ロックンロールニュース


レギュラーコラム 高橋毅

[2004年09月24日]
vol.22 初スト

 
携帯電話を持ち始めてからかれこれ10年位経つが、そもそも携帯電話自体に興味がないボク。
なので、携帯にまつわるグッズというのを買った試しがない。強いて挙げれば画面に貼付ける覗き見防止シールくらいかな?
色気が全くないボクの携帯電話。
こないだ免許書き換えのために鮫洲試験場へ。2時間の講習では事故現場ビデオを延々見せられ気分はブルー。
この後仕事だしテンション上げていかないと!!オロナミンCを調達しに購買部へ。
そこで発見したのがコレ(写真)。
都民と警視庁のきずなを強めるため「親しまれ、信頼される警視庁」をテーマに、警視庁のシンボルマスコットとして昭和62年4月17日に誕生た『ピーポくん』の携帯ストラップだ。
さらに色気のなくなったボクの携帯…。


そして『ピーポくん』についてのうんちくがこちら。
●名前は、人々の「ピープル」と、警察の「ポリス」の頭文字をとり、都民と警視庁のかけ橋になることを願って「ピーポくん」と名づけられた。
●その耳は都民の声を幅広く聞くためのもの。
●そのアンテナは社会全体の動きを素早くキャッチするためのもの。
●その目は社会のすみずみまで見わたすためのもの。
●そのデザインは、いろいろな動物の可愛らしい部分をイメージ化して作られた。
ちなみに印刷してある3文字の『MPD』とは、
M=メトロポリンタン
P=ポリス
D=デパートメント
の略とは知らなかった。
値段は500円。
色気は追求しないことに決めたボクの携帯。


 


高橋(ジェラシー)毅 / スタイリスト
すごくウレしいことがありました。

[2004年09月02日]
vol.21 初めてのサンバはユンソナとおばちゃんの味

 
そもそもサンバの歴史は古く、1916年「ペロ・テレフォーニ」という曲が最初の曲として記録に残っている。そして、1928年、リオに最初のエスコーラ・ジ・サンバ「デイシャ・ファラール」が誕生。「エスコーラ・ジ・サンバ」とは、「サンバの学校」という意味で、リオのカーニバルに参加するサンバ隊の基礎となる組織であり、なおかつサンバの文化を広めながら地域社会をまとめる社会組織としての機能も果たしている。この組織の誕生により、リオを中心とするカーニバルは、いっきに盛り上がりをみせ、世界中にサンバの名を知らしめることになった。

 カーニバルそのものは元来「謝肉祭」の意味を持つ宗教的な儀式でありイースター(キリストの復活祭)までの40日間を禁欲生活の期間とし、その期間が始まる前の4日間を開放的なお祭りとしたのがカーニバル(謝肉祭)の由来とされている。

バイア地方(州都サルバドール)で生まれたアフロブラジル音楽を源にリオで花開いたサンバ・カリオカ。この音楽を楽しむ人の輪がリオの貧民街に広がりブロコとよばれる街頭の小さなグループが次第に統一、組織化され1928年最初のエスコーラ・デ・サンバ(サンバ学校)という団体が生まれた。

1932年にある新聞社が主催してサンバの曲のコンクールを行い、これがエスコーラのコンテストの始まりとなる。1935年には政府観光局が主催し、統一されたテーマをもとに競う規則ができ、1950年位から現在のようなパレードによるコンテストが行われるようになった。

 予備知識はオッケー。さて、みんなと合流しよっかな。

浅草駅に付いたとたん、ものすごい人ごみだった。8/28(土)浅草サンバカーニバルは小雨の中決行されていた。サンバカーニバル、いや生サンバを見る事んて初めての経験。

集合時間は12:00だが、よりによって2時間遅刻だ。理由は寝坊。

仲間たちはスタート地点とゴール付近に陣取られた『サポーターズシート』なる席にいるらしい。ボクは必死にスタート地点を目指した。席を発見しJに電話。

「着いたんだけど、どこ?」

「ampm見える? そこの道挟んだ向かいだよ」

どうやら思い切り逆方向らしい。仲間はゴール地点だった。

そこに現れた『きっかけはフジテレビ』のサンバ集団。でかい車の上で決してサンバとは言えない踊りをしている男女二人の姿が。男はウド鈴木、女性はユンソナだ。

“すっげぇ〜かわいいぃ〜〜〜〜〜!!!!!”

テンション最高潮!!!!

ウドちゃんと、雨に濡れてしっとりしている艶かしいユンソナの集団を横目に見ながら、共にゴール地点を目指した。

 やっと仲間と合流。ボクらが座ったこの『サポーターズシート』なる席は、サンバを最前列で見学でき、外だから当たり前だけど喫煙席。これが何よりもウレしい!!とはいえ、前後左右の他の客が気になってぷかぷか吸えないけど……。ちなみに値段は¥4,000。
小雨が降っていて寒くなってきたので、30分も経たずに席を後にして食事をする事に。結局ボクの初めてのサンバカーニバルのイメージはほとんどユンソナだ。

 雷門近くのお好み焼き屋で4時間程酒飲んだ。

25人程入れば満席な店内には下町情緒たっぷりなおばちゃんが一人できりもみ。

店内は満席だった。非常に多忙な状況だが、おばちゃんはいたってマイペース。

「あのぉ〜、レモンサワーまだっすか?」

もう20分も前のオーダーだ。

「あっ、そうか。すっかり忘れてた」

言った10秒後にはレモンサワーが卓上に。さばききれる理由はこの早さにある。なんてしんみりと関心していたその時だ。

「いやぁ〜ん」

ホロ酔いで赤い顔したNとJが叫んだ。

ファーのレッグウォーマーを履いているかの如く、しっかりとした足が生えツヤのいい、かなりワイルドなごきぶりが壁にぴたり。
それにしても「いやぁ〜ん」なんて30近くの女子が言うセリフか?!なんて眺めていたら

『ブューーーーーーーン!!』

ゴキブリは、二つ隣りの席にいるおじさんの箸があるポイントめがけて羽ばたいた。

『ビタッ』

卓上でいったん静止。

『ドスンッ!!』

何が起きたか分からなかったが、おじさんはおしぼりを握りしめていた。


??????????????????????!!


 キャッチして握りつぶしたらしい。おじさんには飛んできたごきぶりが、マトリックスばりにゆっくり見えたのだろう。

それをそのまま何事もなかったかのようにおばさんに渡した。

「いやぁねぇ〜、わたしもいるなぁと思って見てたんだわ。ハッハッハ〜」

ファンキーなおばちゃんは、あっさり切り返す。

おじさんの隣にいたオヤジが質問。

「北京には行くんですか?」

どうやら4年後のオリンピックの話をしているらしい。

「いえいえ」

 その素晴らしい動体視力を持ったおじさんに対して、その答えはボクには冗談には思えなかった。
おじさんは「いえいえ」ときりかえしたが、マトリックスが出場するとなるどんな競技がベストなんだ?なんて妄想にふけった。本当は箸でつかめたはずなのに。一般人のふりをしたのだろう。恐るべし。


N(関西出身)がお好み焼きをぺたりとつぶしてみては

「アンタつぶしたでしょ!!おばちゃんには分かるんだからねっ」

Hがあぐらをかけば

「あっ、うちね、あぐらはダメなのよ!!」

Jがイカを焼こうとすれば

「あぁ〜あ、貸しなさい貸しなさい。おばちゃんやってあげるから。ポン酢でお食べ。」

ボクは、満席な店内を一人でさばいてたおばちゃんに

「いつも一人でやってるんすか?」

との質問には

「ホントに忙しい時には手伝ってもらうけどね」

って。

その日は浅草の大イベントなのに、コレ以上混雑することってあるのか?恐ろしい。


パワーたっぷりなおばちゃんと、ごきぶりのおじさんのおかげで、サンバよりも濃い想い出となった。
忙しいのに世話焼いてくれたおばちゃん、おかげておいしく食べれましたよ。感謝!!!!


あっ、サンバを見た事なんてすっかり忘れてた!! 『サポーターズシート』でもらったCDを聞いて、サンバカーニバルを思い出そうっと。


 


高橋(ジェラシー)毅 / スタイリスト
すごく落ち込むことがありました…。