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レギュラーコラム オリス

[2007年02月27日]
特別編『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』:第7話

『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』:フジテレビ系
第7話:2007年2月19日(月)夜9:00〜9:54(全11回)
原作:リリー・フランキー、脚本:大島里美、演出:谷村政樹
主題歌:「蕾」コブクロ
出演:速水もこみち、倍賞美津子、泉谷しげる、香椎由宇、平岡祐太、チェン・ボーリン、高岡蒼甫、柄本佑ほか



オリス:今回のゲストは桑野さんと夏美さんです。第7話、見られてどうでしたか?
桑野 :とうとうきたな。
オリス:何がきたんですか?
桑野 :中だるみだ。
夏美 :たいした中だるみじゃないでしょ。
桑野 :いや、中だるみだ。連続ドラマではよくあることだ。ないほうが奇跡に近い。
夏美 :今回は、脇役の人達にスポットをあてた話なんだから、中だるみとは言えないわよ。
オリス:そうですね。サイドストーリーといったところでしょうか。
桑野 :ネタ切れで、よくやる手だ。
夏美 :そうじゃなくて、今回は雅也以外の、オカンを通して自分たちの母親への思いを振り返るっていうのがメインになってるじゃない。
桑野 :いらないな、そういうのは。
夏美 :いるわよ。それによって、オカンの人物像もよりふくらむでしょ。
桑野 :それよりもっと描くことがあるはずだ。
夏美 :そんなこといいながら、泣いてませんでした?
桑野 :いや、泣いてない。
オリス:泣いたんですか?
夏美 :徳本君のお母さんの手紙で泣いてましたよ、この人。
桑野 :今まで泣いたことがない。 
夏美 :素直じゃないから。
オリス:まあ、今回はこれから起きる事の小休止というか、クッション的な話ではありましたね。
夏美 :嵐の前の静けさというか。
桑野 :結婚式でいう、しばしご歓談を状態か。
夏美 :ん、ちょっと違うけど。
オリス:脇役をメインに描きつつ、オカンと雅也については、ごく日常的な生活を描いてましたね。
桑野 :そうなんだよ。そこなんだよ。これから起きる事の小休止のために、この中だるみは必要だったんだよ。
夏美 :あれ。さっきは中だるみに対して否定的だったんじゃないの。
桑野 :一言もそんなことは言ってない。
夏美 :でも中だるみ自体、否定的でしょ。
桑野 :ちがうな。イイ中だるみだ。
夏美 :もういいです。
オリス:これからラストまでが山場になっていきますが、どうですか?
夏美 :話を知ってるから、見るのは悲しくてつらいです。でも、見ちゃいます。
桑野 :ひとり淋しく見て、泣くのか?
夏美 :泣きますよ。桑野さんにもハンカチ貸しときましょうか?
桑野 :結構だ。


[今週のセリフ]
雅也「みんなも、よーあきんで、オカンのとこ通いようね」
まなみ「気付いちゃうからね。お母さんにふれるとあったかすぎで、本当はずーっと淋しかったんだって。もう、すっかりみんなのオカンだね」


オリス(ドラマー)


TAIZO(パッションイラストレーター)
セツ・モードセミナー卒。
雑誌等中心に地味にジミヘンに活動中。
番外編!! 「キャプテンスミスの俺のリリックを聞いてくれ!」はコチラから!


キャプテンスミス(デジタルカウボーイ)
実はパッションTAIZOのこと。

[2007年02月17日]
特別編『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』:第6話

『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』:フジテレビ系
第6話:2007年2月12日(月)
夜9:00〜9:54(全11回)
原作:リリー・フランキー、脚本:大島里美、演出:久保田哲史
主題歌:「蕾」コブクロ
出演:速水もこみち、倍賞美津子、泉谷しげる、浅田美代子、香椎由宇、平岡祐太、チェン・ボーリン、高岡蒼甫、柄本佑、石黒賢ほか



オリス:今回のゲストは千石さんと禄郎さんです。第6話見られてどうでしたか?
千石 :すばらしい。今回は今までの中で一番良かった。
禄郎 :そうかなあ。今までと、それほど変わらないと思うんだけど。
オリス:どこが今までとくらべて一番良かったんですか?
千石 :人間と人間のぶつかり合いですね。今までは話を進めるだけの展開でしたが、今回は感情がぶつかり合っています。ぶつかる方もぶつけられる方も、それによってその人の人間性が出てきます。これがドラマにとって一番大事なことだと思うんです。
禄郎 :語りますねえ。
オリス:確かに今回ぶつかり合っていますね。雅也がオカンと一緒に住み始めて、今までの生活パターンを乱されてます。オカンは大事だけれど、なにかと干渉されてわずらわしい。それが不満で爆発してしいますね。
禄郎 :大人げないです。
千石 :それでいいんです。言いたくないこと、言ってはいけないことを感情にまかせて言ってしまう。そこでお互い考えます。見えないことも見えてくるんです。
オリス:手塚も雅也に、母親に対するアドバイス的なことを語りますよね。
禄郎 :そのためだけに、今回また出演したんですかね?
千石 :知りません。ただ手塚さんの言葉で気づかされます。雅也もこのドラマを見ている人も。
オリス:そうですね。僕も実家帰ると、どんな豪華な料理より母親の漬け物が一番食べたいですね。それを食べられないことになるっていうのは、今やっぱり想像つかないですね。
禄郎 :あのオカンは誰であれ、料理を振る舞いますよね。田舎の人っていつもあんな感じなんですかね?それともオカンが特別なんですか?
千石 :どんなんでしょ。
オリス:田舎の人とか関係ないと思いますよ。「田舎に泊まろう」っていう番組ありますけど、どこの家でも大丈夫っていうわけでもないですからねえ。東京でも友達の家で夕飯ごちそうになった時、先に一人で夕飯食べてる男の人がいたんですけど、友達のお兄さんかなあと思ったら、近くの友達の友人だったってことがありましたからねえ。
禄郎 :その友人が、ただ図々しい人だったんじゃないんですか?
オリス:いつもそんな感じみたいですよ。その家でも知り合い限定でしょうけど、ウェルカム状態でしたね。
千石 :そういうの、いいなあって思います。私には無理でしょうけど。
オリス:次に鳴沢君はどうでした?彼とも雅也はちょっとぶつかり合ってますけど。
禄郎 :なんかギスギスした感じで、やな奴になってませんか?
千石 :しょうがないんです。仕事と友人の板挟み、しがらみの中にいる自分と自由に生きている友人。こういう時、人間の器が試される時ですが、彼も人間です。出したくない感情も出てくるもんです。今は温かく見守りましょ。
禄郎 :ずいぶん冷静なんですね。
オリス:それでは、まなみについてはなにかありますか?
禄郎 :僕、気になったんですけど、前回までまなみは雅也のことを中川君って呼んでたけど、今回、マー君って呼んでましたよね?二人の間に何か新しい展開があったんですかね?
千石 :知りません。
禄郎 :ありましたよね?
オリス:あったんでしょうね。
千石 :それはどうかわかりませんが、まなみがオカンに雅也への気持ちを伝えます。今まで見えなかった部分が、第三者を通してはっきりしてきます。ここでも大きさの違いはあれ、気持ちという感情をぶつけているんです。
オリス:そうですね。今回はそういう意味でいくと、感情が出ているぶん、人物像もはっきりしてきて、見る方も気持ちが乗りやすくなるということですかね。
千石 :そういうことでしょね。
禄郎 :感情論なんて、どうでもいいです。さっきの雅也とまなみの新しい展開がはっきりしてないんですけど。
千石 :それはまた、別の話。


[今週のセリフ]
手塚「いつかさ、マー君にもくるかもしれないよ。何年後か、何十年後か、このぬか漬けをすっげえ食いてえって思う日が」
雅也「・・・・」
手塚「ま、そんなのはそんとき分かればいい話。けど、あのでっかいツボ抱えて東京出てきたお母さんの覚悟だけは、わかってあげたら」

[2007年02月11日]
特別編『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』:第5話

『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』:フジテレビ系
第5話:2007年2月5日(月)夜9:00〜9:54(全11回)
原作:リリー・フランキー、脚本:大島里美、演出:久保田哲史
主題歌:「蕾」コブクロ
出演:速水もこみち、倍賞美津子、泉谷しげる、浅田美代子、香椎由宇、平岡祐太、チェン・ボーリン、高岡蒼甫、柄本佑ほか



オリス:今回はドラマ『東京タワー』も中盤にさしかかったところで、2人のゲストの来ていただきました。レイジさんと亜子さんです。
レイジ:ちぃやース。
亜子 :こんにちわ。
オリス:さっそくですが、第5話、見られてどうでしたか?
亜子 :雅也とまなみの関係が気になりました。
オリス:ちょっと進展がありましたよね。
亜子 :そうそう、まなみが、午前零時に東京タワーのライトが消える瞬間を一緒に見た2人は、永遠に幸せになれるっていう話を持ち出して、雅也とまなみが見つめる東京タワーの灯りが、フッと消えるじゃないですか。 
オリス:そのあと2人は、手をつないで。
亜子 :そうそう、すごっくロマンチックだった。
レイジ:すっぱいよね。でもさあ、あそこは雅也がグッとまなみを引き寄せて、抱きしめないと。
亜子 :そこまでの関係じゃないんだから、あれぐらいがちょうどいいんじゃないの。
レイジ:男と女がいてさあ、きれいな夜景の中でさあ、東京タワーの灯りがフッと消えたら、抱きしめるでしょ、普通。
亜子 :あれでいいの。淡い2人の恋なんだから。
レイジ:俺なら抱きしめるね。狂おしいほどに。
オリス:なるほどね。では、オカンと雅也はどうでした? ラスト、空港で雅也がオカンに、一緒に住まないかって言いますよね。
レイジ:LOVEだね。
オリス:LOVEですか。
レイジ:そう、LOVE。愛だよね。でもあそこも、雅也がグッとオカンを引き寄せて、抱きしめないと。
亜子 :なんで? 親子だよ。恋人同士じゃないんだから。
レイジ:親子でも、恋人同士みたいに、2人の間には愛があるんだからさあ。それにオカン、雅也に言われて、女の顔になってたじゃない。
亜子 :そうかなあ。嬉しそうにはしてたけど。
レイジ:男と女がいてさあ、空港の中でさあ、一緒に住まないかって言ったら、抱きしめるでしょ、普通。
オリス:レイジさんが亜子さんを空港で抱きしめたように。
レイジ:そう。絵になるよね。
亜子 :雅也は不器用な人間なんだから、あれで充分なの。
レイジ:俺なら抱きしめるけどね。
オリス:わかりました。短い時間でしたけれど、ありがとうございました。
亜子 :あ、はい、どうも。
レイジ:売るほどある愛に、乾杯。


[今週のセリフ]
まなみ「中川君は、いつまで東京にいるんだろうとか考えたりする? 確かなものも、まだなーんにもつか んでないのに、ずっとここにいていいのかなあ、とか」
雅也「わからんけど……、わからんけど、たぶんまだなあーんも、つかんでおらんけん。帰らんのやと思う」

[2007年02月02日]
特別編『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』:第4話

『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』:フジテレビ系
第4話:2007年1月29日(月)
夜9:00〜9:54(全11回)
原作:リリー・フランキー、脚本:大島里美、演出:谷村政樹
主題歌:「蕾」コブクロ
出演:速水もこみち、倍賞美津子、泉谷しげる、浅田美代子、香椎由宇、平岡祐太、チェン・ボーリン、高岡蒼甫、柄本佑ほか


 前回までは序章といった感じで、今回から主要登場人物との関わりをじっくり描いていく展開になっていきそうです。石黒賢の登場が無かったのが気になるところですが。
 さて、第4話。今回は、雅也が生活を改め、バイトにイラストに励みます。そして鳴沢(平岡祐太)の紹介で雑誌にイラストを描くことに。そんな時、オカンがガンで手術をすることを知らされます。今回の注目ポイントは、小道具のイラストです。毎回、ポイントで小道具が効果的に出てきます。1話目ではオカンから渡された封筒、2話目では冷蔵庫、3話目では祖母ハルの10円玉が入った箱。それぞれ、ギリギリまで中身を見せません。見ている側の一番気持ちが乗った時にその中身を明かすんです。それまで寸止め状態です。今回も、雑誌に初めて掲載された雅也のイラストを、編集者やまなみ(香椎由宇)に見せてますが、こちらにはわかりません。オカンが雑誌を手に取ったとき、初めてこちらも見せられます。その時、オカンの喜びがそのまま見る側にも一番いいところで気持ちが乗るんですね。なので、そのあとオカンが雑誌を買い占めたり、みんなに言い振る舞う光景が、とても微笑ましく思うんですね。心憎い演出です。
 そして、ラスト。声帯を取らずに手術を受けることにしたオカンの決意。雅也と話せなくなるからという愛の告白は、心えぐられ、やられます。


[今週のセリフ]
雅也の声「やっと三度のメシが食えるようになった時には、もう次の課題が待っていた。今度の課題は大きく難しい。いや、……何よりも、……苦しい」