[2003年10月22日]
vol.11 『小物』が好きだけど『小者』とは呼ばないで!!
チェゲラーも10回目を無事に迎えたので、今回は『小物』に対する気持ちを発表してみる。
ボクには『小物』が実に重要なのである。
中身がすっかすかで自分に自信が持てないから、オプションでそれを満たす。『こんなところまでオシャレしちゃってますよ、ボクって』的な優越感。「デュポン」のライター(チェゲラーVol.5)、「ロディア」のメモ帳(Vol.1)などの王道ものはもちろん、「ジョルジオ・フェドン」の名刺ケース(Vol.4)や、「松栄堂」のみやこ灰(Vol.8)などのいいもの見つけましたっぽい充実感。『こんなところまで金かけられますよ、ボクは』的な他人へのアピール魂(金なんてないのに…)。などなど人に見られるということで成仏される『小物』たちは瞬間の美学である。
でも、『小物』にとらわれないタイプに人たちも大勢いる。その人たちを見るとほとんど尊敬できる人間ばかりだ。自分のスタイルとポリシーをきちんと持っている人間は必ずと言っていいほどボクが知らないアイテムを持っており、『なんだかコレが自分に合うんだよ、だからコレばっかり使っているんだ』と言い放つ。自分に合ったアイテム選びが上手なのである。それを聞く度にボクは『すっげ〜カッコいい!!』、『この人にはかなわない』と思い、いてもたってもいられなくなります。
だからそういう人たちには持ち合わせない別な知識を得たいということで、ボクはボクなりに小物のお勉強をしこしこやる。真っ向勝負では負け確実なので横から攻めるのだ。ですからボクは自分の持ち物に関してはウンチクあるものばかり。日々の負け戦からそういうセレクトになってしまっている。ボクが小物に頼らなくてもよくなる日は訪れるのだろうか? 多分無理だろうな、だって好きだもん『小物』。
しかし、自分の内面や見栄など一切関係がない、利用効果が抜群なアイテムもある。『主婦の便利グッズ』だ。最近特に購入魂の火がめらめら燃える『王様のアイデア』系アイテム。冷蔵庫の横に取り付けられるティッシュ用マグネット、洗濯機の横につけられる洗剤ケース。ベッドサイドに置ける仕切りのついたリモコンケース。照明の電源部につければリモコンでオン、オフがボタンひとつでできるキットなどなど、取り上げればきりがない。これら自体には人間の様々醜い欲みたいなしがらみがない。なぜか? 理由は簡単だ、『無条件に便利だから』である。しかもそれらには『飽きる』ということがない。これが非常にすばらしいポイント。
とにかくアイテムに負けないほどの内面を育て上げたいと思う今日この頃なのです。
高橋(ジェラシー)毅 / スタイリスト
雑誌の企画などでも常に取り上げられる『小物』ですが『小物特集』『卓上小物』『革小物』とかくくってしまうのはあまりにも雑だと思うのです。なんだか『小者』って言われてるみたいだし…。
高橋毅
(スタイリスト)
プロフィール
どっスカ?コレよくないっスカ? かなりレアっスヨ。今日、買ったんスヨ。
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