[2006年12月08日]
第9回「東池袋大勝軒」

あっ・・・
なんだっけ?
気付くといつのまにか師走になっていた。
どうも、こんにちは。
メン、テナンスです。
何がメンテナンスなのかというと、心のメンテナンスですな。
ところでみなさん恋はしてますか?
恋する二人というのは、食べ物をどちらの文句もなく、分けるという事がなぜかできる。
相手に多く食べさせたいという気持ちが、お互いにあるからだ。
これをこの世では、奇跡と呼ぶ。ミラクルですねーっ。
ミラクルはこころにEので、たくさんのミラクルが起きるとEねえ。
でーアレだ。アリガタミだ。それだ。
神社でもお寺でも古けりゃ古いほど、そこはかとなくアリガタミというものは、沸いてくるものですな。
ピッカピカの神社なんてほんとに白けちまう。
そんなわけで今回は、ラーメンの聖地、東池袋大勝軒だ。
年季入ってますよっ。
古いというか、キタないというか、使い込んでますというよりも、使えるからただ使ってるというおおざっぱで、だいたいでE、来るものを拒まない、E 加減な空気に満ちあふれてる。
「大勝軒ってウマいの?」と、無邪気に聞かれると、この無礼者がっ!このアマめっ!と思いつつ、ラーメンファンとしては、あまりの意外な質問に答えられなくなってしまう。
「ジャイアント馬場の16文キックは効くのぉー?」と聞かれたプロレスファンが、
「馬場さんのキックは人柄ですから!」と涙目で訴えてたみたいに、アタシらは、「大勝軒はラーメンの聖地だーっ!」とウマいの一言でかたずけられない想いがスパークして、誰かにそう言わせたのだろう。
その聖地は、池袋サンシャインシティーのすぐ裏手にある。
そのへんを歩いているひとは、だいたいが巡礼者だ。
土日、祝などは、そりゃーものすごい事になっている。
浦安市民がディズニーランドにクールなように、昔からの池袋人間のアタシは、大勝軒に割とクールさんなんです。
いつでもイケると思っているおごりからか、「またバカが並んでるよーっ。」ぐらいな感じで、行列を横目に、他の空いている店へ行くというのが常です。
そんな大勝軒でも、年に数回ぜんぜん行列のない日があるんです。(雪の日や、3連休明けの月曜日や、甲子園の決勝戦の日などだ。)
そんな日は、アナタ雲間からひとすじの光線が指した時のようなもんですよっ。
「あっ・・・。」
「チャンス!」
すべての予定をぶっちぎり、ダッシュ&スライディングで最後尾に付く。(コンビニで新しいレジが開いた時の数十倍うれしい。)
スルーで入れる大勝軒。
そんな事はめったにない奇跡なんです。
なんだかんだ言っても池袋人は、大勝軒の行列状況を常にチェックしてるんです。
そして聖地は水曜日がお休みだ。
休みの日でも、建物に染み付いたメンマとだしの風味をいぶしたような懐かしい匂いが、あたり一面にただよっている。
人はこれを大勝軒パフュームと呼ぶ。
この香りは、他の数ある大勝軒には無いものだ。
お母さんのお腹の中にいるような、心地よくただよう店内の懐かしいフレーバーに包まれ、あののびたような麺(このゆで方が池袋スタイル。数時間後おなかに優しく、きもちE。麺かためで、とか無いので気をつけましょう。)をすすれば、常習者は”時”という名の至福のタイムトラベラーと化す。
お客さんに腹一杯食べてもらいたいというマスターの想いがつまったラーメンは、値段も味も量もスーパーミラクルだ。
われわれ庶民はただただ、かたじけなさに涙こぼるるばかりだ。
昭和の闇をくぐり抜けてきたような佇まいの聖地は、明けの2月末でいよいよオーラスを迎えようとしています。
どうかこのままで・・・という想いをかみ殺し、拍手でフィナーレに望みたいと思います。
パフュームが風に消されても、その日の夕焼けは、この先もずっとアタシのこころの中で、ものすごいオレンジ色に輝いているに違いないヤイ〜。
マスター山岸のフォースを感じながら、ラーメンさんありがとうみたいな気持ちで、どうか聖地巡礼に出かけて下さい。
行列は並べば並ぶほどアリガタミが増して、そのうえ腹が減るから、なおさらウマいよっ!
アリガタや、アリガタや。
ブクロ最高ミタイナ、冬。
BGMは、ビートたけしの嘲笑でお願いします。っつってーっ!
東池袋大勝軒
豊島区東池袋4−28−3
03−3981−9360
11:00〜15:00くらい
休み 水
中華そば630えん特製もりそば650えん
有楽町線東池袋より徒歩5分































