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レギュラーコラム オグラ

[2008年05月25日]
vol.69『食料問題の話』

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 夜スーパーへ行けば、あいかわらず、肉や魚が売れ残っている。毎日大量の食べ残しが捨てられているともきく。問題は複雑で、巨大な流れはすぐに変えられないのかもしれないけど、どうすることもできないのか?


 今日も帰り道、スーパーへ立ち寄った。大量の食品を見ているうちに、ふと、『なぜ毎日買わなければならないのか?』と思い、そのまま店を出た。買っているというより買わされているんじゃないか?『もう、消費者はイヤだ』『消費者はダサい』『買ったら負けだ』という考えが頭に浮かんできた。


 僕は思い切って消費者をやめてみた。そして、家についた。


 『何も買わなかった……ということは、僕は勝った。買ってないから勝ったんだ』と満足してちゃぶ台に座った。すると、朝買ったドーナツが置いてある。
 『げっ、僕は勝ってなかった。買っていた…』おまけに冷蔵庫の中には、昨日買った野菜や納豆が入っている。


 仮にこの先何も買わずに勝っていったとする。しかし、今ある野菜や米はいずれ無くなってしまうだろう。そして、一週間もすれば、また買うだろう。生きていくために買って負けるのだ。


 嗚呼、負けながら生きて行く、みじめな先進国の中年紳士……。やはり消費者をやめる事はできない。


 という訳で僕はまた消費者に戻った。戻ったがホントにそれでいいのか? だいたい、この先ずっとスーパーに食品が並んでいるという保証はない。大事な食べ物を、自分達では作らずほとんど輸入してるという。食料自給率の低さが問題視される今、政治にたよって、文句ばかり言っていても意味がない。「政治と視聴率は似ている いくらチャンネルをかえてみても ここは対象外だ」(自作詩)という訳だ。


 もう、国にまかせてはおけない。自分で自給率をあげるのだ! 消費者をやめて生産者になるんだ!


 という訳で、ベランダで米を作ってみることにした。


 『バケツ稲』という栽培方法があるらしく、種もみを発芽させて、植え、育て、収穫するという行程をバケツの中で出来るという。わお、知らなかった。家で田んぼが出来ちゃうじゃないか。アルマゲドン噴射、体中の細胞が興奮した。


 しかし時期が遅すぎて、種もみは手に入らなかった。少しカッコ悪いが、妻の知り合いの農業関係者から稲をゆずり受けた。


 土は深いほうが大きく育つという噂も聞いたので、バケツではなくゴミ箱でやることにした。本来、捨てられるものの中から命が生まれ、主食が育つ。アンダーグラウンドから社会問題に立ち向かう『ゴミ箱稲』だ。


 結局、土とゴミ箱10個を買ってしまったが、そのへんは頭をうっすらさせて、持っていたモンペと手甲を身にまとい、機嫌よく田植えを終えた。終えたが、なにかもの足りない。ギラギラと暑い日差し。そうか、あの農婦がかぶっている顔をおおう帽子がないんだ。さっそく明日買いに行こう!……だから、買ったら負けだっつーの。


末筆失礼




オグラのヒミツ vol.68『ケータイ写真詩04』はコチラから。
4コマ漫画 たじゃれアニマル Vol.20 鯉と虫 はコチラから。




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[2008年05月10日]
vol.68『ケータイ写真詩04』

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●ダスキンモップ


ぼくは


ポンキッキでおなじみ


『ムック』のいとこ


『モップ』です



人々の足跡や


くっついたガムばかり舐めているので


目は捨ててしまいました



見る必要はないし


ムックのように飛び出した目は邪魔ですから



「もう、これ以上何も見たくない」なんて


芝居がかったことは言いません



「見る必要はない」


ただ、それだけです



また、今の言葉に深い意味はありません


ぼくはぞうきんではないので


裏と表を使い分けるという概念がない訳です



末筆失礼




オグラのヒミツ vol.67『ケータイ写真詩03』はコチラから。
4コマ漫画 たじゃれアニマル Vol.20 鯉と虫 はコチラから。




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