ロックンロールニュース


レギュラーコラム オグラ

[2004年02月07日]
vol.17『自転車の話』

 
僕は自転車に乗ってると、しょっちゅう警官に止められる。一日に二回止められる事もよくある。

あんまり止められるので『盗難車じゃないから御心配なく〜』と通りすぎようと試みるが、荷台をキュッとつかまれてしまう。



『なぜ、そんなに止めるんだ? …風体が怪しいんですか?』と聞くと 『いやいや、そんなことはありませんが念のため…御協力下さい。』なんて言う。でも、おかしいぞ、前に行った女の人は止めなかったくせに…。あきらかに人を選別してる。 なぜだ、なぜだと詰め寄ると 『カギを壊した形跡がありますからね〜』と言う。 『こ、これは壊したんじゃなくて、壊れたんです。うまく外せなかっただけで、チェーンも持ってるし…ホラ。』と言うと 『しかしまあ、その残骸はしっかり取り外しておいた方がいいですねぇ』なんて無線でピーピーガーガーしている。



そうか、カギだったのか…。と思い、後日どうにかこうにか外して、乗ってるとまた止められる。

『だから、なぜ、止めるんですか? カギもとったし、あとはどこが怪しいんですか? …風体ですか?』と聞くと 『いやいや、そんなことはありませんが… あ〜、あなた名前が書いてありませんよ〜』 『で、でも今どき名前書いて乗ってる奴なんかいませんよ。』 『まあ、まあ、せっかくカギもとってくれたんだし、あとは名前だけ書いてもらえれば完璧ですから…』なんて、また無線でピーピーガーガー。


どうも府に落ちないなぁと思いながらも、書いてみた。ついでだから住所も入れとこうと意気込んだら書ききれず『杉並区 小倉』になってしまった。 まあ、いいやと思い、乗ってるとまたもや止めやがる…。



『さあ、どこだ? どこが怪しいんだ? …風体ですね?』と、これまでのいきさつを、中っ腹で説明すると 『いやいや、つまりその、あなたこれ24インチですねえ…』 『そ、そうですが、別にいいじゃねえか。自転車でもギターでも小振りな方が好きなんだよ。24インチだっていいじゃねえか』 『普通、男性だったら26インチに乗りますからねぇ、あなたの体格にあってませんよ。』



ひっぱたくよ、おい…。


末筆失礼