[2007年12月25日]
第12回「福島のラーメン」
清原さん、危険球はヨケようよ。
そしてアタシも・・・
人間というのは、テトリスのように空いたスキマをついつい埋めたくなる生き物ですなあ〜。
「来週ヒマ?」なんて言われて、「あ〜たぶん。」なんて言ったもんだから「もうキマッたから、よろしく〜」と組み込まれてしまい、なんかメンドくさくてヤバそうな映画の仕事に巻き込まれてしまうことになるのです。
こっちも慣れたもんで、ハナからギャラなんてあんまりアテにしてなく、入ればラッキーぐらいなスタンスで、いつも映画にのぞむんです。
内容は、右翼とか左翼とかのメンドくさい話だとわかっていたにもかかわらず、ロケ地が福島だったので、ヌルいアタシは、福島といえば喜多方と白河と郡山ラーメンじゃ〜ん、ラッキーなんて感じで福島入りしたのです。
まず郡山ラーメン、春木屋郡山分店、正月屋(ちばきや弟子)、トクちゃんラーメンと軽くやっつけ現場IN
「なんじゃそりゃ〜〜?!」
映画の制作というのはたいてい前渡金というのがあって,その中でガソリン代、駐車代、高速代などをやりくりしていくもんなんです。
この現場では、ガソリンはFWというカントクの家にドラム缶があり、そこから調達、駐車はコンビニの駐車場とか、宿代はツケ、役者のアシのタクシーもツケ、弁当代もツケ、現金いっさい無しの撮影断行の現場だったのです。
アタシは途中から参加したのに年長ということでチーフにされてしまい,半信半疑の中、信じるしかなくなんとなく責任を負わされるハメになるのです。
なんかヤベェーぞーっ。
さすがに鈍いアタシもこの時、やっと気付くのだが、時すでに遅し、こちらの不備で撮影ができなくなれば、どんなイチャモンふっかけられるか、わかんねぇーし、そのカントクは過去に殺人などもした事があるらしく、訴訟マニア、法律にも無駄に詳しいらしい、とにかくタチ悪そう。
シビレますねぇーっ! ツェ〜
だから全身全霊で撮影終了に向ってベストを尽くすしかなかったのです。
この際内容は、どうでもE
はやく帰りたい。あの日に・・・
そんな中でFWというカントクの映画に向けた情熱(パッション)には、感心させられました。(内容はどうであれ。)
さらに撮影は続き,火炎瓶投下の上を走る芝居(ティーフのアタシは、火炎瓶を作らされ、投げさせられた。役者の一人は何も聞いてなくコワくて泣いていた。泣きたいのは、ワテやで)。
そして、プロの役者を使ってのホームメイド爆弾爆破の芝居、何も聞かされてないエキストラを使ったクルマ炎上のシーン。
そのうえフィルムが足りなくなり福島から埼玉まで下を使ってとりに行く始末(12時間もかかった。高速使えやーっ!)。
すべてがゲリラチック。
ティーフのアタシは、何度もオシッコちびっちゃいそうになりました。
シルバー人材派遣から来た老人たちは、引くとかそういうレベルでなく、青ざめて葬式みたいになっちゃうワ、役者のマネージャーは,絵コンテ見てカンカンになって詰め寄ってくるしで、確実に2年は寿命が縮まった。断腸ね〜ぇ。
毎朝近くの神社に行き、事故なく無事終わる事を祈ってしまったじゃないか!!
チクショーめ。
そんな過酷な現場であろうとなかろうと、やる事はやらねばナラない。じゃないと何の意味もない。
なぜならアタシはメン・テナーだからだ。ショワッチュ。
スキマを無理くり作り、電車に乗って喜多方行ってきました。
駅前で、1日500円の自転車を借り、食堂なまえ、まこと食堂、食堂はせ川、あべ食堂、坂内食堂と、あらかじめ決めていた5軒をやっつけました。
特に、食堂なまえは、素晴らしかった。麗しく澄んだスープが、すさんだこころをほどいていき、普通でEいんだよ普通がね、と、さとされてるような気持ちになりました。
そんな喜多方の町は、実にカップルの多いところでした。
カップルたちは、向き合ってラーメンをすすりながら「あっさりだね。」とか、「わたしは、こっちのが好みー。」とか言いあっていて楽しげだった。
正しい喜多方の楽しみ方なのだろう。
自転車に乗りながら帰り道には、コスモスの花が咲いていて少しのどかな気持ちになったりしました。
帰ると,撮影も終わりに近づき、別のあせりが……そのまたスキマ、スキマで白河ラーメンも食わなくてワ。
小僧に2000円で、弁当の手配のしごとを代わってもらい電車で白河へ。
タクシー(1700円もした。)で,念願のとら食堂へ到着。
なんでこんな田んぼの真ん中に店が?というところにあり、ラーメンをすすると、ガキの頃、TVのキューピー3分クッキングのテーマの流れる日だまりの食卓で食べた、あの日のすいとんの味が、した。
素朴でEらーめんだなあ〜。
と、なごんでもいれず、ヒッチハイクで次の店へ。すずき食堂、朝日屋食堂、大正とやっつけミッション完了。
そんなこんなで生きて帰って、文なんか書いていられるのが奇跡のようです。
あれからあのカントクが、白か黒かは、未だ謎のままだが、3ヶ月たってもギャラは入ってこず、連絡も取れず、その他モロモロの支払いも滞ったまま、年の瀬を迎えようとしています。かかわってしまった方々、ほんとうにおつかれさまでした。
あまり悪人には、見えなかったけどなあ〜あのカントク。
まあアタシは、Eよ。食うもん食ったから。
でも弁当屋だけは、せめてなんとかなんないの? 食った分くらい払おうよっ。
先生にゆってやるぅー、ミタイナ、師走。
その後,東京でピッキピキに仕事しまくったから、なんとか無事に正月が迎えられそうだべさ。
来年は、ロナウジーニョばりにクネクネとタコのようにトラブルは、ヨケて行きたいと思いまSTREET。
逃げるんじゃなくて、かわしましょう。
清原さんもそうしなよ。
なんでも来いやーっみたいなのは、メンドくさいし、損しちゃうよ。
関係ないけど、BGMは、槇原敬之のどんなときも、でお願いします。
っつってーっ!
食堂なまえ
喜多方市字永久7693-3
0241-22-6294
10:00〜20:00
休み(木)極太手打ちラーメン520円
とら食堂
白河市大字双石字滝ノ尻1
0248-22-9295
11:00〜14:30 16:00〜18:00
休み(月) 中華そば550円
トクちゃんラーメン
郡山市桑野1-25-9
024-925-3390
休み(月)































