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レギュラーコラム 山崎二郎 (Barfout!)

[2007年09月26日]
新・オレ流 vol.13

jiro_070920.jpg スワローズの古田監督が辞任した。最下位の責任を取ってとのこと。だが、自然な流れに思えないのはなぜか?
 満を持した感があったの監督就任であったというのがまずある。ヘタすれば10年くらいの長期政権が、球団&ファンのヴィジョンであったのではないか? 「戦う選手会長」として、これ以上ないいいイメージを持った古田。自ら旗を振って、球団のイメージ・アップ、観客動員策も実行してきた。どう考えても、たった1年最下位をなったからといって、辞める必要などないハズだ。
 だが、その反面、実は辞めて正解だと思っている。それは、今年のシーズン前のこと。岩村選手がメジャーに行って、ポッカリ空いたサードのポジション。だが、バファローズから自由契約になって、どこも採りに行かない中村ノリ選手がいた。シブチンな球団事情を知っている古田。今なら格安価格で採れると、球団に獲得要請を出したにも関わらず、なんと却下。落合ドラゴンズに行ってほしいと思っていた自分としても、「ありえないだろう」と思ったものだった。
 先日、ドラゴンズを応援すべく、今年初めて〈神宮球場〉に行った。古田が辞任会見をした夜だ。皮肉なことに、同点の9回。そのノリが、見事な右打ちで、決勝ホームランを放って負けたのだ。
 加えて、納得できなことが、就任当時からあった。マスコミの論調だ。選手兼任監督なんて、この先、ないだろうってくらいの快挙で、貴重なことなのに、「古田は、一歩下がって、後進を育成するべきだ」と。加えて、「代打、オレ」がいいと。そんな声に、古田は引いてしまったのではないか? ケガもあったのかもしれない。だが、つくづく残念で仕方がないのだ。
 ゆえに、こんな状況で監督を続けても、いい状況にはならないのは自明の理。ならば、速攻で離れた方がいいに決まってる。ホントは、城島が抜けて以来、キャッチャー層が薄くなってしまったホークスでプレイしてほしいなと思うのだけど。
 同じ年のマリーンズ小宮山投手が粋なコメントを出してた。「まずはケガを直せ」と。まだ、やれるじゃん、ってこと。実際、キラー通りですれ違った古田からは、全然、現役オーラが届いてきたから。
 「青山ですれ違って、オーラ感じた」と言えば、『仮面ライダー』出演でブレイクした白鳥百合子。下くちびるがとにかく、ファット。まるで、入団2年目で、全盛期の落合選手にギリギリで競り勝って、首位打者をとった時の古田の、イケイケ感をグラビアからも感じるのだ。行く人来る人。古田と白鳥。うん、リンクしてる。


山崎二郎(「Barfout!」編集発行人)
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[2007年09月10日]
新・オレ流 vol.12

jiro_070910jpg イチローが7年連続200本ヒットの記録を達成した。メジャー・リーグ記録は8年連続とのこと。しかも、記録保持者は100年前。ルールも違っていて、今と比べるのはどうか?という。で、200本ヒットの回数の記録は、ピート”球界永久追放中”ローズの10回とのこと。ケガさえなければ、記録更新の可能性は高い。
 加えて、日米の通算ヒット数は2800本を越えた。日本の記録保持者は、張本”渇!”勲の3000本であるから、このまま行けば、更新する可能性は高い。さらに、メジャー・リーグの記録保持者は、こちらもピート・ローズの、確か、4200本くらいだったハズ。ヘタすれば、更新する可能性もある。
 これって、メチャクチャ、スゴイことなんじゃないか! なのに、僕の主観だけなら、間違いなら、逆に嬉しいのだけど、なんか、過小評価されてないだろうか? 「打って当たり前」的な空気がないだろうか?
 この1,2年、想いを吐き出し始めたイチローの発言で、要注意だったのが「アメリカにいると、日本のことをナメてる感じがするんですよ。それに対しての対抗心っていうのがモチヴェーションとしてあります」的な発言。『WBC』でも、強調していたし、今年のオールスター・ゲームの共同会見でも、同じ旨の発言を繰り返していた。
 そういえば、最近の週刊誌に『松坂はメジャーで人種差別を受けている!』的な見出しで、統計を算出して、いかに、白人と比べて、審判から不当なジャッジをされているかを報じていた。長谷川元投手も「当然あります」と、以前、どこかで書いていたっけ。
 日本にいると分からない、報道されないメジャーの暗部。それをイチローは指摘したのかと。それってスゴイこと。『WBC』で「イチローは変わった」と、メディアは報じたけど、そのモティヴェーションの根底にあるのが、人種差別へのリヴェンジだとしたら、なんというストーリーなのだろうと。もちろん、それだけではないだろうけど。
 中田英寿も、セリアAリーグで、不当ジャッジに多く遭ったと、発言していた。単にヒットを打ったとか、シュートを打ったとか、画面見れば分かることを嬉々と報道する前に、せっかく現地にいて、しかもイチローに密着できるという、この上ない立場にいるのなら、伝えるべきことがあるだろうと。だけど、それは無理か。大本営発表か。
 だが、この記録更新の日、イチローが何に対しして戦っているか?を知ることは、大事だと感じた。2000本ヒットを記録した、カープの前田選手に対しても同じだけど、「ストイック」とか「天才」とか「孤高」とかいう表現で棚上げして、「あの人は別だから」と、低いレヴェルで納得するのは失礼だと思うのだ。
 ストイックと言えば、最近、めっきり色っぽくなったのに、逆にノー・メイクっぽい感じの写真集をリリースした佐藤寛子にも、それを感じる。1日腹筋500回やってるとか。日々の地道なルーティンこそが、高いレヴェルに達する、唯一の道程なのだ。

山崎二郎(「Barfout!」編集発行人)
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