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レギュラーコラム オリス

[2007年03月14日]
特別編『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』:第9話

『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』:フジテレビ系

第9話:2007年3月5日(月)夜9:00〜9:54(全11回)

原作:リリー・フランキー、脚本:大島里美、演出:谷村政樹

主題歌:「蕾」コブクロ

出演:速水もこみち、倍賞美津子、泉谷しげる、香椎由宇、平岡祐太、石黒賢

チェン・ボーリン、高岡蒼甫、柄本佑ほか


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 映画「運命じゃない人」でこんなシーンが出てきます。知り合った女性に携帯番号を聞けなかった男に対し、なぜ聞かなかったのかとその男の友人が問いただします。その男は聞くタイミングがなかったと答えます。そこでその男の友人が言います。「聞くタイミングなんてあるわけないじゃん。自分から作るんだよ」と。ホントその通りだと思います。自分の都合のいいタイミングなんてありません。そんなタイミングなんか待っていたら、起きるものも始まりません。けれど、そう簡単にいかないのも現実です。アグレッシブに自分からタイミングを作って、イヤミなぐらいことがうまく運ぶなんて人はいるんでしょうけど、大半は躊躇したり、間が悪かったりするもんです。
 何が言いたいかというと、ドラマではこういう人達の集まりなんです。こういう人達がいないと、ドラマが成立しないんですね。間の悪さで話が面白くなったり、間の悪さで男女がすれ違って話が盛り上がっていくんです。ブラックビスケットの曲「タイミング」の歌詞で、「たまに間のワルさも、大事なんだね、タイミング」のように、ドラマでも大事なんです。
 で、さらに何が言いたいかというと、今回の話なんです。雅也は自分の気持ちをまなみにちゃんと伝えられません。ちゃんと伝えようと思ったときには、バスがちょうど出発してしまい、北海道へ帰ってしまいます。何も言えずに落ち込み、家に帰る途中で激しい雨に打たれます。これぞ月9という展開です。この間の悪さが、話を盛り上げるんです。自分で自分がイヤになって泣いてしまう雅也を見て、共感すら覚え、手塚の言うたった一言が言えなかったがために、何年も後悔するというセリフには心に突き刺さります。もしかしたら、このような間の悪さで人の痛みがわかったり、人を強くしていくのかもしれません。


[今週のセリフ]
手塚「タイミング、逃さないようにね」
雅也「……」
手塚「たった一言が言えなかったがために、何年も後悔するハメになることがあるから」 


オリス(ドラマー)


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TAIZO(パッションイラストレーター)
セツ・モードセミナー卒。
雑誌等中心に地味にジミヘンに活動中。
番外編!! 「キャプテンスミスの俺のリリックを聞いてくれ!」はコチラから!


キャプテンスミス(デジタルカウボーイ)
実はパッションTAIZOのこと。

[2007年03月09日]
第13回「笑っている場合ではないけれど」

『結婚できない男』:フジテレビ系

2006年7/4〜9/19(火)

夜10:00〜10:54(全12回)


脚本:尾崎将也、演出:三宅喜重、小松隆志、植田尚

主題歌:「スイミー」Every Little Thing

出演:阿部寛、夏川結衣、国仲涼子、塚本高史、さくら、尾美としのり

三浦理恵子、SHEILA、こつぶ、高知東生、高島礼子ほか


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 ドラマ『結婚できない男』を毎週見て笑っていた。主人公である桑野信介の偏屈で人間嫌い、そして生活パターンも毎日コンビニやレンタルビデオ店通いで、ひとりぼっちで平気な結婚できない男に笑っていた。
で、ふと思った。これ、オレだな。この主人公ってほとんど自分と変わらないなと。自分で自分のことを毎週見て笑っていたのである。
 ボクの場合、コンビニには毎日通うが、買い物のためではない。雑誌の立ち読みである。5月に偶然コンビニで会ったリリーが言った。立ち読みしないで買いなさいと。とは言われても、棚にあるほとんどを拾い読みしているため全部買うわけにはいかない。それにコンビニで読むときは、家よりも集中度が違う。さらにこの習慣は中学生から身に付いてしまっているので、なかなかやめられない。芸能関係だって、そこら辺の主婦よりも情報通になってしまっている。そしてレンタルビデオ店通いに、家でのドラマチェック。5月にリリーさんが言った。ドラマもいいけど、たまには外に出て遊びなさいと。とは言われても、基準がテレビ番組表になっているのでそうはいかない。まずテレビ雑誌を買って、一週間分をチェックする。偶然良い番組に出会うなんてことはボクにはない。全部必然だ。で、人に誘われ、今日のご予定はと聞かれたとき、その日の番組表を頭に浮かべることになる。そしてどうしても見逃せないドラマがあって、予約録画をしていない場合、もちろんドラマを優先することになる。中学生の時、修学旅行先で一人別室、見逃せないドラマを見たほどだ。なかなかやめられない。
 そんなことを言ってるうちに、ひとりぼっちで平気な、結婚できない男の完成型に自分がなってしまっている。やばい。ドラマ『結婚できない男』を見て笑っている場合ではない。で、一番やばいのが、それを全然やばいと思っていない自分がいることである。


桑野「建築事務所のスタッフってのは、昔から安月給って決まってるんだよ」
英治「誰が決めたんですか?」
桑野「オレだ」
                                (第1話より)


沢崎「なんなら今夜、食事作りに行ってあげようか? 焼肉お供できなかった埋め合わせに」
桑野「結構だ。俺は、自分の部屋に人を入れない主義なんでね。なんか、他人が俺の部屋に入ると、空気がこう、よどむ気がするんで」
                                (第2話より)


英治「いや、俺いきなりあの店とか連れてって気分悪くしたかなあ、とか余計な心配しちゃって」
みちる「気分は悪くしたよ」
英治「え?」
みちる「もちろん、若いからお金無いのはしょうがないし、けど、私にしてみれば、男の人と会ってすぐチェーンのレストランに連れて行かれたら、自分が安く見られてるような気がするの。言っとくけど、私はね、あんな店が似合う女じゃないの」
英治「さすがです」
みちる「ていうか、そういうことを言ってみたいお年頃」
英治「勉強なります」
                                (第2話より)


夏美「若い頃とは買い物の仕方も変わったかな。化粧品も、色より成分に気を使うとか」
みちる「人にどう見えるかより、自分にとってどうかってことですか?」
夏美「・・まあ、そういうこと。あと、問題なのは下着ね。三十過ぎると、地球の重力との戦いが始まるから、ちゃんと体にフィットしたものを選ばなきゃいけないわけよ」
みちる「誰に見せるでなくても、気を使うわけですね」
夏美「・・まあ、そういうこと」
                                (第3話より)


 このドラマは題名の通り、結婚できない男の物語。主人公の桑野信介(阿部寛)は、優秀な建築デザイナーで収入も外見もいいが、偏屈で結婚に対して否定的な考えを持っている40歳独身男。ある日、腹痛を起こして病院に運ばれ、女医の早坂夏美(夏川結衣)に出会う。夏美も独身女性で、偏屈な信介にも歯に衣を着せず言葉を浴びせる。そんな二人が痛烈な言葉を交わしながらも、お互い気になる存在になってゆく。
 信介のマンションの隣人に田村みちる(国仲涼子)。隣の信介が大音量でクラシック音楽をかけるため迷惑していたが、腹痛で倒れた信介を助けたことがきっかけで、顔見知りの関係になる。夏美とも仲が良くなり、二人で漫画喫茶通いなどをよくする。ペットでパグ犬のKEN(こつぶ)を飼っている。信介の部下で村上英治(塚本高史)。信介の偏屈さに手を焼くが、仕事に対しては尊敬をしている。信介の仕事仲間の沢崎摩耶(高島礼子)。建築プロデューサーで信介に仕事をまわし、話し下手な信介の代わりに説明したり、問題を処理している。その沢崎の部下で英治の恋人、吉川沙織(さくら)。そして、信介がいつもホームぺージでチェックして気になる存在になっている同業者の建築家、金田裕介(高知東生)。信介の行きつけのバーで、いつもちがう女性を連れている。どのメンバーも、このドラマでは外せず、信介を中心に大いに盛り上げていた。
 話の展開も、結婚できない男の日常を中心に描いているのだけれど、中だるみがなく、毎回ツボをついたネタであきさせない。そしてコメディタッチに描いているのに、妙にリアリティもある。ラストも素晴らしく、完成度の高い仕上がりになっている。


夏美「もしかして、誘ってくれてます?」
桑野「いや、まあ・・いや、あなたが、どうしてもとおっしゃるなら」
                                (第4話より)

夏美「なんで声かけないんですか? 怖いじゃないですか」
桑野「話しかけて、話題がなかったら、イヤでしょ」
夏美「・・・・」
桑野「・・・・ほら」
夏美「あきれてものが言えないだけです」
                                (第5話より)


夏美「大家さんさえOKなら、私が(犬を)預かりたかったんですけど」
桑野「そんなに一人が淋しいんですか」
夏美「そうじゃなくて。・・犬も人間も受け入れない人とは、議論してもしょうがないです」
                                (第8話より)


みちる「あー、なんか地引き網みたいにゴソッと釣り上げてから、ゆっくりよりどりみどりみたいな、そう いう男選びの方法ってないのかなあ」
沙織「ありません」
                               (第10話より)


みちる「あの、送ってくれたのは感謝しますけど、気まずいから何か話してもらえません?」
桑野「送った上にトークのサービスまでさせられるのか」
                               (第11話より)


 この主人公の桑野信介は、ルックスや収入以外の結婚できない男の条件を一手に引き受けた役柄である。偏屈な性格がベースにあり、几帳面で完璧主義。自分の部屋の掃除は抜かりはなく、ちょっとでも汚れるとイヤミなぐらい徹底的にきれいにする。そんな部屋には誰も入れず、一人人生ゲームを楽しんだり、大音量でクラシック音楽を聴きながら一人指揮者をする。外でも一人焼肉に、一人ハトバス、一人花火、一人金魚すくい。一人での行動がやたら多く、それだけに社交性や協調性がない。それに、ウンチク好き。
 そんな桑野信介を見て、こういう人よくいるとか、こういうとこ自分にもあるとか、人によっては当てはまる部分が出てくるんだけど、全てをフル装備して細かいとこまでリアルに、コミカルに演じてるのが阿部ちゃんである。偏屈男なのに、どこか憎めなくて、次にどんな変人ぶりを見せてくれるんだろうと、ワクワクさせるほど良い味を出してる阿部ちゃんは、やっぱりさすがである。


桑野「僕は一貫して、しょうがなくあなたにつき合ってるんですよ。今日だって」
夏美「ん、そうですか」
桑野「あなたは人の世話を焼いてれば、そりゃ自分の淋しさが紛らわせるからいいかもしれませんけどね、つき合わされるこっちの身にもなってほしい」
夏美「え?」
みちる「ひどい」
夏美「・・どうしても私を淋しい女にしたいらしいですね」
桑野「図星だから怒るんでしょ」
夏美「・・そうです。淋しいのかもしれません」
桑野「え?」
夏美「あなたみたいに、ひとりぼっちで平気な人には分からないかもしれないけど」
桑野「ええ、わかりませんよ」
                               (第11話より)


夏美「考えてみたら、私たちの会話って、キャッチボールじゃなくて、ドッジボールばっかりだった気がします」
桑野「はい?」
夏美「相手に当てて終わり」
桑野「うまいこといいますね」
夏美「感心してる場合じゃなくて」
桑野「・・・」
夏美「私は、キャッチボールがしてみたいです。あなたと」
桑野「・・・」
夏美「・・ボールは投げました」
                               (第12話より)


夏美「もしかして、うちに来いって言ってますか?」
桑野「・・いや、まあ・・でも、あなたが、どうしてもとおっしゃるなら」
夏美「どうしてもなんて言いません」
桑野「・・ふうん・・・」
夏美「でも、あなたがどうしてもって言うなら、行ってもいいですよ」
桑野「・・じゃあ・・来てください。どうしても」
夏美「はい」
                               (第12話より)


 これだけ面白いドラマだと、他の出演者たちのイメージや評価もだいぶ違ってくる。まずは偏屈男の桑野信介に対して、絶妙な言葉を投げかけていた夏美役の夏川結衣。今までは幸薄い、影のある役が多かった気がするんだけど、この役では正反対。桑野との会話では、ワクワクするほどギスギスしていて、妙に可笑しかった。顔の表情もコロコロ変わり、30代後半の女性でもかわいらしく、コメディセンスも十分ある。ココリコミラクルの松下由樹ぐらいの変貌ぶりである。次は国仲涼子。おきゃんな役で女性の欲深いところを演じ、「ちゅらさん」のイメージを卒業できた感じ。次に高島礼子。あくまでも個人的な偏見なんだけど、高島礼子イコール安いドラマと思っていたので、それをくつがえし、役柄同様見事にドラマをサポートして好演。そして高知東生。最初高島礼子のバーターぐらいにしか思ってなかったのだが、高知東生が演じる金田は、桑野にとって気になる存在のように、見るものも気になり、毎週の登場が楽しみなる。金田のホームページとか登場シーンが少ない割に笑いを取り、おいしい役どころで十分存在をアピールしていた。
 ドラマ自体も最初のイメージでは、出演者も話の題材もハデさがなく、個人的な偏見も持っていたので、全然期待はしていなかった。だが見てみるとすごく面白い。こういうドラマの出会いが一番うれしいのだ。期待が持てそうもないラーメン屋に入ったら、実はメチャクチャおいしい時のよろこびだ。こういう出会いがあるからこそ見ないわけにはいかなくなる。たとえ自分のことのようなドラマで、自分を笑っていてもだ。そして、こういうドラマが出るかぎり、ボクの一人ドラマチェックはまだまだ続くのである。


近況:冬のドラマ編。もう終盤に向かってますけど、語らせてもらいます。今回結構、本数見てます。


『今週、妻が浮気します』(フジテレビ系):前半の妻が浮気をするところまでは盛り上がったんだけど、妻の浮気相手がフミヤとわかり、見るモチベーションが下がる。今のところ中だるみ中。


『ヒミツの花園』(フジテレビ系):話の設定やシチュエーションは良く、コメディに徹すれば面白くなりそうなところなのに、いきなりシリアスマジモードになったりするので盛り上がりに欠ける。ちょっともったいないです。池田鉄洋でなんとか踏ん張ってはいるけれど。


『ハケンの品格』(日本テレビ系):ハケンという目のつけどころが良い題材で、絶妙なキャスティング。特に大泉洋が、彼にしか出せない持ち味でイヤミな正社員を好演。ただ、話は面白いんだけど、現実ばなれした話の展開で、ちょっとやりすぎ感があるのが残念。でもまあ好評のようだし、スペシャルドラマもそのうちやるんでしょうね。そういえば篠原涼子のドラマって、スペシャル多いです。


『エラいところに嫁いでしまった!』(テレビ朝日系):豪華出演者での昼ドラマといった感じです。押し付けがましい笑いを提供しているのだけれど、笑えません。仲間由紀恵にはドラマ「トリック」を出た以上、そのレベルの笑いを求めてしまうからです。コアな笑いを。谷原章介さん、結婚して、お父さんになって、司会業やって、三枚目やって、当て馬的のクールな役は卒業してしまうのですか。


『きらきら研修医』(TBS系):研修医のうさこ(小西真奈美)の指導医が3話位ずつで変わります。寺島進、生瀬勝久、パパイヤ鈴木、りょう、と変わります。で、生瀬勝久の時が面白く、それ以 降は下降気味。時々、コアな笑いあり。


『拝啓、父上様』(フジテレビ系):今回の中でこのドラマが一番です。「前略おふくろ様」の現代版で、その時と変わらず面白い。さすが倉本聰先生です。前回同様、竜二役の梅宮辰夫のセリフは、いちいちシビレます。二宮和也はもちろん良く、脇役の福田沙紀、関ジャニの横山裕の演技が光ります。


『わるいやつら』(テレビ朝日系):米倉涼子がこの路線をやるようになって、前から気にはなっていたので、初めて見ることにしました。暗いです。内容も暗いし、映像も暗い。そして上川隆也の声も暗い。暗い悪の魅力たっぷりです。


『花より男子2』(TBS系):好きだ、嫌いだを繰り返し、全然前に進みません。もういい加減、う
んざりです。これがこのドラマの持ち味だからしょうがないけど、もうちょっと話を展開させて欲しいです。主題歌の嵐の「LOVE SO SWEET」は好きです。


『演歌の女王』(日本テレビ系):毎回見ると、イラッとします。イライラッとします。どこを描きたいのかわかりません。話の着地点が見えないです。『女王の教室』のヒットであぐらをかいて、失敗した感じが否めません。天海祐希の『女王の教室』の活躍が、これでマイナスになりました。


『風林火山』(NHK総合):これハマっています。内野聖陽演じる山本勘助が、泥臭さのある人間味を出し、頭脳でのし上がる天才軍師で魅力的です。どういう戦いを仕掛けていくかが見所です。


『華麗なる一族』(TBS系):万俵大介を演じる北大路欣也が怖いです。その鋭い眼光は、今にも刀で斬りつけられそうで、眉間による深いシワの間にそっとつまようじを挟んでみたくなります。ドラマ全体の雰囲気もガチガチのマジモードで、万俵家に飾っている鉄平(木村拓哉)の祖父の肖像画以外は一切笑いなしです。エンディング曲で大塚愛の「さくらんぼ」でも流れれば、肩の力も抜けて気も休まるのですが、そういうことはありません。


オリス(ドラマー)


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TAIZO(パッションイラストレーター)
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キャプテンスミス(デジタルカウボーイ)
実はパッションTAIZOのこと。

[2007年03月02日]
特別編『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』:第8話

『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』:フジテレビ系
第8話:2007年2月26日(月)
夜9:00〜9:54(全11回)
原作:リリー・フランキー、脚本:大島里美、演出:久保田哲史
主題歌:「蕾」コブクロ
出演:速水もこみち、倍賞美津子、泉谷しげる、香椎由宇、平岡祐太、浅田美代子、チェン・ボーリン、高岡蒼甫、柄本佑ほか



 ドラマを見ていると、雅也はいつも寝坊と遅刻をしています。なんてことでしょう。ちゃんと起きられなかったり、時間にルーズなのはいけません。と、偉そうに言ってみましたが、ボクも雅也に負けないくらい寝坊し、遅刻をします。それによって、今まで数えきれないほど冷や汗や苦々しい思いをしてきました。だったら、それ直せと言われるかもしれませんが、そう簡単にはいきません。眠りの魔力はボクにとって、とてつもなく強いからです。
 例えば、二度寝です。これは強敵です。朝起きた時にまだ10分ほど余裕がある場合、じゃああと5分だけと思って寝てしまうと、軽く1時間は超えてしまいます。なんなんでしょう、あれは。タイムスリップしてしまった感覚に陥ります。完全に遅刻です。一瞬頭の中が真っ白になりますが、開き直って横になりながら言い訳などを考えてると、三度寝です。次のタイムスリップが来てしまいます。そんなことを繰り返していたら、夕方になっていたこともあります。あと5分だけの始まりで、夕方です。自分で自分がイヤになります。特に、夏の気持ちよく晴れた日に、無駄に夕方まで爆睡してしまった時など、なんともむなしい気持ちになります。ましてラジオからうっすらサザンの「真夏の果実」なんか流れてると、泣きたくなるぐらい切ない気持ちになります。
 さて、今回も雅也は遅刻をしています。オカンの手術に時間がかかるため帰宅して、オトンと一緒に爆睡してしまいます。起きたら手術がとっくに終わって大遅刻です。手術中だというのに、どんだけ緊張感がないんだ、この2人は、とは思いますが、かえって微笑ましいです。話の主体となるところではないのですが、雅也の寝坊に遅刻が、同じ部分があるだけに、ボクには気になるのです。


[今週のセリフ]
オカン「家族となると、むずかしかねえ。甘えて、意地張り合って、勝手してから。ばってん、人間、弱くなった時はやっぱり、家族のことやき、顔見ただけでホッとするんよ。家族なんて、それだけで百点満点」 


オリス(ドラマー)


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