.23

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 昨年までのタイガース、ジャイアンツに続いて、今年はスワローズが昔のアトムズを、ライオンズが昔の西鉄ライオンズを、マリーンズが昔のロッテ・オリオンズを、ホークスが昔の南海ホークス、福岡ダイエー・ホークスをと、復刻ユニフォームが一気に復活しているのは、ユニフォーム好きとしては嬉しい限り。
 常日頃、どんどんベースボールのマナーから逸脱するデザインがメインストリームとなっている日本球界に憂いているだけに、ひとしおなのだ。
 それは実際にグラウンドで選手が纏った復刻ユニフォームを見て、多くの人が感じたのではないだろうか? 「シンプルでカッコいい」と。特に深緑というカラー・チョイスがまずクールな南海ホークスのユニフォーム。現在のコンピューターでデザインされた無味乾燥な字体と違って、ハンド・ラインティングでデザインされた筆記体で書かれたHawksのなんて優雅なことよ。翻って見てほしい。現在のホークスのユニフォーム。親会社のCIということで、袖にバカ太い2本のライン。胸にはホーム用なのに、Hawksの上には親会社の名前が。しかも、全体的なバランスを無視した大きさで。僕が選手なら、誇りなんか持てないし、着たくもない。
 西鉄ライオンズのユニフォームは、歴代No.1のデザインだと思っていたが、〈西武ドーム〉で実際に披露され再確認した。このドイツ文字こそ、ベースボールのトラディショナルな書体。すごく強そうに見えるし。我が草野球チーム、下北沢バァフアウツのユニフォームにも採用したのは言うまでもないだろう。で、傑作なのはNとLを組み合わせた帽子のロゴ。なんと遠征先の宿舎で、豊田選手と三原監督が、ああでもないこうでもないと、2人でデッサンしていくうちに思い付いたのだという。なんと素晴らしいエピソードなのだろう。しかも完成度はメチャ高いし。翻ってみてほしい。今のライオンズのユニフォームを。いかにも「マックでデザインしました。新しさを出してます」的なキッチュな書体でLIONS。帽子も丸い円の中に手塚先生のレオ。宅配便の制帽じゃないんだから、円をとろうよ。レオも大き過ぎでバランス悪いし。
 そもそも、数々の栄光に包まれた誇りある初代ユニフォームを変える必要などないはずだ。百歩譲って「新しさ」を出したいなら、セカンド・ユニフォームにすればいいのである。
 なんでもかんでも古いものを壊していく今。だが、なんでもかんでも「変える」ことがいいことには繋がらないことになぜ気付かないのか? じゃあヤンキース、レッドソックスは変えてる? 変えてないじゃん。「変わらないこと」イコール「誇り」なのだ。おじいさんから孫まで三代に渡って、好きなチームのことでいっしょに熱くなれる。それは変えてないから。ブレてないから。それは、日本で唯一、ユニフォームの書体、虎のマークを変えてないタイガースの人気ぶりが証明しているではないか(昨年の交流戦用で、ファッション・デザイナーがデザインしたものと、今年の交流戦用の縦縞もチーム名もプリントされたユニフォームは地獄に落ちてほしいが)。
 我が落合監督率いる、ふっくんがデザインしたというドラゴンズのユニフォーム? これだけオレ流フリークなのに、「納得できない」とだけ記しておきたい。





山崎二郎(「Barfout!」編集発行人)
編集長山崎二郎の行動日誌はコチラから。




新・オレ流 vol.22 はコチラから。


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