[2007年11月26日]
新・オレ流 vol.17

03年、連邦大陪審にて「ステロイド(筋肉増強剤)を使っていない」というボンズの証言が偽証罪にあたると、連邦大陪審から起訴されたニュースが、アメリカでは大騒ぎになっているらしい。最大で禁固30年という可能性もあると。で、現在、FA中であるが、どこもボンズを採る球団はないのではないか?と。加えて今年記録した通算ホームラン記録も取り消されるのでは?と……。
以前もこのコラムで表明したが、断固、ボンズ支持だ。理由は、ボンズが使用されたとされている当時、メジャー・リーグではステロイドは禁止されていなかったのだから(現在は禁止)。むしろ問われるのは、身体に危険なステロイドを禁止していなかったメジャー・リーグ機構ではないか。であるから、大リーグ機構は、ボンズを守ることがするべきことではないか? もし、ボンズの記録を取り消すというのなら、既にステロイド使用を認めた選手の記録全部も抹消しなかったらフェアじゃないのではないか?
ボンズ1人に、このステロイド問題を押し付けて、彼が引退した段階で、「終わった感」を演出しようとしているように思えてならない。「これからは、大リーグはもうクリーンですよ」と。ボンズが認めた場合、収監されるのか? 認めない場合、裁判は長引き、どちらにしても、引退は免れない。引退セレモニーもなく。あまりにも寂しい……。この原稿の最後、お約束である、オチを女の子に強引につなげられないくらいに。
山崎二郎(「Barfout!」編集発行人)
編集長山崎二郎の行動日誌はコチラから。
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[2007年11月12日]
新・オレ流 vol.16

『日本シリーズ』最終戦。8回まで完全試合でおこなっていた山井投手を、9回、岩瀬投手へ交代した落合監督采配が論議を呼んでいる。いや、論議というより「批判」だ。
落合監督を追っている、このコラムとしての見解を示さないといけないだろう。もちろん、落合采配支持は当然だ。が、ポイントを挙げたい。
まず、誰もが「なぜ交代?」と思っていたのに、試合終了後のお立ち台での監督インタヴューで、なぜ、突っ込まなかったのか?と。その場で、「山井に豆ができて」という説明があれば、クリアだったのではないか?と。っていうか、お立ち台のインタヴューって何も訊いてないよね。「大きな声援がありました」って、質問じゃないじゃん!と、いつも、憤っているが、それがしっかりと、悪いカタチにでたな、と(落合語尾)。
第2に。小沢民主党代表の、代表復帰記者会見での「東北出身なもので、口ベタで」発言が、秋田県出身の落合監督にも言える。訊かれなくとも、お立ち台はナニでも、場所を移しての優勝会見で、自ら説明していればよかったな、と。
事実、〈NHK〉テレビでの『サンデー・スポーツ』では、元チーム・メイトの与田キャスターに、「山井は『クライマックス・シリーズ』前から肩を痛めて、投げられなかった。で、久しぶりに投げたので、豆ができた。そのまま投げていると、バランスを崩して、また、肩を痛めるリスクがある。この2、3年、ずっと、肩を痛めて、今年、やっと、復活したばかり。これからの選手生命を考えると、無理できない。で、本人からも『いっぱいいっぱい』との申し出があった」という要旨の回答をした。
実に明快で、分かりやすい理由ではないか。選手想いの、落合監督ならではの。
が、その後の〈日本テレビ〉での『うるぐす』では、江川キャスターの質問に、『サンデー・スポーツ』と同じ答えをすればいいのに、「最後は岩瀬と決めてました」と回答。うーん、これでは、真意は伝わらないではないかな、と。落合フリークとしては、もどかしい想いに。
その後、タイガーズ岡田監督の「オレでも、同じ采配をする」発言が、援護射撃的にはなったが……。
が、昨日、岩瀬投手のFA交渉で、「残留に傾いている」との記事が。落合采配は、ここに結びつくのではないか?と。このオフ、FAの権利を取得し、「ヤンキース、獲得か?」との見出しが躍っている岩瀬投手に対して、「岩瀬よ、オレは、このチームは、オマエを基点にゲーム・プランを立てているんだよ」という最大限の信頼を、言葉ではなく、あの采配に込めたのでは?と。そして、ダブルで、山井投手の選手生命も考える。うーん、深過ぎる。補足だが、同じくFA権利を取得した福留選手。ケガで出れない福留選手の代わりに、このポスト・シーズン、2年目の平田選手を先発起用したのは、「福留よ、チームに残ってほしいけど、もし、出るんだったら、出やすいように、平田を育てるよ。ファンのみなさん、福留は出ていっても、若手が育ってますよ」という配慮、メッセージではないかな?と。カープ・新井選手の涙のFA宣言記者会見を見て感じた。しがらみあるんだなぁと。ここでも、福留選手と、ファンに対して、ダブルにメッセージを送っているな、と。
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山崎二郎(「Barfout!」編集発行人)
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