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レギュラーコラム オグラ

[2004年10月12日]
vol.24『ライブ宣伝の話』

 
 女に生理が来るように、毎月ワンマンやってみよう』という軽い思いつきで、約一年にわたりやってきた毎月ワンマン『オグラの生理』もついにファイナル。僕、妊娠しました。

っつう事で最後は一晩かぎりのバンドを結成した。こんにちは、オグラ&ニンプスです。


カホンのコンちゃん、ゴロスのまきちゃん、ロックンロールベースマンのマサル君という贅沢なリズム隊。
そこにしゃあみんのチェロと原のピアノが乗っかって、『おい、いーぜ、いーぜ、やっぱ男はバンドだぜ』なんてハシャいでる始末。 おまけに多忙な中、心良く引き受けてくれたリリーさんをスペシャルゲストに迎えて、僕はもう、座りションベンしてバカんなりそうだニャロメ…。


閑話休題


800ランプの昔からワンマンの前は、いつも不吉な夢を見る。

SEが流れる中、うりゃ〜って出て行くと、客が7人しかいなかったり…。

SEが流れる中、うりゃ〜っと出てったはいいが『しまった! 曲順決めてなかった!』だったり…。

レコ発ワンマンで、SEが流れる中、うりゃ〜っと出てって『し、しまった! まだCD完成してなかったあああああっ』だったり…。


やっぱ、自分でも気付かないうちに、自然とプレッシャーを感じてるんだろうな。で、今回もさっそく見ました。


リハーサルの時間にQueへ入ってくと、もう、何人かがテーブル囲んで酔っぱらっている。Queの店長やらUKP、ミディ、スマイリーズの社長やら、よく見るとメンバーまでもが真っ赤な顔をしている。


『冗談じゃないよ、こんな早くっから…。』と思っているとUKPの社長が唐突に「お前、志ん生の名前、継げ…。」という。


「え〜っ!? なに、それ?」


「ある人がリストあげてて、そん中にお前も入ってるんだよ。」


「入ってるったって… え〜っ??? なにそれ?……」


『志ん生』とはもちろん、あの五代目『古今亭志ん生』師匠の事だ。キング・オブ・古典落語。名人の中の名人。名ビラをめくっただけで客がクスクス笑ったと言われる、そりゃあもうたいへんな人だ。


「冗談じゃないよ、そんなもん継いだら落語ファンに殺されます」

「だけど、お前もう、その歳じゃ売れないだろう? なんかマジックかけなきゃ…。ま、俺はどっちでもいいけど、どうする?」


「どうするったって、とにかく音チェックしなきゃなんないし…、え〜っ??? なにそれ?……」


混乱してると誰かがきて「オグラ君はそーゆー所がダメなんだよ、風が吹いたらスグ乗っちゃわなきゃ。」という。横の方で原も「継いじゃえ、継いじゃえ」なんて悪ふざけしている。


『…そーか、確かにそうかもしれない。頭悪いくせに馬鹿になりきれないから、いつも中途ハンパなんだ。でも、なんでよりにもよって志ん生なんだよ? こりゃ、もう、災難だ。しかし災難を乗り越えてかなきゃ、いつまでたっても自立できないぞ……』


本番が始まった。SEが流れる中、うりゃ〜っと出てって…

「えー、この度、志ん生を襲名することになりました。こんばんわぁ〜、六代目古今亭志ん生&ニンプスで〜す!」


ま、まったくなんて図々しい夢を見ちゃったんだろうニャロメ……。



末筆失礼


【感謝】えー、暖かい励ましのメールを送ってくれる皆さん、どうもありがとうございます。日毎夜毎、励まされております。ライブにも是非。