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レギュラーコラム オグラ

[2007年07月30日]
vol.56 『憂鬱の話』

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 雨がつづいたせいか、ここの所、なんだか毎日、気が滅入っている。おまけに嘆きっぱなしだ。「ああ、もう、やってらんねえ」という言葉が何度も出てく
る。実際に口から何度も出てくる。何をきっかけにこんな風になったのか分からないけど。


 「きっかけなんてくだらない」という歌詞を作った事がある。なるほど、言われてみれば確かにそうだ。憂鬱のきっかけをつきとめて何になるんだろう。むし
ろ原因だ。でも、原因なんて怖くて直視できない。直視しなくても、見えてるよ。見えてるというよりも、はじめから猫背にぺったり乗ってます。


 ああ、気が滅入る。結局、バビロンシステムだ。人々は都合よく洗脳され、売れ残り捨てられてるのに経済動物は殺されつづける。そんな事やめてくれよ、と
思いながらこのサイクルから抜け出せないでいる。「僕らはいつも、言いそびれてる 言いそびれなが回りつづける」という歌詞を作った事がある。


 なるほど。「…で ? 」だ。


 アナキストになってベジタリアンになろう。アナキストになるのは難しそうなので、とりあえず、肉を食うのをやめてみた。野菜を煮て、豆腐を作り、おから
ばかり食べていた。ある日、焼きそばが食いたくなり3麺入りを買おうとした。ふと、気になり裏を見ると『ポークエキス』と書いてある。なんだそりゃ? 
調べるのも面倒くさいのでやめる事にした。もちろん肉も買わない。


 しかし、もう11時だというのにパックされた亡きがらが売れ残っている。「お前、めんどくせー事ばっか言ってないで食えよ。もったいねえ」 「でも、こ
れを買うからまた売るんだろ?」 「お前ひとりが買わなくたって、誰かが買うら」


 やっぱり、自分ばかりがきれいでいるようでなんだかずるい。本気のベジタリアンにも悪い。


 大勢の中で生きているから、自分を特別あつかいできない。自分が感じた事でしか世界は見えないのに。自分をとりまくものを全て解釈したがってしまう。そ
して、それが不幸だというのを解釈できないでいる。だったら、その部分を怠けてやれ!


 僕は何を言っているんだ。


 「人格を軽めに設定して出かけよう」という歌詞を作った事がある。でも、これは河田くん(文筆労務者)にしか理解されなかったような気もする。


 結局、「結局」ばかりを目指そうとして、頭の中がどこまでもこじれて行ってしまう。論理的にものを考える事ができない。心理的にもできてないのかもしれ
ない。


 あーあ、僕はもう、屁になりたい。プ〜と出て、そのまま消えてなくなりたい。…なんつって、こんな時もあるだね。


末筆失礼


vol.55 『素晴らしい手法の話』はコチラから。


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