[2007年11月12日]
新・オレ流 vol.16

『日本シリーズ』最終戦。8回まで完全試合でおこなっていた山井投手を、9回、岩瀬投手へ交代した落合監督采配が論議を呼んでいる。いや、論議というより「批判」だ。
落合監督を追っている、このコラムとしての見解を示さないといけないだろう。もちろん、落合采配支持は当然だ。が、ポイントを挙げたい。
まず、誰もが「なぜ交代?」と思っていたのに、試合終了後のお立ち台での監督インタヴューで、なぜ、突っ込まなかったのか?と。その場で、「山井に豆ができて」という説明があれば、クリアだったのではないか?と。っていうか、お立ち台のインタヴューって何も訊いてないよね。「大きな声援がありました」って、質問じゃないじゃん!と、いつも、憤っているが、それがしっかりと、悪いカタチにでたな、と(落合語尾)。
第2に。小沢民主党代表の、代表復帰記者会見での「東北出身なもので、口ベタで」発言が、秋田県出身の落合監督にも言える。訊かれなくとも、お立ち台はナニでも、場所を移しての優勝会見で、自ら説明していればよかったな、と。
事実、〈NHK〉テレビでの『サンデー・スポーツ』では、元チーム・メイトの与田キャスターに、「山井は『クライマックス・シリーズ』前から肩を痛めて、投げられなかった。で、久しぶりに投げたので、豆ができた。そのまま投げていると、バランスを崩して、また、肩を痛めるリスクがある。この2、3年、ずっと、肩を痛めて、今年、やっと、復活したばかり。これからの選手生命を考えると、無理できない。で、本人からも『いっぱいいっぱい』との申し出があった」という要旨の回答をした。
実に明快で、分かりやすい理由ではないか。選手想いの、落合監督ならではの。
が、その後の〈日本テレビ〉での『うるぐす』では、江川キャスターの質問に、『サンデー・スポーツ』と同じ答えをすればいいのに、「最後は岩瀬と決めてました」と回答。うーん、これでは、真意は伝わらないではないかな、と。落合フリークとしては、もどかしい想いに。
その後、タイガーズ岡田監督の「オレでも、同じ采配をする」発言が、援護射撃的にはなったが……。
が、昨日、岩瀬投手のFA交渉で、「残留に傾いている」との記事が。落合采配は、ここに結びつくのではないか?と。このオフ、FAの権利を取得し、「ヤンキース、獲得か?」との見出しが躍っている岩瀬投手に対して、「岩瀬よ、オレは、このチームは、オマエを基点にゲーム・プランを立てているんだよ」という最大限の信頼を、言葉ではなく、あの采配に込めたのでは?と。そして、ダブルで、山井投手の選手生命も考える。うーん、深過ぎる。補足だが、同じくFA権利を取得した福留選手。ケガで出れない福留選手の代わりに、このポスト・シーズン、2年目の平田選手を先発起用したのは、「福留よ、チームに残ってほしいけど、もし、出るんだったら、出やすいように、平田を育てるよ。ファンのみなさん、福留は出ていっても、若手が育ってますよ」という配慮、メッセージではないかな?と。カープ・新井選手の涙のFA宣言記者会見を見て感じた。しがらみあるんだなぁと。ここでも、福留選手と、ファンに対して、ダブルにメッセージを送っているな、と。
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山崎二郎(「Barfout!」編集発行人)
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山崎二郎
(「Barfout!」編集発行人)
プロフィール
三度の飯より野球好きなオレ。野球と杏さゆりをこよなく愛する男(落合3世)のオレ流マイライフ。
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