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レギュラーコラム 高橋毅

[2005年06月14日]
vol.28『B.S.I LOVE YOU』

 
オモカジいっぱ〜い!!
両手を挙げて。それはばんざ〜い!!
総理大臣ったらだめでしょ。そりゃさんぱ〜い!!
Dカップくらいが好き。それはおっぱ〜い!!


ボトルシップ(以下B.S.)が気になってしょうがない。
えっ? なんで船がビンの中に? 
なにが起こったわけ?
B.S.とは、ビンの中に入っている船がビンの中に入っているあれのこと。


B.S.は瓶の口元から各部品を入れ、バーベキュー用の串などを使って瓶の中で組立る!!!!
当然だが各部品は口元より小さくなければ入らない!!!!
かといって、船体が口元より小さいものしかだめかと言うとそうでもない!!!!
つまり、船体を二分割や四分割と瓶に入れる大きさに分割して瓶に入れ込み瓶の中で組立てればいいのだ!!!!
分割すればするほど、バーニング・ビート!! ソウル・スクリーム!! 魂が燃え、叫ぶ。ワオ〜ッ!!
でも合わせ部がきちっとしていないと、キレいに仕上がらない厳しい趣味!!!!
すんげ〜集中力を駆使し、長い年月をかけて完成までに至るっ!!!!!!!!


待てよ。何がウレしくてビンの中に船を入れなきゃならない?
汚したくないならば帆船模型だけ作って、ケースに入れればいいんじゃない????? なんでなんだ〜!!!! エヴァ初号機、発進!!!! ○×▲…√/〜△…!!!!!! ………はぁはぁ。落ち着け。


ここで、ボトルシップ=ザ・シップス・イン・ボトルズのうんちくを。
○英語ではThe ship in bottles (ザ・シップス・イン・ボトルズ=ビンの中の船)と称す。
○今から約2百年前、工夫好きな西洋の水夫が、飲み干した酒ビンの中に乗船の模型を組み立てたのが始まりだとか。
○日本のB.S.の起源は、大正初期、日本の船員が海外でボトルシップを見つけ、見よう見まねで作り始めたことから。但し日本では一般船員には暇が少なく先ず高級船員達が船内での趣味としていた。
○インポートものは、船首がビンの口の方を向いている出発型に対し、ドメスティックものは船首がビンの底の方を向いているおかえり型。作り方が違うらしく、後者の方が船が大きいのだとか。


やっぱりね。そうかと思ったんだよね〜。
だって苦学生が必至になってB.S作ってます!! なんて聞いたことがないっしょ?
少なくともボクの周りにはいなかったし、そういう人たちが作り上げたものは、狭い部屋でそ〜っと歩いたり、くしゃみできなかったりなど、その背景を考えただけで泣きたくなる。
結局時間のゆとりのある人生の勝者がバーボングラス片手にやるべき趣味なんだわな。でなきゃあんな素晴らしい大作なんてできないよ。


というわけで、ボクは完成品を入手してみた。
これは海沿いのお土産屋さんに売っていたミニサイズのB.S.だが、完成度がめちゃ高い!!見るだけでこんなにため息が出てしまうアイテムなんて、他にはそう見当たらないだろう。美しいとか、いい仕事してますね〜なんて簡単な言葉では表現すべきではないパワーがある。
「帆をあげろ、いかりを上げろ、出航だぁ!!」
目を閉じるとこんな声が聞こえてきそうだ。
透明なガラス瓶の中の大海原を駆け巡る船の姿がCOOL!!
BGMは、ピンクサファイヤ、ビートルズが歌う『B.S.I LOVE YOU』でよろしく。


 


高橋(ジェラシー)毅 / スタイリスト
テニスの次は英会話。どうやら習い事が好きらしい。