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レギュラーコラム 小日向しえ

[2003年08月21日]
プレスタート連載(番外編)

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小日向選手、このところ家事に映画にキャンペーンにと多忙なため、
先日、雑誌「バァファウト!」で行われたリリー・フランキーとの対談を転載致します。(RRN編集部)

「巨乳で押していくっていうのがこれからの課題だね」(リリー)
リリー:(歌詞カードを見つつ)『夏の残骸』か。詞の感じに新婚の感じがひしひしと出てるねぇ。
小日向:そうかな? これは結婚する前から取りかかってて。カップリングが結婚した後の曲なんだけど。
リリー:なるほどね。サビの詞はいいんじゃないかな。この人まだ若いから、ロックやりたいって気持ちがあるんだけど、基本的に演歌の人なんですよ。
カラオケで泣ける歌を歌ってるときが1番上手いんだよ。もうちょっと落ち着いてくるとね、演歌丸出しの曲を歌うようになって、おじさんたちもガーってクるようになると思うよ。♪会いたくて抱いて恋しく〜て、みたいな。もう『夏の残骸—雪国編』みたいなさ。北に持っていこうよ。
小日向:やだなー(笑)。でも、カラオケでは昔の歌ばっかり歌ってるもんね。『You are My Only Shinin' Star』とかね。
リリー:『恋に落ちて』とかね。俺のイヴェントで、この人がよくカラオケで歌う曲を俺の弾き語りで歌って。お客さん号泣してたね。
小日向:泣いてないよ!
リリー:でもまぁいい傾向じゃないかな。やっぱだんだん大人になってきて、詞からカタカナが少なくなってきたしな。そのうち般若心経みたいに全部漢字にしてさ。前から言ってるんだけど、小日向が歌ったら180万枚くらい軽く売れそうな曲、俺持ってんだよ。ビクターが買ってくれないかな。
小日向:演歌系?
リリー:もっとね、朱里エイコみたいな、赤のサテンのドレスが似合う感じ。スタンド・マイクもって。
キャンペーンも新しいの考えたほうがいいと思うんだけど。例えば、レコード屋さんとかイベント・スペースに行くのじゃない方がいいな。
小日向:幼稚園とか?
リリー:市場とか。スーパーとかさ。昔の演歌の人がやってたみたいに、一件一件スナックで歌うとか。
今までに無いキャンペーンをしたほうがいいね。やっぱね、まだこの人のことが正確に伝わってないと思うんですよ。まず、巨乳であることをまだみんな知らないからな。出してこうよ、もう。
小日向:そう、だからさ、ワイドショーでこないだ(バスト)75って出てたじゃん?
リリー:俺すぐ電話したもん。そこは修正しろ、みたいな。
小日向:(笑)すごい心外だったんだよね、あれ。17歳くらいの痩せてた時ので。でも映画で出るよ、ちょっとだけ。
リリー:出し方にもよるんだよ。乳輪も少しだけ出しとけ。
小日向:いやいやいや……それは。
リリー:まぁ、巨乳で押していくっていうのがこれからの課題だね。そこをアピールすると、人妻だってのがいい方に転がると思うんだよね。ちょっとおしゃれなモデル出身の女の子と、面白い芸人が結婚しましたってのは気持ちいい話じゃないからさ。そこで終わっちゃだめなんだよ。「なんかムンムンしてきたな、あいつ結婚して良かったな」みたいな切り替えがほしい。もっとこう、ペロンとした、谷間がプルっと出たようなドレスで、グラスとか持って、紗が掛かったようなジャケがいいと思うよ。
小日向:うーん。お金に困ったらします。
リリー:困らないために今出すんだよ!
困ってから出したときはもうニーズじゃないんだから。この人のイメージって、ちょっとキッチュでコケティッシュでかわいくて、って『olive』の匂いがまだ付いてるんですよ。それを完全エロにシフトしていく!
そうなるとね、歳上の層が付いてくると思いますよ。
お金がいっぱい入ってくるぞ、お前。
小日向:お母さんが幸せになれるかも、そしたら。
リリー:あ、いい。今のエピソードはいい。あとお前、旦那の弁当作ってるんだもんな。それナイスなエピソードじゃん。CMくるかもしれないよ。ランチ・ジャーかなんかの。今どき誰も使ってないか。
barf:毎日お弁当作ってるんですか?
小日向:作らなきゃいけないときは毎日ですね。
リリー:でもなぁ、「いってらっしゃい」つって見送っても、ダンナはホントはもう全然仕事がないから公園で食ってんだよ。
小日向:(爆笑)もう! 違うよ!!


「音楽で尖ったものやってても、おうちのことはおうちのことなのでって感じ」
(小日向)
小日向:リリーさんとは、結婚する以前から(ピエール)瀧さんと旦那さんと私とで飲んだりしてたよね。
リリーさんはなんか、お友達のようでもあるし、一緒にいると安心もするし。
リリー:だからねぇ、いくらダンナが親友でも「嫁に出した感」ってのはあるな。だから、結婚するってなったときに、嫁に行ってもいいけどセックスはするな、と。それはまだどう考えても早いじゃん。
まだ23だしな。
小日向:パパさんみたい。
リリー:キスもダメ。ペッティングはいいんですよ。
そこだけは譲ろうじゃないか、と。
小日向:どうしたらいいのかわかんないですね(笑)。
リリー:でもまあ結婚っていっても、瞬間は特別のように感じるけど、心境の変化はないでしょ。
小日向:うん、普通だね、全然。でもね、恥ずかしいことするのはやめようって思いました。
リリー:自分一人が恥かくんじゃないもんなぁ。俺もそれね、付き合うねーちゃんに毎回言われんのよ。
コーマンの話とか書いてるとさ「私のこと書いてるみたいじゃないのよ!」って。その時は叱るけどね、「俺は20年間下ネタで生きてきたんだぞ」と。この俺が急にアロマテラピーの話とか書き出しても一銭にもなんないんだから。でもね、相手にしてみればそう思うじゃん。「コーマンバリバリ」みたいなこと書いてると「やっぱやってんの?」なんて言われるだろうしね。
小日向:男の人はいいんですよ。女性との床の生々しいところをネタにすんのも、それが芸風だったら。
でも女の人はそうはいかないじゃないですか。
リリー:そう、だからこいつは偉いですよ。結婚して麻薬をピタリとやめましたから。
小日向:(笑)やめてよ、もう!! やってないですから! でもね、淋しんぼうなんで、おうちに旦那さんがいると楽しいですよ、やっぱり。あとは家事が倍になったのが楽しい。こないだカレーパン作ったんだよ。すごくない(笑)? 前の日がドライカレーだったんで。旦那さんも持ってってたよ、カレーパン。
リリー:前の日のカレーでカレーパン作るのはいい嫁だねえ。ダンナも芸人の人達に「ヒューヒュー」とか言われてんのかな。で、やっぱ弁当にも海苔とかで「死ね」とか書いてるわけ?
小日向:なんでだよ!(笑)こないだね、ちょっとカワイ子ぶって、ケチャップでハートとかしたんだけど、フタ開けたらつぶれて返り血みたいになってた(笑)。でもごはん作るの楽しいですよ。私ね、家事に振り回されたいっていうか、「あと10分で出なきゃなのに洗濯しないと」みたいな感じが大好きなんですよ。
リリー:「嫌いなタイプの男は自分でなんでもやっちゃう男」って前から言ってたもんな。
小日向:あと、家事を重いとする男。自分では当たり前でやってるのに「お前、母ちゃんみたいだな」とかって言う人が好きじゃなくて。わたし出番ない、みたいな。うちのママが家事が出来る人で、男の人は外で働いてきて、女の人はおうちの中で仕事っていうのが普通だとずっと思ってきたから。別に女の人が家事をしないのを嫌だとか思わないし、しろとも思わないんですけどね。
リリー:最近は家事も出来ない、料理も作れない、SEXも上手くないって女多いもんな。昔は、料理上手は床上手って言ってたんだけどさ、そういう女が珍しいっていうのが良くない状況なんだよね。
「お互い働いてるからフィフティ・フィフティで」とか、そういう共同幻想がありますけど、そういうこと言う女に限って適当な家事やSEXしそう。大体わかりますからね、俺は。初対面で乳輪の大きさがどれくらいかってのもわかりますから。
小日向:恐いですね(笑)。
リリー:でも生活に前向きじゃない人が作るものって作品としても薄っぺらくなるじゃないですか。なんか女のミュージシャンって、みんながみんな、中途半端なジャニス・ジョプリンを目指してて。不良にもなりきれてなくて、壊れきれてもないのに「家事とか、そんなんじゃないじゃん? ロックンロール!」みたいなウザいバカがいるでしょ?
小日向:それとこれとは別なんだよね。音楽で尖ったものやってても、おうちのことはおうちのことなのでって感じですね。でも好き嫌いも、向き不向きもあるだろうから、それが上手く噛み合ってる人と結ばれれば幸せになるだろうし。私は、たまたまそういうのを任せてくれる人と出会えたんでしょうね。
彼は何もしないですからね。
barf:リリーさんはどういうタイプが?
リリー:体調によって替わりますね。テンション高い時はエロエロな巨乳がいいなと思うけど、弱ってる時は心の優しい女がいいと思ったり。でも、タイプってどんどんなくなりますよ。いろんなかわいさが感じられるようになるからね。人生は歳取ってからの方が絶対楽しいよ。でも、「コーマン矢のごとし」って言ってね、これ中学のときから言ってて全然流行んないんだけど、女はすぐ歳をとるって格言なの。
小日向:私ね、歳取るのが早かったんだよ。小学5年生のとき子供料金でバス乗ろうとしたらすごい怒られて、高校生のくせに図々しいって言われたくらいだから(笑)。成長が止まってんのかもしれない。
リリー:でも、ここんとこキレイになりましたよ。
昔は若い女のギトギトした感じがあったけど。でも早く30になったほうがいいと思うんだけどね。30になったらいい味のエロさが出ると思うんだけどなぁ。
小日向:またそっち(笑)? でも30歳か。子供とかいるのかなぁ。
リリー:おまえが産休で休んでる間、俺は < ビクター > でデビューするから。ムード歌謡で。
小日向:(笑)やりなよ! やった方がいいよ、絶対! でもさ、リリーがモー娘。とか抜いたら日本は病んでるよね。
リリー:今ね、タイミング的にはキてると思うけどね。でもまだだね、爆弾とかガンガン落ちる国になったら確実に売れると思うんだけどね。そういう末期的な現象がおきる。
小日向:じゃあ芸能事務所とかやれば?
リリー:かわいいコが俺の事務所にいるってこと?
落ち着いて仕事できないなぁ。ホレるよね、普通。
小日向:男も上がるよ、きっと。活性化されるんじゃない?
barf:それでリリーさんが小日向さんをプロデュースする、と。
リリー:次回作は多分俺でしょうね。
小日向:やってもらって印税何銭とかだったら申し訳ないですからね、ちゃんと売れて土台作ってから頼みます。
リリー:でもまぁ、「この人は魅力的だな」とか「才能があるな」って人は、友達でもいずれ自然と仕事するようになるからね。いずれは小日向にビル建ててもらおう。
小日向:ビル建てて芸能事務所やりますか(笑)。
リリー:すごいエロなプロダクションな。


バァファウト!」9月号よりスタートした新連載
「美女か野球 〜リリーの部屋〜(第1回ゲスト 小日向しえ)」より。