ロックンロールニュース


レギュラーコラム 山崎二郎 (Barfout!)

[2005年08月29日]
新・オレ流 vol.8

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 しかし、降って沸いたかのようなタイガース・星野SDへの来期ジャイアンツ監督打診の報道。ついにはナベツネもオファーしたことをほのめかすような発言もして……。最初は「まさかぁ」と思っていたのが、受ける受けないは別にして、「あの読売が、ライヴァルの現阪神のフロントの人間を監督候補にしている」という、よく考えればとんでもないことが当たり前のように既成事実として受け入れている自分にビックリした。それは小泉首相の郵政民営化賛成か?反対か?という選挙の争点になんとなく乗っている感じとそっくりである。と、なんだか、カタイ口調になってしまったが、それだけ「ムード」というのすごいなぁと思ったもので。
 だが、球史を紐解くと、水原 茂、三原 脩、西本幸雄、藤本定義と、往年の名監督達はけっこうチームを移り変わっている。弱いチームに乗り込んで、徐々に強くしていく。そしてオーナーと衝突してまた新しいチームへと移る。だからこそ、読売を追われた三原が西鉄ライオンズを率い、生涯のライヴァルである水原ジャイアンツと歴史に残る日本シリーズを繰り広げたわけで。最近ではON対決もあったじゃないですか。そう考えると星野がジャイアンツを率い、落合ドラゴンズ、岡田タイガース、そして親友の山本カープと一戦を交えるというのは見ごたえがあるというもの。すっかり企業の論理が前面に出てしまっている今の日本プロ野球の球団には思い入れがなくなり、ずっと「個」を貫くサムライを最後の拠り所をしている自分としては喝采で迎えたいのだ(ずっと落合フリークなので、去年からドラゴンズを応援。『トーチュー』も購読してマス)。
 なによりミスターがまだ一線に出ていない今、誰もが放てない有無を言わせぬ存在感だったら、王、落合に星野であることは誰もが認めること。「すっかり監督の存在が軽くなったわい」というノムさんのボヤキに頷いている自分としては、存在感溢れる名将がチームを率い、ペナントを盛り上げていくという構図こそが。日本プロ野球の正しい伝統だと思うのだ。
 存在感と言えば、だ。今、グラビア界で見渡して、有無を言わせぬ空気を放っているのが安めぐみであることは男なら誰もが認めることだろう。只ならぬ存在感を放つ竹中直人にして「スゴイ」と言わしめたのだから。新作DVDをちょい観してあらためて実感。安定感を通り越えた存在感。故にテンションを感じつつも、この身を安心して委ねることが出来る。う〜ん、それこそがエンタテインメントの真髄と書いたら大げさだろうか?