header_081001_04.gif


レギュラーコラム 高橋毅

[2003年10月06日]
vol.10 せつないときぃ〜、金魚をみたときぃ〜!!

 
 金魚。この言葉だけでなんだか妙に切なくなるのはなぜだろう?


短い寿命のせい? 小ささのせい? 夏祭りで見かけた意中のあの娘をおもいだして
しまうから? せ、切なすぎる……。


また、体型的に不安定なため、餌の与えすぎ等により、うまく泳げなくなる病気(転
覆病)にかかりやすいとか、金魚すくいや肉食熱帯魚の餌として利用されていること
の方が多いのも切ないポイント。


飼う気はないのに金魚すくいですくってきた金魚。でもせっかくだし飼ってみようと
一式揃えてエサをあげてみたはいいが、翌朝ほとんど死んでいる。だが、金魚の儚い
生命を作り上げたのは私たちだ。もっと金魚のことを勉強ていればこんな事にはなら
なかったのに…。


とそんな中で見つけたのが下の写真。商品名は『金魚ブリック』。その名の通り金魚
をブロックの中に閉じ込めたオブジェ。


金魚をかわいいまま永遠に詰め込んでおきたい!! なんてエゴイズムたっぷりで切な
いアイテム。しかもそのブロックを桐箱に入れるなんてとっても粋で日本的です。


「中国のテン足や、中世ヨーロッパのコルセットなど、美しいものの裏側にある人間
の欲が金魚にも含まれている」とはアーチストの深堀隆介氏。

補足として金魚は江戸時代に中国から渡って来た観賞用の魚でフナの仲間。昔の中国
の人は、金魚が赤い色をしているだけでは飽き足らず、品質改良を重ねまくって、出
目金やランチュウなど、奇妙な魚をたくさん作り上げた。中には水泡眼(リンパ液の
入った袋を眼の両脇につけた金魚)みたいに、コレって魚としてありなワケ…!? っ
ていうセンスが爆発しているものがあります。


なるほどね。氏がいう通り、欲が含まれまくりな生き物なのです。


はぁ、切ない……。


ですが金魚ブリックなら、そんな切なさを抱え込む心配がございません。

おひとついかが?


 
左上¥8,000、右上¥10,000
問い合わせ先:水金地火木土天冥海(03-5411-2705)


高橋(ジェラシー)毅 / スタイリスト
このコラムを期に、金魚を飼い始めてみようかな!? と本気で思いつつも、死んだ時
の後処理を考えるとどうにも気が乗らない。生き物を飼うのってよほどの意気込みが
肝心なのですね。