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レギュラーコラム オグラ

[2003年04月24日]
オグラのひみつ vol.4

 
どうも、こんにちはオグラです。
(その4)


1stソロアルバムついに完成!


いやあ、長かった。あんまり長すぎて歳をとっちゃったよ。思い起こせば去年の7月、マンダラ2のライブを最期に自部屋へひきこもり自宅録音の毎日。生まれてこのかたコンピュータを使ってCDを作るなんて、やったことも見たこともない。秋葉原で買ってきた音楽ソフトをインストールしてメトロノームが鳴るまで2週間。 電話帳みたいなマニュアル本をパラパラめくり、挫折感と焦燥感、あきらめかけたり夢みたり、メーカーのサポートサービスに毎日電話して、ねえちゃんに名前をおぼえられ、「そこまでできればあともう少しですよ。」なんて励まされながら、秋はガリガリ君みかん味、冬は緑茶をがぶがぶ飲んで、ついに出来ました、この一枚。
待ちわびてた人もいるでしょう、”別に忘れてたよ“って人もあるでしょう、ヘタす
りゃ死亡説まで出たかもわかんない、しかし、しぶとく地味に生きていた。誰とも会わず生きていた。

まあ、最初は、今まで音源になってない曲を二、三枚ぐらいにまとめて一気に出しちゃおう、なんて軽く考えていた。それで便秘すっきり、新曲もガンガンできるだろうなんて…。しかし、とんでもない話だった。

昔、鴨川つばめというマンガ家が、どんなに忙しくてもアシスタントは極力やとわず、背景まで全部自分で描きたかった、と言っていた。なんだかすごくよくわかる話。で、それを目指した。だけどひとりで全部やるっていうのは死ぬほどヘヴィな作業でした。しかし、また、興奮とカーニバルの面白い旅でもあったのです。

ギターをガチャガチャ弾く以外、楽器はなんにも出来ないから、デジタル音ではあるけれど、ずっと憧れてたチューバや大太鼓をふんだんにちりばめた。手廻しオルガンを中心にいろんな楽器がちらかって行く、これはオモチャだ、僕は3歳の子供だ、キチンと整頓されたものではなく、本来、オモチャはちらかっているものなんだな。

とにかくライブをやろう。4/24はリリーフランキー企画のイベント、新しくできた六本木のライブハウスへ。六本木は確か、誰かの結婚式で一回だけ行ったおぼえがあるけど、いったい何線に乗ってきゃぁいいんだ?5/3は800で何回か出てる大
阪 春一番。3日間のイベントの初っぱなだ。午前11時出演、早すぎる、でも今や僕は3歳児の新人。ヨダレたらして早起きだ。そして6/17CLUB Que。たっぷりやろうじゃありませんか。なんと最近、チューバの知り合いができた。かぼちゃ商会っていうネオちんどんの人でして、そのバンドから何人これるかわかんないけど、にぎやかな夜をお届けしたい…。というよりも、するぜ、ってくらいのもんで…。
末筆失礼


---DM新聞/秘版『オグラのひみつ』Vol.4/2003.4月号より---

[2003年04月17日]
オグラのひみつ vol.3

 
どうも、こんにちはオグラです。
(その3)


アジサイの葉の葉脈がカタツムリをくすぐっている…。梅雨だ、梅雨だ、髪クルクルだ。クセ毛の皆さんご機嫌、麗しゅう?

 昔、なんかのインタビューで「何にでもなれるとしたら、何になってどーしますか?」って質問に、「梅雨になって、日本に来ない」って答えた事あり。いやはや、なんとも独りよがりな言い方でした。青春って恥ずかしいな。やっぱリ尻の青さはパンツだけじゃ隠せないんだなあ。

 で、なぜこんな梅雨時にW杯なんでしょうね。サッカーの事はよく分かりませんが。でもまあ、世界的イベントを無理して見ないって言うのもなんか不自然だから見てましたが、中にはへんなのがある。日本が勝ち進んでる最中、街頭インタビューで「とにかく、がんばりましょう」なんて言うひとがいる。

 とにかくがんばって努力してきたのは選手やスタッフの皆さんであって、それに乗っかっちゃって感動したがるのはずるいじゃないかと。「がんばりましょう」…「ましょう」たぁ何だ?

 Let’s屋さんよ、ずうずうしい顔つきはペイントだけじゃあ隠せねえ。なんつってテレビ中継を見てるとナショナリズムが一気に盛り上がる僕でした。で次の日「いやー選手の皆さん、がんばった」「応援の人達もよくやった」「監督のガムはでかいんじゃないか?」「でも、凄かった、がんばった」って思ってると「ところで俺ぁいったい何やってんだ?」と言う普遍的不安が頭をもたげる。

 やりたい事が山ほどあるのに、二号機完成のあと、ちっとも先へ進んでないじゃないか。まったく僕はダメな奴だ。でもそう言いきってしまうのもやっぱりずるい。ってわかってるフリするのもずるい。ってわかってるフリはずるい、ってわかってるフリするのもずるい…止まらねえ。

 だったらHPのひとつぐらい、さっさと作りゃあいいじゃないか、と言う人もいると思いますが、「HPの作り方」なんて本を買ってきて見ていると、WEBサーバへアップロードで、ブラウザ、ジャギーのメモリがダブルクリックなんて書いてあって、だんだん眠くなってくる。よし、こういう事は頭がスッキリしてる時にやるとして、まずはライブにむけてオルガンに曲を打ち込もう。ってやろうとすると、「そーいえば前にも、読んでは眠くなり、する本があったが、あれ何だったかなあ?」って気になって本棚さがしてみると、ああ、あった、あった「ホーキング、宇宙を語る」。これを読んだ時は大発見だったなあ、なんしろ宇宙の果てに何があるのか分かっちゃったんだから。やっぱ学会で発表しなきゃなんないなぁ。でも、うまく喋れるかなぁ、だいたい、まずどこへ電話すりゃいいんだろ?なんて思ったもんだ。

 それはさておき、腹減ったからなんか喰うか?でも最近、腹出てきたしダイエットでもしてみるか、ダイエット機具ってどーなのかな?ダイエットと節約術って現代チックな宗教だから、自家発電運動機器「やせーツヤーク2002」ってのはどうだろう?「運動すればするほど電気が溜まる」「節約しながらシェイプUP、原発反対、引き締まるおなか、やせーツヤーク2002!2!2!…」よし、特許申請だ、脱税もそう遠くない。

 なんてゴチャゴチャゴチャゴチャ考えてると、いつの間にか午前四時。「じゃあ、また明日からバリバリやるとして、今日はひとまず寝るとしよう。」ってちっとも前へ進まない。

 でもGO、GO、のろまなオグラオルガン! とにかくCD作ろう。 末筆失礼


---DM新聞/秘版『オグラのひみつ』Vol.3/2002.7月号より---

[2003年04月10日]
オグラのひみつ vol.2

 
どうも、こんにちはオグラです。
(その2)


 どうも、こんにちは、オグ… いっ、ぎしっ いっ、ぎしっ。 ただいま、バリバリ風邪っぴきでして、現実感がなく、ふわふわひてます。文が多少、変になるやもしれません。 んなこといったって、もともと文は読みにくいし、ハナっから現実感な
んてあんのかよ? ってくらいのもんですが、そーいや、こないだテレビで寅の奴ぁ、とっぽいこと言ってたなあ。妹「行くったって、こんな時間にどこ行くのよ?」兄「どこだっていーじゃねえか、どーせロクなとこじゃねーよ。」か〜、男だったら一度は言ってみたいですな。いつから国民的になっちゃったんでしょうかね?

 いっ、ぎしっ いっ、ぎしっ。

 とにかく時間が足りなくて困ります。デジタルオグラオルガン二号機製作、オフィシャルオグラページ作成、宅録CD制作、二時間出ずっぱりワンマンライブ、3PinMusic vol.2ブッキング。やりたい事が山ほどあるよ。他にもあるよ、まだまだある
よ、詩集刊行、P.V制作、全新曲ライブ、露出拡大、ファンクラブ設立、脱税、熱愛スキャンダル……きもの購入、猫の爪切り、パンク修理、等。 こりゃあ、風邪なんかひいてる場合じゃねーぞ。あれ? こんなにアクティブで大丈夫かね? もっと、こう、ダラダラした、センチメンタル野郎だったのに。しかし、まぁ、はしゃげるうちに、はしゃいどこう、ってくらいのもんで、なにしろ初めてバンド作った時みたいな新鮮さにあふれてるんだから。ありがとう インチキオルガン。ありがとう、これを読んでる君、俺ぁ やるぜ。 いっ、ぎしっ  いっ、ぎしっ。

 口はキスするためにあるのかと思ってたけど、やっぱ、歌うためにあったんだなあ。人間、生きて二万日、先の事などわかんないなら、自分の音楽をせっせと転がせ。人生は短いんだ、夢みたいな事ばっかり言いながら行こう!なんつって興奮してたら熱も37度5分。

「まあ、こんな時代ですから」なんてことをよく耳にしますが、関係ねーです。当人はもう、やみくもに喜んじゃってて、風邪ひいてるから訳わかんなくて、風呂にコンソメ入れちゃって、ゴミ箱ひっくり返して、チラシは三時までに持ってかなきゃなん
ないわ、予約の電話はバンバン鳴るわで、たまにはうなぎも食いてぇ、ってくらいのもんだ。 いっ、ぎしっ、F、F、

 それじゃあみなさん、風邪には厳戒態勢でのぞみ、毎日を本気で、無邪気に、平気で暮らし、5/20には不自然に浮ついた男を見て、「こいつよりはマシだな」と思ってもらえれば幸いです。

 いっ、ぎしっ…あっ、 飛んだ。 末筆失礼


---DM新聞/秘版『オグラのひみつ』Vol.2/2002.5月号より---

[2003年04月03日]
オグラのひみつ vol.1

 
どうも、こんにちはオグラです。

(その1)


突然の800ランプ活動休止から5ヶ月、けっこうゴチャゴチャ考えまして。

まぁ、休止の理由ってことになると全部で13個ぐらいあるんですが、そのうちひとつが最大原因って訳じゃあなく、小さな事がたくさん絡まって、バンド内部にある回転軸が止まっちゃったって感じかな。絡まったままダラダラ行く、って手もあるにはあったが、それじゃあ楽しくなさそうだし、ワクワクしてない奴の音楽なんて聞けたもんじゃありません。ならば、ここはひとつなんにも決めず休もうじゃないかと…。閑話休題、よく、「何でソロじゃないの?」って聞く人あり。僕の曲はひとりが似合うのかね?意外かもしれないけど、スクールボーイの頃、Sex Pistolsのライブ盤を聞いてバンドを始めたので、ソロって発想はそもそもなかった。音楽=バンドって感じで。

それに、ひとりじゃでっかい音は鳴らないんだ。そいで、まぁ、休止はいいけど、何すりゃいいんだ? たいした野望もないし、ひとりじゃなんにもできないし。しょうがない、アルコール依存症にでもなってひっそり暮らすか?と、ヘソを掻いていたら、あの日の事を思い出した。

夕暮れ時、いろんな事がうまくいかない弱冠19歳の僕は新宿高層ビルの下を歩いていた。すると聞こえてきたのは、でっかい手廻しオルガンの音色。いわゆるストリートオルガンってやつですね。車がヘッドライトをつけるかどうか迷う、あの魔法の15分、僕はドキドキしながらその不思議な音楽を聞いていた。メロディが切なくなる場所で、人形が太鼓とシンバルをいっせいに叩き鳴らす。カーニバルだ!「ちきしょう、なんだか、やぶから棒にいーなぁ。」涙があふれてきた。「こ、これをバンドにしたらどうだろう?」で、できたのが青ジャージであり、800ランプだったのかもしれないな。すっかり忘れてたけど、自分の原点はあそこにちげーねえ。

で、そいじゃあ、ひとつ、それやってみようかなぁと思いたった。でっかいやつじゃなくて肩掛けタイプのストリートオルガンを廻しながら歌うんだ。おっ、なんかいーんじゃないの?ワクワクしてきたぞ。自立するんだ! 自立を。

しかし現実は無情であった。調べた所、肩掛けタイプでも100万円近くて、ベース音が3つしかない。どーすんだ? アル中か? えーい、めんどくせぇ、自分で作っちゃえ!つって出来たのがチープでチンケなオグラオルガン。

ぶざまな勇姿をぜひ見に来てくれたまえ。たのむよ君、ハハハ。 末筆失礼


---DM新聞/秘版『オグラのひみつ』Vol.1/2002.3月号より---